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#60-3 農業の被雇用者は何歳が多い?

前回のまとめで、想像よりもここ5年間の雇用者数が減っていることがわかりました。

では、どのような人が従業員として働いているのでしょうか。
今回は年齢別、性別の常雇用者数を見ていきます。


男女で傾向が異なる常雇用(大阪府)

年齢別の被雇用者数(常雇用)

被常雇用者数を年齢別にみたのが上の図です。

どの年代も合計50人程度で総数に大きな違いはありません。
しかし、男性と女性で年齢の分布が異なります。

男性は20代から30代の若手と、65歳以上で多くなります。

女性は40代後半から60歳にかけてが多くなっています。

全国でも同様の傾向に

では全国はどうでしょうか?

年齢別の被雇用者数

全国でも男性は20代から30代が多い傾向があります。
女性に関しては40代以降が多いものの、そこまで大きな差ではありません。

大阪の特徴とその原因を考える

大阪と全国の特徴を比較すると次のように考えられました。

大阪と全国の常雇用の傾向(2020年)

大阪はなぜそのような傾向になるのでしょうか。

①男性の傾向は親元雇用の影響が大きい?
→20代~40代前半:息子は親の経営の元で雇用として入っているパターン、→65歳以上:定年してから実家の農業に入り、親の常雇用を受けているパターン
が多いためため65歳以上の男性が増えているのではないでしょうか。

②女性は子育てのパートが多い?
大阪では45歳以降の女性で人数が多くなっています。子供がある程度手がかからなくなっき、経済的にもそれまでよりは少し余裕が出てきて、「農業に触れてみたい、働いてみたい」という人が多いのでしょうか。

ただ、全国だと20代での男女比が近しく、若い女性の雇用がより進んでいることが感じられます。

今回まとめてみた感想としては、
思ったより若い年齢多い!そして全国だと女性が多い!

みなさんはこの数字をみてどう思いましたか!?

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