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映画感想

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#今年のベスト映画

映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」スパイダーマンのマイルズとグウェン×続編×期待

映画「スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース」スパイダーマンのマイルズとグウェン×続編×期待

○去年観た映画で続編が気になる作品の一つ。前作はマイルズが主役だったが、今作はグウェンの過去も掘り下げられてダブル主人公だった。気になる場面で終わったし、まさか続編ものだと思わなかったので映画が終わったところで驚いた。続編は気になるマイルズとアース42のマイルズが出てきて、敵対するのか味方になるの分からない。演出的にめちゃくちゃ気になる。前作で登場したスパイダーマンと本作でマイルズに好意的なスパイ

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映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」口コミ×シアター大×年末年始の観客

映画「鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎」口コミ×シアター大×年末年始の観客

○年末年始になっても、かなり人が入っていた。大きなシアターを割り当てられているから、かなり動員が期待できるのだろう。口コミで広がるタイプの作品でら君の名は。みたいだなあと思った。内容は昭和30年でかなり残酷で救いがないだけに不思議ではある。ただ、鬼太郎が誕生する明確な場面があるから鬼太郎0みたいな印象である。公開週にわたしは観にいったが、客はまばらだったように思うし、座席もある程度自由に取れた。今

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映画「マイ・エレメント」ウィッシュとの違い×恋愛ストーリー×等身大のキャラ

映画「マイ・エレメント」ウィッシュとの違い×恋愛ストーリー×等身大のキャラ

○ウィッシュがかなり賛否両論みたいで、わたしも思うところがあるがら本作は分かりやすい恋愛ストーリーになっている。エンバが徐々に自分の気持ちに気づいていくのが丁寧に描かれていた。細かい描写が有るから終盤の展開に感動できたと思う。恋愛と家業、ある意味で究極の二択なんだけど、それを上手くまとめて共感させるようにしているからハッピーエンドで納得できた。キャラが等身大でわたしにもあったかもしれない可能性を示

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映画「グリッドマンユニバース」グリッドマン×ダイナゼノン×伏線回収とガウマ

映画「グリッドマンユニバース」グリッドマン×ダイナゼノン×伏線回収とガウマ

○グリッドマンとダイナゼノンが活躍する。観る前はグリッドマンの伏線回収かと思ったら、ダイナゼノンの伏線まで回収するわ、新しいグリッドマンユニバースという設定は出すわ、今までの外伝もユニバースに含めるわでめちゃくちゃお腹一杯になる作品だった。グリッドマンは言わずもなが、ダイナゼノンの別れをしっかり表現するのは恐れ入った。ダイナゼノンは終盤まで中々に盛り上がらなかった印象があるから、ガウマ関連がすべて

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映画「すずめの戸締まり」2023年×コメンタリー×満月

映画「すずめの戸締まり」2023年×コメンタリー×満月

○すずめの戸締まりの舞台は2023年で、観たのが2022年だから、震災からの年数で合わないと思っていた。しかも9月29日の満月が重要なファクターとは気づかなった。今年はコメンタリー付きで映画が観れたから設定が分かって理解が深まった。さらにエンドクレジットでは劇場限定でコメンタリーがあったりとかなり贅沢な仕様だった。すずめの戸締まりも公開からかなり経って、Blu-rayも販売されているが、劇場は割と

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映画「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」チョコレート×母との約束×本当の仲間の証

映画「ウォンカとチョコレート工場のはじまり」チョコレート×母との約束×本当の仲間の証

○ウォンカがチョコレートにこだわるのが母との約束なのが良かった。変にひねったものではなく、分かりやすい。しかも、序盤で描写されるから、その後の展開にもすっと入っていける。なぜそれほどチョコレートにこだわり、挫折しても諦めないのは母との思い出。最後に母に作ってもらったチョコレートを仲間と分け合うのもウォンカらしい。理解しあえる仲間として認めたということだから。

○ウォンカをリクルートしないのはなぜ

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映画「劇場版 SPY×FAMILY CODE: White」ファミリー向けの映画×アーニャ×アクション

映画「劇場版 SPY×FAMILY CODE: White」ファミリー向けの映画×アーニャ×アクション

○ファミリー向けの映画なの?家族向けなのは間違いない。アーニャはかわいく、子供が笑えるシーンもある。今回はアーニャとボンドの出番が多いから子供が感情移入できるし、旅行がストーリーになるのでワクワクする。しかし、大人でも楽しめる。ヨルの戦闘シーンやロイドの潜入活動があり、アーニャとはまったく違うシーンになっている。こーゆー大人と子供が楽しめるアニメは中々ないからこれから定番アニメになるかもしれない。

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映画「正欲」普通の人生とは何か

映画「正欲」普通の人生とは何か

○稲垣吾郎さんが演じる検事は普通の人生を子供に歩んでほしいという。それは自分自身の人生に重ねていて、最後には自分が思っているその普通の人生から外れてしまう。子供のやることに否定的であり、妻とも不仲。逆に普通そのものに悩んでいた夏月はどんなことがあっても夫を待っている。人生とは何か。検事は普通と言っていたが、普通そのものは曖昧で、だが世間では同調を求めることに近い。そのギャップがある。

○普通とは

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映画「GRIDMAN UNIVERSE」これを観ればグリッドマンユニバース

映画「GRIDMAN UNIVERSE」これを観ればグリッドマンユニバース

○ヒーロー好きなら絶対観るべき。グリッドマンとダイナゼノンの合作というか合流する作品なのだけど、2つの残された伏線をほぼすべて消化して、バトル盛り盛りな作品になっている。グリッドマンユニバースの真実、二人の主人公のその後、大円団なエンディングなど素晴らしい作品になっている。

★グリッドマン好きなら、絶対に観るべき作品です。何と言っても、グリッドマンのアクションが映画ならではの表現で最高でした。グ

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ディズニー100周年記念 映画「ウィッシュ」ディズニー100thの作品の意義と開幕のショートアニメ

ディズニー100周年記念 映画「ウィッシュ」ディズニー100thの作品の意義と開幕のショートアニメ

○ディズニー100thの作品の意義。それは開幕のショートアニメに集約されていた。今までの作品のキャラが出てきて、躍動感ある動きをしていた。正直キャラが豪華すぎてこちらが本編かと思うぐらいだ。かと言って、ウィッシュがダメというのではなく、吹き替えのアーシャの歌がすごく印象的だった。現状を変えてみる勇気とやる気。それは開幕アニメにも言える。すべてのキャラクターが歌いながら夢を叶えようとする姿がディズニ

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