◼️就活面接対策◼️ よく聞かれる質問「どのくらいの分量を話せば良いのか」についてのアンサー
こんにちは!
キャリアカウンセラーの小坂(おさか)です。
本日は、私が就活の面接対策をしていて、
よく聞かれる質問に回答したいと思います。
その質問とは、
面接において、どのくらいの長さ・分量で
話せば良いのでしょうか?
というものです。
確かに、
学生さんに面接の反省点などを聞くと、
「ついつい長く話しすぎてしまいました・・」
「話す長さは1分以内を心がけているのですが、
それで良いのでしょうか?」
という、話す量の調節がうまくできなかったために
面接官との会話がうまくいかず、
言いたいことが伝わらなかったと
反省している学生さんが多いようです。
この悩みに対して、巷では、
1分で話せとか、何文字程度で話してください、
というアドバイスがよく見受けられます。
ですが、このような
就活面接のためだけのテクニックに終始するのは、
私は本質ではないと感じています。
私からは、
「どれくらいの分量を話せば良いのか」
という質問に対しては
ある決まった時間や文章量で回答しましょう、
とはアドバイスはしていません。
そうではなく、
面接官にとって
体感時間が短くなるような話し方をしよう、
と言う表現でアドバイスをしています。
これは言い換えると、
面接官が次に聞きたいと思っていること、
興味を持っていると思われることに沿って
話してあげるということです。
ついつい就活生がやってしまうのが、
自分のアピールポイントをとにかく短い文章に
詰め込んで面接官にぶつけてしまうパターンです。
これをやってしまう気持ちはよくわかるのですが、
面接官に全く響かなかったり、
会話が空回りしたりして
たくさん話したのに大事な部分が何も伝わらない
という悲惨な結果に終わることもよくあります。
そうなると、
もはや自己PRではなく、事故PRという
苦い思い出になってしまいます。。
たしかに、自分が興味のないこと、
聞きたいと思っていない話を聞かされる時間は、
長く感じると思ったことはありませんか?
例えば、
校長先生の話について考えてみてください。
校長先生の話は、なぜ長く感じるのでしょうか?
実際に話されている時間も長い、
というのもあるかもしれませんが。。
より本質的には、
自分にとって興味のないことを延々と話されるから
体感時間として長く感じるのではないでしょうか?
(校長先生、ごめんなさい・・)
ですが逆に、
引き込まれる話、興味のある話をされたなら、
自分の体感時間は短く感じます。
この引き込まれるような、
次の話を聞きたくなるような話し方というのが、
聞き手が聞きたいと思っていることを話す
ということです。
そうしてあげると、
聞き手は、スムーズに話を整理することができ、
聞き手のペースで話を聞けている感覚になります。
この状態であれば、
多くの文章を、たくさんの時間で話そうが、
聞き手の体感時間としては短く感じられます。
つまりは
相手が次に聞きたいと思われる情報を追いながら
話すことを意識すると良い、ということですね。
このアドバイスはふわっとしているようですが、
巷にある、文章量や話す時間の調整に比べると
実践的なアンサーだと私は思っています。
そもそも
面接官によっても、会話のペースって違いますよね。
長い文章で話して欲しい人なのか、
短い文章のやり取りを好む人なのか、
会話の間に間ができると気まずい人なのか、
会話の間があくことは特に気にしない人なのか
まずは目の前の面接官が、
どのようなタイプの話し方・聞き方をするのかを
しっかりと観察すること。
そして
面接官が聞きたいと思われることを話し、
会話のリズムを合わせることができれば、
話した分量や時間の大小は
そもそも問題にならなくなるのです。
また、少し話は変わりますが、
こんなことを言う学生さんもちらほら見かけます。
「面接官が質問しやすいように、
あえて具体的に話しすぎないようにして、
質問を誘導しています。」
いったいどこでそんなことを覚えたんだ?
と思ってしまいますが、
この考え方が的外れなことはわかりますよね。
面接官が聞きたいことを、
聞きたいタイミングで話せていない。
この時点で、
会話がスムーズにできていない、
コミュニケーションがうまく取りづらい
と思われてしまうのですから、完全に逆効果です。
大事なことは、
面接官との会話を
コントロールしようとするのではなく、
面接官と会話のペースやリズムを合わせること。
これを意識して実践できれば、
緊張する就活の面接においても、
自信を持って臨むことができるでしょう。
今日は、
面接対策においてよく聞かれる質問
「どれくらいの分量を話せば良いのか?」
について、私なりの回答をさせていただきました。
ついつい、
自分の言いたいことを全て言いきらないと・・
とにかくたくさんアピールしなきゃ・・
と思うと、
聞き手である面接官を見失いがちになります。
自分が言いたいことを言う、ことよりも
面接官が聞きたいと思っていることを言う
方が会話は円滑になります。
会話がスムーズに流れることで、
面接官の印象も良くなり、
次の面接にもつながりやすくなります。
また、
相手が聞きたいことを意識しながら話すことは
就活面接の場以外でも使える
コミュニケーションスキルでもあります。
現在就活をしている方は、
この就活の機会を活用して、
社会で活躍するためのコミュニケーションスキルを
高めることも意識してみて欲しいです。
今日はここまでです!
読んでいただき、ありがとうございました。
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