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仕事は、その人の表現だと思う

こんばんは。

大阪府淀川区を拠点に活動している、
キャリアカウンセラーの小坂(おさか)です(^-^)

今年も、24卒の新卒就活生の相談が、
かなり増えてきました。

近年は、就活が早期化しており、
大学生の方では3回生の6月から
就活スタートした人が多いようです。

大学が就活のための準備期間になってしまうのは
本来の大学の目的とは違うため、
モヤモヤするところはありますが、
この傾向は続いていくんでしょうね・・

就活生と話をする中で、
こんな悩みをよく聞くことがあります。

「自分のやりたい仕事がわからない」

毎年恒例の、あるあるの悩みですね笑。

仕事について真剣に考えれば考えるほど、
よくわからなくなってくるという
学生さんも多いようです。

自分のやりたい仕事とは何か?

これは、
社会人になって働き始めてからも悩み続ける、
永遠のテーマのような気もします。

そもそも働くとは何か、
という捉え方もひとりひとり違いますからね。

そこで今日は、
そもそも仕事って何?
仕事をするってどういうことなの?
ということについて考えてみたいと思います。

なぜ私たちは仕事をするのか?

まず、
なぜ私たちは生きていく上で仕事をするのか
ということをとりあげます。

社会の中で、仕事をしながら生きている。

こんなに当たり前のことなのに
私たちはなぜ生きていくうえで仕事をしているのか
よくわかっていません。

このテーマを考えるために、
そもそも仕事がなぜ生まれたのか?
というところから考えてみたいと思います。

そもそも仕事は、
自然界にあったものではなく、
人間が必要に応じて作り出したものです。

諸説はありますが、
私たち人類は進化の過程で
社会を構成して共生することで
種を繁栄させてきました。

そこで、
集団生活を円滑にするための仕組みが必要となり、
必要な機能として一定の役割をつくり、
それを人に任せて分担することで
集団機能を管理する
というやり方を採用したのです。

生きていく上で、仕事をすることになるのは、
社会に参加して生きる私たちひとりひとりに、
何らかの役割が与えられていらからなんですね。

仕事をするとは、どういうこととか?

さて、ここからはいよいよ
仕事をするとはどういうことか?
について、考えてみたいと思います。

一言で仕事をするといっても、
職場環境や業種によって
働き方も大きく変わってきますよね。

会社という枠組みの中だけで考えてみても、
経営企画、人事、営業、製造、研究開発など
多様な仕事があります。

ですが実は、
この問いに対する、
私の中での1つの結論はもう出ています。

私は、仕事をするということは、
その人の表現だと考えています。


もっと具体的にいうと、
自分と社会がどうつながっているか、
社会における自分の役割は何か、
を表現する手段だと考えています。


もともと仕事は、
社会生活を送るために必要な機能として
人が作り出したことは先ほど述べました。

仕事は、
神が作ったのではなく、人間が作ったもの。

ということは、本質的に、
「この仕事はこうしなければならない」
という制限はないはずです。

つまるところ仕事は、
社会生活の維持と発展による種の存続、
という大目的を達成するための
手段に過ぎないからです。

ところが、雇用という仕組みによって、
この関係は見えにくくなってきます。

会社員という仕事であれば、
ある会社が決めた仕事の内容に従って
働くことになります。

その仕事の内容が、
自分の心にしっくりくるならいいのですが、
そうでない場合は、
メンタル不調に陥る可能性が高まります。

会社という仕組みによって、
その人から表現方法が奪われていく。

表現を奪われると、
ただの意思を持たない歯車になってしまいます。

マシーンのように、決められた動きを
決められた通りに実行することが
仕事ではありません。

社会に対して何らかの価値提供を行い、
自分の役割やアイデンティティを表現することが
仕事をする、ということなのです。

表現方法は、ひとつじゃない

仕事はその人の表現、ということは、
同じ仕事をしていたとしても、
人によってその仕事への取り組み方が違う、

すなわち、表現が違うということになります。

私が前職で働いていた時、
印象的だったことがあるので、
その時の話をしたいと思います。

毎朝、出勤時に会社の入口を通っていたのですが、
そこでたまに掃除のおばちゃんと
すれ違うことがありました。

そのおばちゃんと目が合うと、
おばちゃんは誰に頼まれたわけでもなく
「おはよう!今日も頑張ってな〜。」
と言ってくれていました。

それを聞くと、朝の少し憂鬱な気持ちもうすれて、
不思議と元気が湧いてくるのでした。

また、取引先の方が来社された際、
こんな話を始めにされたことがありました。

「さっき入口で清掃員の方に挨拶されましたよ。
明るくて感じの良い方でしたね。」

ということが話題になったこともあり、
私自身驚いたこともあります。

おばちゃんの仕事は、
会社の中を清掃すること、ただそれだけです。

ですが、おばちゃんは
清掃以上のことをやっている。

おばちゃんなりのやり方で、
自分にできることをやって
人や社会から感謝されている。


素敵な仕事であり、
表現方法だなと思いました。

同じ仕事だとしても、
その仕事にどう取り組むかという
表現方法は人によって異なります。

惰性で仕事をしていたり
指示されたことだけをやるいう人もいれば、
自分で工夫してみたい、
もっと自分の仕事で喜んでもらいたい
という思いで取り組んでいる人もいるでしょう。

つまりは、どんなふうに働くのかは、
あなたのあり方次第なのです。

まとめ


今日は、
「仕事は、その人の表現方法である」
ということについてお話ししました。

ひとりひとりが、
自分にできることや得意なことを活かして
誰かの困りごとを解決している。

それがつながって社会が成り立っているの
だと思います。

まずは、
自分らしい表現方法はどんなものか、
明確にすることが大切です。

仕事選びの本質は、
何の仕事をするかよりも、
どのようにするか(表現)ではないかと
私は思います。

自分の手で、
自分の生き方を決めて生きるために。

あなたは、どんな表現を選びますか?

今日はここまでです!



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