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【読書】アイドル、やめました。AKB48のセカンドキャリア

セカンドキャリア

今の人生から新たな挑戦をしたい人にとって勇気のもらえる1冊だと思う。

この本との出会い

本屋でふらふらと本を眺めていると、「アイドル、やめました。」という文字が目に入ってきた。「そう言えば、この本何年か前にテレビで紹介されていたな」と思い出し、手に取る。数ページ見ると面白そうと思い、購入してみた。この本が私のセカンドキャリアに勇気を与えてくれるとは知らずに。

セカンドキャリア

この本を読むまで、セカンドキャリアという言葉のイメージは、定年退職や女性の出産育児後などライフステージが変わった後のキャリアを指すと思っていた。

そのイメージで読むと、あまりにも早すぎる彼女たちのセカンドキャリアを読むこととなる。ただ、この多様な社会の中でセカンドキャリアという言葉の定義が変化しているような感覚にもなった。実際に転職サイトなどにも「年齢に関係なく、業種や職種などを変えること」を示す言葉も多い。

そう思うと、今私自身、転職をしようと思い行動しているからこそ彼女たちの第2の人生を知りたいと思った。

また、この本を読んだことで自分のキャリアについて考えるきっかけになった。

彼女たちの人生

アイドルという言葉を耳にすると、キラキラした世界で笑顔で歌って踊る姿を想像する。ただこの本では、その彼女たちのアイドルになるまでの人生やタイトル通りアイドルを卒業した後の人生について綴られている。

その中では、輝かしい功績だけではなく、芸能界という特殊な世界で生き抜く中での心の葛藤、そしてアイドルを卒業し新たな人生を踏み出す決断する経緯や勇気を出した姿が8人の元アイドルの人生が描かれていた。

この本を読んで、アイドルであった彼女たちにもその後の人生があるのだと当たり前なことを漠然と思った。小説のようにキリのいいところで終わらない。第2幕、3幕と続いていく。

そして、8人の元アイドルの心の中は、ごく普通の女の子と何も変わらない。アイドルという特殊な職業をしていただけで一人の人間として人生を切り拓いている姿に共感するとともに勇気づけられた。

最後、読み切ったこの本を見ると、響いた言葉を示す付箋がたくさん貼られていた。このnoteを書いているこの時間も彼女たちの人生は紡がれて、この本のおかげで彼女たちの人生に繋がれたと思うと感慨深い。そして彼女たち以外にも私や今こうしてこのnoteを読んでいるあなたの人生も一歩一歩進んでいると思うとこの瞬間を大切にしようと思える。そんな1冊だった。

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