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この春はにんじんで「肝」の不調を乗り切る!【にんじんのマッシュサラダ】

最近の推し野菜、にんじんについて書きます!
もともと栄養価が高く、優等生のにんじんですが、
春は特におすすめしたいポイントがたくさんあります。
ぜひ皆さんもにんじんに目を向けてみてください❥


春は「肝」「目」の不調に注意!

東洋医学の考えで「春」は、
五行の「木-もく」に属する五季です。

そして春は、同じ「木」属性の五臓である、
「肝-かん(=気の巡り・自律神経、蔵血機能)」
に負担がかかりやすく、その働きが弱まると、
「目」に影響が出ると言われています。

肝の働きが弱まると、蓄えている血が不足してきて
目に栄養が行き渡らず、眼精疲労や乾き目など
目の異常(=開竅)が現れます。

目の不調を感じたら、「肝」が弱っているのかもしれません!
(怒りっぽくなったり、自律神経の乱れにも注意が必要です。)

目の不調には、にんじんで対抗する!

そこで注目したいのが、にんじんです!
にんじんにはプロビタミンであるβ-カロテンが豊富に含まれています。

◇β−カロテンの働き
■目の働きを助ける◎角膜を正常に維持
■抗酸化作用がある
■皮膚や粘膜を健康に維持
※粘膜が正常に機能=免疫力◎

はい、目の味方であることが一目瞭然ですねー。
そして、その他の栄養素も多く含んでおり、
私は、葉酸が豊富であることにも注目しています。

◇葉酸の働き
■ビタミンB12とともに赤血球の生産(造血)を助ける
■幸せホルモン・セロトニンの生産を助ける
《セロトニン》
・イライラを抑制する
・自律神経のバランスを整える

肝が弱ると、
◆疏泄(気を巡らせる)の機能が弱る→気虚・自律神経の乱れ
◆蔵血(血を蓄える)の機能が弱る→血虚(血の不足)
にもなりやすいので、にんじんはそこも助けてくれるんですね!ありがてぇ…!

にんじんを手軽に食卓へプラスワン!

そんな春の不調対策にピッタリのにんじん。
より栄養吸収を効果的に、
でも簡単に、美味しく取り入れたいと思って
私が頼りがちなレシピをご紹介します!

にんじんの和風マッシュサラダ(調理時間 約6分)

◇材料(小鉢2つ分)

にんじん 1本
かつお節 適量
煎り胡麻 適量
マヨネーズ 大さじ2
※苦手な方はオリーブオイル 大さじ1でもOK
しょうゆ 少々
ブラックペッパー 少々

◇作り方と解説

綺麗に洗ったにんじんを皮つきのまま乱切り
容器に゙蓋して電子レンジ(600w)で3分チンで柔らかく!
※蒸した感じにしたいので水気は拭きすぎなくてOK
※作る量によっては時間をプラス調整してください

にんじんは皮付きの方が栄養価が高い!
食物繊維量もアップして、食べごたえも◎!
(ついでに皮を剥く手間も省ける。笑)
フォークで潰す!おりゃおりゃ!
そしたらかつお節と白胡麻を混ぜる
(蒸して出てきた水分を吸ってくれます)

茹でて加熱すると葉酸やビタミンCなどの
水溶性ビタミンは流出してしまうので
レンチン調理がおすすめです!
出た水分もかつお節で逃さない!

※参考※
にんじんのビタミンC残存量(%)

茹でる(3〜7分、ゆで汁なし):15±1.6(標本数4)
炒める(3〜10分):70(標本数2)
電子レンジ(2分):98(標本数1)

農業・食品産業技術総合研究機構
食品中のビタミンCの調理による残存率より抜粋
マヨネーズ大さじ2(おおよそ)と
お醤油をちょろっと(ティースプーン弱くらい)を
入れて混ぜ混ぜ

これが大切!
脂溶性のビタミンA(β-カロテン)は
油と一緒に食べると吸収率がアップします!
ちなみに白胡麻も油分があるので組み合わせ◎

かつお節で旨味を足してるので
醤油はをちょこっとで美味しく食べられます(減塩)
よそったらブラックペッパーと追い胡麻トッピング
(ちなみに撮影用で小皿によそいましたが
普段は容器のままドン!で食卓です…ずぼら…)

ブラックペッパーでアクセント!
ほんの気持ちだけ「熱」の食材を入れてみました(笑)

こんな感じです!(ざっくり!)

かつお節→韓国のり
マヨネーズ→胡麻油(大さじ1)
醤油→鶏ガラスープの素(ひとつまみ)
ブラックペッパー→辣油(ほんとに少し)
にすると中華風で違った味わいにもなります!

ツナ缶を混ぜたり、
ゆで卵を一緒に潰したりしても
美味しいですよ!

にんじんで美味しく気持ちも晴れ晴れと!

私の最近の推し野菜、いかがでしたでしょうか?
ちなみににんじんの

五性は「平」
五味は「甘」
帰経は「肝」「脾」「肺」

です。
「脾」と「肺」に効くのは、
β-カロテンの「粘膜を健康に維持」に関係してるのかな?
東洋医学・薬膳、奥深くて面白い…(しみじみ)

また、他の推し野菜についても書いてみたいなぁ。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました!



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