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情熱論

情熱、が大事だ、と偉そうに書き連ねていたけども、もしかしたら本当の情熱というのは、今までの人生で俺が感じてきた物、とはまた別のところにあるのかも知れない、とも思い始めた。 俺の中にいた、ザ・情熱、と言えばふんどしを履いて燃え滾る炎を囲むような、そんな存在だった。だから、圧倒されるような大きな言葉を吐いたり、冬なのに2リットルの汗をかいたり、とか、そんなところに情熱がある気がしていた。 でも、本当の情熱はそんなことではないような気がしてきた。もしかしたら情熱は、燃え滾る炎な

    • 走り出したい

      とても、すごく、感動する音楽。熱いのにクール。押し付けがましさもなく、ただただ通り過ぎる、そこにいる、軽やかなステップ。それなのに圧倒される。ジリジリと伝わる、計り知れない情熱。これしかないんだと、言わなくても叫んでる。サブスクで聴いて、ダメだ!と思い、全速力でCDを手に入れた。一言一句、一音一瞬、無駄にせぬよう、浴びれるよう。こんな気持ちは久しぶりだった。言葉と音の調和、スピード感。一朝一夕では到底成し得ない領域、地力、若気の至りなんかでは、たどり着けない、知力。物凄く久し

      • 続続・「カンペキな夜更かし」

        今日の話。 朝7時頃起床。 顔を洗って、パンを焼いて、コーヒーを入れて、洗濯機を回して、ウダウダしてたら大体一時間くらい経つ。 8時頃には机に向かって、ギターを手にとったり、新しい音楽をDIGしたりする。 これが大体休みの日のルーティン。とはいえ根っこがダラダラ人間なので、こんなに綺麗に始まらない日多数。机に向かってもどうでもいいYouTubeを見て一日終わること多数。 昨日は、体調が回復して、久しぶりの普通のオフだったので、まずは荒れ果てた部屋の片付け。制作スケジュールの

        • 続・「カンペキな夜更かし」

          「カンペキな夜更かし」 そんなタイトルの日記を、一週間前に雨も滴る夜更けに、何故か、外で書いていた。 その日は、というか、今年に入ってから、かなり浮かない生活が続いていて、一難去ってまた一難とでも言うべきサイクルが続いていた。そんな中でカセットのリリースがあった。(これに関してはまた別途詳しく) このリリースに関しては色々な部分で挑戦をしていて、 サウンドやデザインも極限まで理想を追求したし、リリースの仕方も今までとは変えた。大袈裟かもしれないけどこの作品がどう広がるかが今

          やっぱり

          音楽家なら、音楽で勝負してくれ! 色々あるけど、以上

          10年

          今月の半ば、吉祥寺プラザという映画館で、映画を観てきた。もう俺が産まれるよりずっと前からある老舗なんだけど、今月いっぱいで建物の老朽化によって閉館になってしまう。 吉祥寺はバンドの練習で毎週(それ以上)通っていた。吉祥寺プラザの屋上にはバッティングセンターがあって、上京した頃初めて組んだバンドのメンバーと遊びに行ったり、何かと思い出がある。バンドを解散した後も、向かいにあるスタジオで今だにレコーディングをしているし、例えこのビルに用がなくたって、いつもそこにある、言ってしまえ

          12月

          この記事は全て12月31日までに書いたものです。めでたい年末にアップする内容でもないな、と思って置いていたのですが、年明けから色々なことが起こって、中々更新する気になれず置いてました。なので、ちょっと時間が空きましたが、昨年末分。 12/1 どうにも出来ない理由で仕事が決まらない、という人を目の当たりにして、色々と考えてしまった。 夜、宇多丸のPodcastでチャップリン研究家の人が出てる会があって聴いてたら、チャップリン、深過ぎてびっくりした。批判や身の危険を浴びながらも

          11月20日-30日

          11/20 はれ 朝から健康診断に行った。ああいう笑ってはいけない空間が苦手で、7回くらい爆笑しかけたけどなんとか耐えた。別の達成感があった。 夜に吉祥寺に行ったら冬支度がとても進んでた。ああいよいよか、、、と思って友達に忘年会のオファーをした。 最近ギターの勉強をしてて、YouTubeとかでも観まくっててるからギタリストのおすすめとかいっぱい出てくるんだけど、あんま上手くないのに音楽として良い!みたいな人とか、無茶苦茶上手いのになんか面白くない、みたいな人がいてこの差はなん

          11月20日-30日

          音楽たのしい

          最近、音楽、めっちゃ楽しい。 作るのももちろん、聴くの超たのしい。 こないだまでは、興奮出来る音楽がなくなってきて、まずいな、、、とか思ってたのに、先月末に友達と会って色々話してから、モチベーションが上がってきて、倉内太。ビートルズ。久しぶりに聴いたよ。なんか思い出した感覚があったな。 そのあと、たまたま最近買ったMIX CDを聴いていたら、それがまた素晴らしく。。。 アンビエント系のMIXなんだけど、ぼーっと聴いてたら途中でいきなりToddの『BE NICE TO ME』

          音楽たのしい

          爽やかな夕暮れ

          10月 あっという間に10月が終わった。記憶がまるで無い。それなりに仕事が忙しかったり、なんやらこーやらしてたらあっという間に終わっていた。寝てた。のか。イマイチ集中力が無かった気がする。あえて、リリースまでの期間を長くしたことで、今までよりも時間があって、それなりに遊んで、それなりに楽しんでいたりするけど、うーん、もっと、グッとくるような生活を結局は求めているのかも。無いものねだりのような気もするけど。 相変わらず音楽のことばかり考えているけど、新しい曲はあまり作れてい

          爽やかな夕暮れ

          9月

          まだすこし汗ばんだヘッドフォン。アテもなく歩く時間。こういう瞬間が一番大事。夕焼け綺麗〜〜〜、目的地は決めない方が良かったり。でも失敗したり。繰り返したり。 9月も終わり。早すぎる。ついさっき「もう9月か〜〜?!」って言ってたのに。ええ? 日記が続いたことが一度も、ない。やる気だけはいつも人一番。飽きの早さも同様に。ここ1年くらいは、全く予定を決めずに音楽を作ってきた。日々の中で、音楽が出来る。出来たから出す。なんとも健康的で、音楽家としては一番贅沢。そして音楽だけは中々

          きにもとめず

          配信でリリースがされてから一週間ほどが経ちました。オレムト、きにもとめず。 そして、このタイミングで改めて一曲目から聴いてみる。 作品を作ってる時に意識していたのは、「時間が止まる」ような感覚だった。 再生ボタンを押して一音目が聴こえた瞬間、その音に風景が包まれて、時間の進む感覚とかそういうものが全部なくなる音楽、っていうのがたまにあって、なんか今回はそういう物にしたいなーーーと思っていた。 —————— この作品を作り出したのは去年の秋頃。その頃おれは色々な関係で作り

          きにもとめず

          フェス

          この夏のサウンドトラックス。おれのサマークラシック。(になるかな) ダンスミュージックはずっと好きだし強い憧れがあったけど、経験値が足りなさすぎて中々手を出せずにいた。そんな中で最近ふと思い出したハビビファンクと呼ばれるアラブらへんの音楽があるんだけど、その中にめちゃくちゃもっさりした曲があって、あ、なんかこれならやりたい(やれる)かもって思って、遊びがてらに作り始めたのがきっかけ。踊れないダンスミュージック。なんだそれ。 そんな経緯もあったから、リリースする予定もまったく

          4/14

          昨日の話。 くたくたな帰り道、人身事故で電車が止まる。 回り道してもダメで、待つのは苦手、だもんで。だったら歩いちゃえ。 外はあいにくの雨。でも最近のこんがらがってる頭を冷やすにはちょうどいいかも。 一本だけ缶ビール。なんか肉、揚げたやつ。知らない街を歩く。 あー、こういうの、嫌いじゃない、てか、いや、むしろ好き。だったの思い出した。そういえば、前はよくやってた。 雨で濡れた空気、花が散り始めた空気、Spotifyでお気に入りした曲が順々に流れてくる。 国も、ジャンルも、

          3/22

          随分と間が空いてしまった。この間に色々なことがあったような。でも何もなかったような。 自分の生活が大きく変わって、その中で新しい何かを掴もうとしたり、過去の自分と対峙せざるを得なかったり、そうこうしているうちに自分を見失ってみたり。たら・れば。 人間という生き物は「常に悩んでいたい生き物」らしくて、どんな状況でも何か悩みを見つけてしまう、と誰かが言っていた。小さいはずの悩みも大きく感じてみたり。 だから、この半年くらい自分の中で苦しかったことも、きっともっと別の状況になった

          一週間

          昨日はコロナのワクチンを打って(会場でまさか久しぶりの友達に会えてうれしかったあ)、昨日今日と休み。副反応でギターもあんまし弾けないので、映画でも観ようかなとおもったけど、レコード聴いて日記でも書くことにした。 配信ライブが無くなって、しかし無くなったとてこれにて数年続いたレコーディング〜リリース地獄(天国)が本当にひと段落した、ということで、もう一週間は絶対になにも頑張らないと決めて、ひたすらにやりたいことだけをした。 もちろんその数年の間にも休みはあったけど、常に心のど

          一週間