「十戒」を読んで(一風変わった設定のミステリーを読みたい人にお薦め)
つくづく色々なミステリーがあるなあと思った。この前に読んだ死んだ被害者と会話できるという設定の「真夜中法律事務所」も面白かったが、この小説の「犯人探しをしてはいけない」という設定も斬新だった。
ある島の所有者が事故で死亡した。その故人はその島に宿泊施設を建設する計画を立てていた。その計画を引き継ぐため、遺族と計画関係者の計9人が島に視察に行く。その島と行き来する定期船はなく、事前に依頼しないと誰も迎えに来ない。そんな孤島で殺人事件が発生する。こんな本格ミステリーっぽい雰囲気