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【夏野菜の焼きびたし】チームプレーへの憧れは保存容器で完結させた。

暑い季節になると、夏野菜の「揚げびたし」や「焼きびたし」のレシピを目にする機会がぐんと増えます。

①「揚げびたし」は、揚げると野菜の水分が抜けて味がよくしみ込み、また油を通すため表面に艶が出て仕上がりが美しく、まろやかさが際立ちます。

②「焼きびたし」は、揚げ物のハードルが高い人向きで、時間はかかるけれどじっくり焼いて野菜の甘味やうま味を引き出し、揚げよりもカロリー低めで量が食べられます。


今回は②をご紹介します。

榎本美沙さんのレシピ丸ごとです。
使用野菜は違いますが、お好みのもので対応できます。自由度が高く調味液の配合が簡単で、ものぐさなわたしにピッタリでした。

しっかり冷やして、噛んだら口内が「びたし」になって歯に沁みるくらいが食べ頃です。


【夏野菜の焼きびたし】

【材料】
・なす      280g
・ズッキーニ   160g
・かぼちゃ              70g
・ピーマン              70g
・パプリカ             85g
・みょうが             30g
       *野菜はすべて可食部(正味重量)
・オリーブ油   48g(大さじ4)

(調味液)
・だし汁     300g
・しょうゆ    45g(大さじ2.5)
・みりん     45g(大さじ2.5)

【作り方】

1.野菜を切る。
なす→長さを半分に切ってから、縦4等分カット
ズッキーニ→1cm輪切り
かぼちゃ→8mmスライス
ピーマン、パプリカ→縦6等分
みょうが→縦半分

2.保存容器に調味液を合わせる。
みりんはそのまま混ぜてよい。

3.フライパンにオリーブオイル大さじ2を熱し、強火でなすを焼く。
 (なすはアク抜き不要。切ったらすぐに焼く)

 *火が通ったら取り出して2の容器に入れる。

4.同じフライパンに残りのオリーブオイルを足しながら中火で熱し、ズッキーニ、みょうが、パプリカ、ピーマン、かぼちゃを焼いたら漬けるを繰り返す。

5.冷めたら、ふたをして冷蔵庫に移す。

6.よく冷やして食べる。

榎本美沙「夏野菜の焼きびたし」から引用


ビビッドな夏色
ザクザク切りました。8種の野菜
へたや種を取り除いた重量(正味)を記録しました。
なすの焼きつけは油多めで
きれいな色を少しでも見ていたいので、
皮面は後で焼きました。
強めにジューッ。
ズッキーニは時間がかかるのでじっくり焼き。
短時間加熱のみょうがとともに。
パプリカと入れ替え。
ズッキーニはまだまだ。
その間に調味料を合わせました。
最初に準備すれば慌てないです。
かぼちゃピーマンは、ベテランの風格あり。
かさが減りました。
焼けた順に調味液へ漬け込めばよいのですが、
全量を把握したいのでいったん並べました。
ギリギリワンルーム。重なり合う四畳半暮らし。
元レシピは「密着ラップ」をしていますが、
特に必要ありません。そのままでも漬かります。
夏野菜は見ていて気持ちいい。


もしわたしが野菜だったら、この仲間とともに漬かりたいと願った。
夏のワードでひときわ好きなのが「チームプレー」
「経験値が低い」からの憧れ。

全く違う個性をもちながら、意に介さず、互いに足を引っ張ることなく融合している姿に、野球を連想しました。

先週の土曜日に作って毎日食べ続けました。
①飽きないおいしさ。
②副菜として定量食べた。
③お弁当の隙間にぶち込んだ。
④30℃超えの日でも腐敗なし。

見た目以上に技巧派でもありました。
特に③④への貢献がすばらしかった!


次回メンバーにはオクラ、いんげんも招集予定。

招集といえば……WBCを彷彿とさせる。
豪華メンバーのもと、代打発酵しょうがに「味変」という名の変化球を期待しましょうか。


夏は「野球」「野菜」も熱い季節。


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