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rain drops

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柴田瞳の短歌つきエッセイ・コラムです。
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#祖母

袖摺れだから

袖摺れだから

8月に父方の祖母を亡くしたばかりだというのに、母方の祖母までも他界してしまった。91歳。
DMに埋もれた母からの携帯メールに気づいたときには葬儀まで終わってしまっていた。「だって返信くれないんだもの」などと平然と言う。
あまりのことに、言葉が出てこない。

これがエッセイでなく掌編とかだったらよかったのに。

おばあちゃん、大好きだったよ。わかってると思うけど。
遊びに行くたびにいつも熱烈に歓迎し

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弔電を打ちながら

弔電を打ちながら

矢印にみちびかれゆく夜のみち死んだ友とのおかしなゲーム

これは、「かばん」の大先輩である杉崎恒夫さんの短歌。
今は彼自身も鬼籍に入っている。

8/13(木)の朝早く、秋田の父方の祖母が他界した。
正確には5時6分だったらしい。
満97歳、数えで98歳だった。

助産師として長年病院に勤め、退職してからも風邪ひとつひかず、自宅で祖父を看取ってからも15年一人暮らしを続けた。

秋田のおばあちゃん

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