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まさかのシンクロ

香港に住む香港人の友達と連絡を取り合う機会があった。
12年前オーストラリアの大学に留学していたときの友達。
4年前に会った以来、体調崩していたりしたらしくてなかなか連絡が取れずにいたのだが、やっと元気になってSNSにも復活したようだ。

某ウイルスの猛威、その彼の周辺も襲われているらしい。とりあえずマスクが手に入らなくて、1箱1万円とかで売っているとかそうでないとか。それなので取り急ぎマスクを送ってきた。

郵便局で手続きしてたら、なんと隣の窓口から「中身はマスクだけですねー。」その数秒後に私の窓口でも「中身はマスクですねー。」とまさかのシンクロ。隣のお客さんが思わず「みなさんマスク送られてるんですねー。」だって。友達からは、「日本でも品薄状態と聞いたけど大丈夫か」と再び連絡が来たほど。やはりそんななのか!

連日ニュースになっている話題ではあり、来日する人々に対して「なんで日本に来るんだ」という思いがあるのはもちろん理解できるし、旧正月に合わせて多くの人が移動することには不安を覚えないと言ったら嘘かもしれない。その友達は日本や日本人が大好きだから、病気があるかもしれないのに日本に行く人の気持ちが理解できないと怒りを顕にしていた。

でも、もし自分の住む地域で病気が流行したら、やはりそこから抜け出したいと思うはずだ。もしすでに感染しているかもしれないのなら、充実した医療設備のあるところに自分のお金で行くことの何が悪いと言えようか。

なんてことを言えるのは自分がその恐怖に直にさらされているわけではないからであって、もっと身近に危険を感じるようになったら言えなくなるはずだ。「頭ではわかってるんだけど、こう思ってしまう。」というのは仕方がない。こちらはこちらの立場があるし、人間は誰しも自分や自分の家族のことを1番に考えるべきなのだから。でも、それでも、いろんな立場の人をすべては理解しきれなくても、頭でだけでも理解しようとする姿勢は忘れたくないと思っている。

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