楽しみたいのにモヤモヤ

本帰国までとうとう2週間！
先週とうとう日本行きの航空券も購入し、遂にカウントダウンが始まった私のバルセロナ生活。
遊びに来ていた母も昨日帰国の途に就き、私も「ラストスパートでこの生活を楽しみたい！」と思っているところなのに…なんだか気持ちがモヤモヤ。

その理由は2つ。

ひとつめは日本に帰ったら【人目や世間体を気にしなくちゃいけない】と過度に心配していること。

日本にいた時に常に意識していた、世間一般的に成功している、輝いている人の生き方・流行っている服装・流行っているものなどなど。こうならなくちゃいけない、こうしなくちゃいけない、これを買わなくちゃいけない、これを知っていなくちゃいけないみたいなものになんだかいつも追われていた気がする。実際はそんなものないのに…。

そんな状態だったから、いつしか自分の好きなものすらよく分からなくなって、どんな状態が自分にとって幸せなのかも曖昧になってしまっていた。

スペインに来てからはそういう固定概念からだいぶ解放された気がする。周りの情報がスペイン語になったのもあって、色々な情報からシャットアウトされてたし、誰も私のことなんて気にしてないし、みんな自分の好きなものを着ている。

日本では常に物欲を煽られていた気がするけど、こっちに来てからは物欲がほとんど無くなった。必要なもの・本当に欲しいものだけに気持ちを集中することが出来るようになって、少し自分の好きなものの傾向も分かってきた気がする。

前回のnoteでバルセロナ生活で1番良かったことは『夫と過ごす時間が増えたこと』と書いたけど、2番目に良かったことは『少しだけ自分軸で自分の幸せを考えられるようになったこと』かもしれない。

でも、私は本当に周りに流されやすい。
【自分は自分】という心持を持ち続けるにはどうしたらいいんだろう。

ふたつめは【自分の今後】。

これも結局は1つめに通じるところがあるのかもしれない。

日本に帰ることが決まって、出産のことと同時に不安に思ったことは自分の仕事のこと。これは渡西する前から分かっていた部分はあるけど、いざ目の前に立ちはだかると大きい。つい先日[ChatGPT]の動画を見て「私のような凡人はまじで不要になる時代がすぐそこだ」と恐怖心を抱いた。なんのスキルもなく、実績もなく、あるのは働いていないブランクがあるだけ。そして子持ちの30代半ばの人間を雇ってくれるほど優しい社会はない。

実は今やってみたいことがいくつかある。
これから未知の子育てをしながらゼロから学び、ゼロからキャリアをスタートするというハードルを考えた時「要領の悪い私に出来るのか」と足がすくむ。

そんな不安を抱えている時に母から義妹が「上司から買われていて、育休から明けると昇進するらしい」とか知り合いの子のそんな話をいくつか聞く度に私の心の中にどす黒い澱が溜まっていく。

私は無職。資格なんかもない。なんの価値もない人間だと突き付けられているような気に勝手になってしまう。

残り2週間しかバルセロナ生活はないのに…目一杯楽しみたいのに…。
でもなんだか気持ちがざわついてモヤモヤして、今日もこうして終わっていく。

さて明日は何をしよう？

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ちょっとnoteで吐き出せたからすっきりしました。
最後までお読みいただきありがとうございました。