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ロックダウンその後とクリスマス最終日

前回のnote↓では優しい方々からコメントを頂き、細々ながらもnoteをやっていて本当によかったなと感じました。本当にありがとうございました。やり場のなかった気持ちをそっと包んでもらえたような、そんな気がしました。

さて、クリスマス直後に突然夫の心はロックダウンに入ったわけですが…。
1月9日現在は解除に向けたフェーズ2ぐらいの状況。

劇的な改善はないけど、私のソファ生活はとりあえず終わりを迎え、ベッドに戻った。そして、会話少ないながら食も共にしている。

まだまだ変な距離感と他人行儀は抜けず、まるで他人同士がルームシェアを始めたばかりのような様子。これが新しい日常なのか?とか考えたりするけど、この状況が普通だったら夫婦の意味なんてないなぁなんて考えたりも。

さすがに2週間経つので、そろそろ何か策を立てたい気もするけど、どうしたものやらと考えながら新年の1週間目は終了。

実はなんでも話せる大切な友人が年末に本帰国をしたのもあり、ますます私のこころは暗い雨模様。
今はそんな状況です。

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ここからは備忘録。
今年のクリスマスはもう日本に帰るかもしれないので、スペインのクリスマスについてちょこっと。

去る6日は祝日でスペインの長ーいクリスマス期間の最終日。なので、クリスマスツリーやイルミネーションなども大体6日まで。

6日は聖書の中で『東方の三賢者』が生まれたばかりのイエスに礼拝をした日とされていて、非常に重要な日のようです。
その三賢者はそれぞれイエスに贈り物を持参したことから、今では三賢者が子供たちにプレゼントをくれる日となっています。中には25日のサンタ(カタルーニャではカガティオ)よりも重要視しているご家庭もあるよう。

5日夜には三賢者はイエスのいるベツレヘムに到着していたとされているので、その夜はスペイン各地で三賢者一行を模したパレードが開催。昨年はコロナの影響で中止だったけど、今年は無事に開催されたので行ってみた。

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小さい子供連れの家族がいっぱいで、中には見やすくするための脚立を持参している人たちも。子供たちは紙で出来た王冠を載せ、今か今かとワクワクした面持ちでパレードを待っていた。

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パレードの衣装は東方(中東あたり)からの一行を模しているので、アラビアンスタイルが多め。

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久しぶりのパレードに私も心が少し踊りました。

そして6日は『ロスコン・デ・レジェス(Roscón de Reyes)』というドーナツ型のパン菓子を家族で食べてお祝いする習慣。今年はピソのポルテロさんに教えてもらったお店でロスコンを購入。最近は間にクリームを挟んだものが主流のようだけど、今回は伝統的なスタイルのものを選んでみた。デニッシュとブリオッシュの間のような甘い生地に、さつまいも?餡のようなものが入っていて、とても美味しかった。(昨年はよく分からず、カルフールで買ったから、全然美味しくなった…。)

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実はさらにロスコンの中には『そら豆』と小さな陶器の『人形』が入っていて、切り分けて食べた時に『人形』が当たった人はその日は王様のように振舞うことができ、『そら豆』が当たった人はロスコンの代金を支払わなければならないという決まりがある。

家族団らんで過ごすスペインのクリスマス。
なんだかあったかいイメージがあって、日本にいるときより少しクリスマスが好きになった気がする。

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