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絶滅からはじめたらSNS離れが出来た本

たまにネガティブに浸りたい周期ってあるよね。
あれが来たので暗い本を読もうと思った。


絶滅へようこそ

今話題の成田悠輔も推してる。(今気付いた)

この本は[生きる]を半強制されてる人々の力みが取れて肩凝りに効く本だと思った。真面目に生きることを考えすぎて酸素薄いですって人におすすめ。

生きる人に1つだけ用意されてる確定演出
→[いつか死ぬ]

進化した生物に1つだけ用意されてる確定演出
→[いつか絶滅する]

力を抜いて終わりから始めてみようよ。すると自分のペースで生きていけるようになるよ。真剣に生きるなよ、どうせいつか絶滅するし🦣パオン

嫌なことがあった時、最悪をイメージすると何が来ても怖くなくなる心理学の手法と似ている。
僕自身も生きることに期待しすぎていたかもと立ち止まって心拍数を下げられた❤️‍🔥


ドラえもんは人類の理想の姿

人間のツルツル化が加速する。
滑らかでツルツルなデザインを好む。
毛穴を隠して人間味を消す加工。
男性も脱毛して女性化する。
骨格すら丸みを帯びてきている。
自己家畜化による攻撃性の減衰。
テクノロジーの進化により脳が縮小。
考えることすら機械に任せたい。
AIによるサイボーグ化への憧れ。
対人より対機械の方がリラックスする。

つまりドラえもんは人類の理想。
みんなドラえもんが欲しい。
ドラえもんになりたい。
藤子・F・不二雄先生ハンパないね。
ここまで考えていたのかな?

ドラえもんを見る目が変わる内容。
ツルツル化する人間、面白い表現だ。
人は人をやめたいのかな。


最近、哲学書読んで暇を潰している。この本を読んでから、思考が崖に落ちそうになると「ま、いっか。絶滅するし」とストッパーがかかって止めてくれる。

SNSを見る目も変わった。
この本の一節にインターネットは苦しみ増幅装置と書いている。インスタントに不幸を味わえるものとも言い換えできる。

深く考えたことなかったけどSNSって楽しいっけ?なんか惰性でやってない?と考えるようになった。

顔も知らない人の言葉に一喜一憂する。増やしたいと思っていたフォロワーってなんだ?いいねってなんだ?噴火🌋隕石🪨で一瞬で絶滅するやん。

生きてることすら大したことないなら、テレビの情報も、ネットの情報も全て大したことない。それなら自分が好きなことに集中しようと思わせてくれた良い本だった。

この本の最後の着地点がビックリするところなんでそこだけ注意した方がいい。こんだけ書いてそこ??ってツッコミいれたくなる。


この本から学んだこと
[生きることにイキらない]

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