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ペダミミに出演しているクソコーチです。 自転車競技のためのメニュー作成、筋トレ指導をしています。 インターバルトレーニングのことを書いていきます。 文章を書くのに時間がかかるため更新頻度は低めです。 有料記事の転載はご遠慮ください。

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  • インターバルの生理学

  • Polarized ポラライズドトレーニング

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当ブログの引用・転載に関しまして(2023/8/25追記)

いつもご覧いただきましてありがとうございます。 非常に低い更新頻度ながらも多くの方からフォロー、あるいは記事をご購入いただけるようになりました。 重ねてお礼申し上げます。ありがとうございます。 さて、ご存知の通り当noteでは自転車競技に関するトレーニング情報を解説しており、中には有料記事もございます。 そのため、勝手ながら当noteの引用、転載に関しまして以下のように定めさせていただきます。 ・有料記事に関して、有料部分の内容のシェア、引用、転載の一切を禁止させていた

    • スプリントインターバルは魔法なのか

      以前のペダミミ「ワットバイクで出来るインターバル編」で「スプリントインターバル」というメニューについてご紹介したことを覚えてらっしゃる方、果たしていらっしゃるでしょうか。 具体的には、数十秒「全力」で踏むワークセットを数分間のレストを挟んで何度も繰り返すものです。 もうこの構成を聞いただけでそのキツさは想像に難しくないですが、実施した選手も「この世のものとは思えない辛さ」と称する悪魔のインターバルです。 しかし、私の経験ではここまで数名の選手達で有意と言って良いであろう

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      • ポラライズドトレーニングにおける低強度と心拍数の目安

        おかげ様で昨年末から開始いたしました「年間計画アドバイスプラン」が大変ご好評いただいております。ありがとうございます。 さて、皆さんとお話しさせていただく中で、ポラライズドトレーニング(Polarized training)に興味を持たれ、実践されている方がこんなにも多いのか、と感動すら覚えております。 (あるいはだからこそ僕にご依頼くださっているのかもしれません) 更に皆さんが 「ポラライズドの低強度がどのくらいなのか、 わからない」 という共通の疑問を持たれていること

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        • VO2maxインターバル = L5なのか

          案の定、前回の更新から随分時間が経ってしまいました。 加えて、T at VO2maxをどのように推定するか、その方法を分かりやすく伝える術も十分な量のエビデンスも中々見つからず、こちらの記事制作もまだまだ時間がかかりそうです。重ねてお詫び申し上げます。 さて、そんな中ですが全ての人に真のインターバルを広めていくため、一つ解決しなければならない課題があります。 そちらを先に説いていこうと思います。 VO2max = L5なのか まず、もう飽きるほど連呼していますが、初見の方

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        当ブログの引用・転載に関しまして(2023/8/25追記)

        マガジン

        • インターバルの生理学
          6本
        • Polarized ポラライズドトレーニング
          3本

        記事

          新しい指導プランのご案内

          いつも当noteをご覧いただきありがとうございます。 さて、かねてより 「年間計画を作ったので添削して欲しい」 「今、行っているインターバルが適切かどうか意見を聞きたい」 といった、いわば単発のお仕事のご依頼を多くいただいておりましたが、この度、正式に規定を整備して下記プランをご用意いたしましたのでご紹介いたします。 ※プラン内容、料金は予告なく変更となる場合があります。 ・年間計画アドバイスプラン(¥10,000/回) 選手側で目標に向けて立てられた年間計画を共有

          新しい指導プランのご案内

          なぜFTPベースのインターバルがいけないのか

          前回の記事ではVO2max(最大酸素摂取量)には、心臓血管系といった中枢的な要素のみならず、筋の酸素利用能力など末梢的な適応も関与していることを述べました。 VO2maxがいかに複雑な概念であるか、私がいかにVO2maxというものを愛しているかは伝わったことでしょう。 同時に 「こんなに複雑なVO2maxが、ただのFTPベースのパワーゾーン(L5,Z5)であるわけがない」 とも述べました。 インターバルでVO2maxを向上させたいのであれば適切なワーク・レスト強度の設定

          なぜFTPベースのインターバルがいけないのか

          VO2maxについて深く考えてみる

          投稿記事は一向に増えないというのに、noteを書くようになって早2年半が過ぎようとしています。 文章を書くのに時間がかかるとはいえこの更新頻度の低さには我ながら呆れております。 そんなクソコーチのクソnoteですが、有料記事をご購入くださる方、Polarized(ポラライズド)やインターバルを実際に試してくださる方まで多くみられるようになってきました。 本当にたくさんの方、それも初心者から富士ヒルゴールドまで幅広い層の方にご覧いただき、各SNSで感想を教えてくださる方も

          VO2maxについて深く考えてみる

          ポラライズドトレーニングを3年弱試してみた結果

          ※今回の記事は無料で掲載しております。 ポラライズドトレーニングの普及のためにもURLおよび内容のシェアは自由にガンガン行ってください。 ただ、引用元が当ブログであることをわかるような形でシェアしていただきますよう、お願い申し上げます。 前回の記事では ロードバイクにおける Polarized training(Polarized、ポラライズド)について、考え方となぜ効果的か、そして実践に際してどのような注意点があるか、エビデンスを引用し、なるべく詳細に述べました。 第二

          ポラライズドトレーニングを3年弱試してみた結果

          ポラライズドトレーニングについて(考察と実践)

          富士ヒル、ニセコとロードバイクに乗られる方にとってはビッグイベントの多い6月。 目標を見事達成された方、残念ながら及ばなかった方、様々な感情を抱きながら既に来年、あるいは11月に向けたトレーニング計画を練っておられることでしょう。 今回はそんな今だから役立つかもしれない 「Polarized training(ポラライズドトレーニング、以下Polarized)」 の概念を研究に基づいてひと記事使いご紹介します。 さらに次回は3年間にわたってPolarizedを実施した際

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          ポラライズドトレーニングについて(考察と実践)

          指導内容のご案内

          トレーニングメニュー作成(2-3万円/月) (パワーメーター必須、室内トレーニング環境整備推奨) ※料金は指導範囲、内容によってお値引きする場合もございます。 例えば、栄養は自分で管理してみたいからそれ以外の指導を月2.5万円で、なども可能です。 「効率性と確実性に自信のあるインターバル」を軸としたトレーニングメニューを作成し、週ごとにご提案させていただきます。 (インターバル以外にもメニューをやります) 仕事や家庭環境に合わせたメニュー作りを心がけておりますので、平日

          指導内容のご案内

          インターバル効果の実例報告①

          この度ご縁があり、有名実業団チームの方の指導をさせていただくことが出来ました。 日本ホビーレース界の頂点の一角を担う、言えば誰でも知っているあのチームです...! そこで、今回はインターバルを科学的根拠に基づいて勧めるいつもの記事ではなく、既に高度にトレーニングしている選手がインターバルを行った場合、テストの数値にどのような変化がみられるかを一例としてご紹介していきます。 短期間インターバルプラン さて、今回ご依頼いただいたのは 「短期間インターバルプラン」 という、約

          インターバル効果の実例報告①

          ロングインターバルの生理学①レストセット編

          前回の記事では、自転車競技(ロードバイク)におけるロングインターバル(Long IT)を生理学的側面から見てどうであるかを述べました。 結論として、Long ITは有効性の高い万能なインターバルであることがお分かりいただけたかと思います。 ここからはそんなLong ITの効果をいかにして最大化し、パフォーマンス向上へと結びつけていくかを解説して参ります。 そのためには非常にざっくり言えばワーク、レストそれぞれの強度や時間を操作していい感じにすれば良いのですが、これがまた

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          ロングインターバルの生理学①レストセット編

          ロングインターバル(Long IT)の有効性

          随分久しぶりの更新となってしまいました。 おかげさまでコーチとしてそれなりに忙しい日々を過ごさせていただいております。 その上、春先にバイクを買い替えて以来、自転車がもう楽しくて楽しくてこちらはすっかり放置しておりました。 FACTOR OSTRO VAM、最近見かけることが増えましたが素晴らしい自転車です。 早速ですが、切り替えてインターバルのお話をして参ります。 さて、前回まで数回に渡り、自転車競技(ロードバイク) におけるShort IT(ショートインターバル)

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          ロングインターバル(Long IT)の有効性

          インターバル(Short)の生理学②レスト編

          さて、私は自転車競技(ロードバイク) における Short intervals(Short IT)の解説を始めた初回の投稿において、 多少の振り幅はあるものの、 Short intervals(Short IT)は一般的に "ワークセットの時間が60秒以下"のインターバルと定義され、 そのワーク時間の短さから1セット目でいきなり酸素摂取量が最大値(VO2max)に到達することは不可能と考えられるため、ワークアウト全体を通してVO2max滞在時間(T at VO2max)を

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          インターバル(Short)の生理学②レスト編

          一部記事有料化のお知らせ

          いつも拙noteをご覧いただきありがとうございます。 最近ご無沙汰になってしまっておりますが、Short ITのレストに関しての記事を鋭意製作中(3ヶ月目)です。 放置は致しませんので気長にお待ちいただければ幸いに存じます。 そんな中ですが、恐縮ながらこの度、過去に投稿した一部の記事を有料とさせていただきましたことをご報告いたします。 ここ最近で、 ・明らかに無料記事の内容ではない ・無料で公開してしまうと業界の利益を損ねるレベルの内容である ・真剣にトレーニング

          一部記事有料化のお知らせ

          インターバル(Short)の生理学①

          前回の投稿ではShort IT(ショートインターバル)はVO2maxおよび自転車競技(ロードバイク)の競技力向上に効果的である、という持論を述べました さて、私はこの記事の序盤に "Short・LongどちらのインターバルもVO2max向上をメインターゲットとしている点は同じだが、運動時のエネルギー産生システムの動員割合・血中乳酸濃度の動態などが異なり、結果に至るまでの機序も、得られる適応も微妙に違う" と申し上げました。 今回はこれらの微妙な違いについて私の考えを述

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          インターバル(Short)の生理学①