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LinkedIn(リンクトイン)ってどんなもの? どう使う?

日本の記事などで最近LinkedIn(リンクトイン)というのをよく目にするようになったように感じています。LinkedInは専門家向けのSNSのプラットフォームで、たとえば私の専門分野(心理学)だと大学の先生とか各国のライセンス(専門資格)を持っているような人たちが登録しており、お互いに招待を送り合ったり、ネットワークを作ったりすることも一般的です。
ネットワーキングは仕事の仕方によってはとても重要ですから、そのためのプラットフォームとしてアクティブに使われているということになります。

ここで、LinkedInの特徴や機能のすべて、賢い使い方を解説できるほどには経験知が高くはないのですが、2014年頃?から使っているため、こういう感じですよ、というのをある程度説明できるかと思い、LinkedInってどんなだろう? と思っている人には読んでいただくといいかと思います。

LinkedInにはまず、自分の学歴や職歴を書きます。履歴書のようなものです。網羅するような形でいっぱい書いている人から、主立った、直近のものだけ書いている人もいます。その辺はどうアピールしたいかとか、どれくらいで十分なのかという判断になるのかと思います。
順番がやや狂いましたが、トップに来るのが自分の名前やプロフィール写真、タイトル、そして自己紹介です。ここの自己紹介は長くも短くもなりますが、やはりどう使いたいのか? ネットワーキングなのか、ポテンシャルに仕事で声をかけてほしいのか、といった目的によりやや違ってくるかと思います。
学歴、職歴、プロフィールについては私もさんざんいじってきましたが、その都度自分の置かれている立場ややりたいことも変わっていくので、ある程度それを反映しているということでしょうか。

職歴などに応じて、スキルや経験を足していくこともできます。いわゆる「メンバーシップ型」でなく「スキルベース(スキル型、ジョブ型)」の働き方や雇用の元となるものです。「どこの組織で働いていたか・いるか」ではなく、どのようなスキルを持っているかを問われるわけです。
過去のプロジェクトなどがあった場合、それに関連した文書や動画など、成果物やアウトプットなどを添付することもできます。たとえばデザイン畑の人など、実際に目で見てもらうことが不可欠なジャンルの人には、重要かと思います。
自分でこのスキルがあると主張するばかりでなく、知り合いにendorse(裏書き)してもらうこともできます。

ほかにLinkedInの重要な機能としてInMailというものがあります。これは、私は使ったことがないのですが、LinkedInは自分の知り合い(学校の同級生や職場の同僚など)からネットワークが1段目、2段目といった具合に広がっていくので、自分の知り合い・友だちとつながっていれば即目指す相手に申請ができます。これを飛び越えて、つまりつながりから離れたところにいる人に直接メールを送りたい、というときにInMailを使うことになります。
たとえば自分が働いてみたいという組織で働いている人やそこの管理職や幹部クラスの人など。あるいは一度話してみたいと思っていた大学の先生など(大学の先生はだいたいコンタクトが公開されているので、実はLinkedInの外でも可能ではあるのですが・・・)。また、リクルーターの場合にはこれを大いに活用して、経歴を見て雇いたいと思う人にInMailを送っていくことになります。
InMailの利用は有料オプションになりますが、私の場合、もらったことはあっても(やはり仕事のオファーなど)こちらから送ってみた経験はないです。

最近あるのは、自分の専門に関するトピック(たとえば私の場合、ストレスマネジメントなど)に専門家としてコメントしてください、という招待を受けることです。最近2回ほどコメントしましたが、これが以前からあった機能なのか、あるいはLinkedIn上での活動がある程度見えて(認められて)このような招待が来るようになったのかは、残念ながら分かりません。

言えることの一つは、何年も前のことですがLinkedInから来た仕事が、今でもつづいており自分のビジネスの一角となるまでに成長した、ということです。Workplace Optionsという、アメリカに本部のあるグローバルなEAP(雇用者援助プログラム、産業カウンセリングのようなもの)の会社です。もともと、短期(通常3ヶ月で5,6回)のカウンセリングの案件をもらっていますが、その他に企業の危機介入、最近では企業研修の仕事ももらうようになりました。心理療法という仕事の性質上、クライアントさんが来てくれてつづけてくれることで成り立っているのですが、どうしても不安定な側面もある中、お仕事をいただけるので助かっています。
このような例のほか、コラボできる人と出会える可能性など、いろいろなポテンシャルがあるかと思います。私は無料のまま使っているので、有料オプションについてはあまり知識がありませんが、興味があるという人はぜひ実際に使ってみるのがいいかと思います。

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