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#7 高松商業を、夏で見たい。

今日試合がありましたね。選抜高校野球の市立和歌山高校対高松商業高校。


あまり言うと身バレするので言いませんが、一応高松商業高校の関係者なんです。結構広義の関係者ですが。


1回戦はエースの香川君が13奪三振も取って完封勝ち。「今日勝てば日曜日の準々決勝は予定が合うから甲子園に見に行けるぞ!!」と思っていた矢先の敗退。惜しかった。相手の方が1枚上手でしたね。


一応野球経験者ですが、中学校までだしあまり大層なことを言える身分ではないので、ここではこの一言を中心にお話したいです。


「夏の選手権大会で勝つ、高松商業高校を見たい。」


春に2回戦で負けていていう言葉ではないのかもしれませんが。でも私の思いはここにあります。


ご存知の方も多いと思いますが、3年前に高松商業は決勝戦に智弁学園に敗れるものの準優勝という華々しい結果を残しています。当時就任2年目で野球部を甲子園、それも準優勝にまで持って行った長尾健司監督は地元では”英雄”的評価を受けていました。


(撮影者:わし)

ですが、その年の夏の選手権大会県予選。おそらく準決勝で敗退したと思います。(記憶が違っていたらごめんなさい。)


その準優勝のもっと前、1924年の第1回大会。優勝校は高松商業高校なんです。これはほんとに栄誉あることだと思います。

その後もセンバツでは1960年に優勝、その前の年には国体も優勝しているんですね。一方で夏は、1925年の11回大会と27年の13回大会の優勝。神宮での優勝はそのもっと後、2015年に優勝し「公立校初」のグランドスラムを達成している高校なんですね。さすが「野球王国・香川」を作った高校。


ですがここでちょっと疑問が沸いたんですね。


「高商、春将軍説」


言い返せば、「夏に勝てないチーム」ということです。


ちょっと調べてみたんですけど、春の出場は26回(91回開催中、戦争による中断含)に対し、夏は19回(100回開催中)と、夏の方が出でいないんですね。これ、あんまり詳しくないので分からないですけど結構特殊な高校だと思います。


春は投手先行で勝てるのですが、夏はチーム力が物を言います。公立校である高商は投手力では勝っても、チーム力では尽誠学園や香川西に代表されるようなチームに押されてしまうのが歴史の中では幾度とありました。


そのような環境下で、高松商業は1996年以降夏の選手権大会からは遠ざかっています。

96年といえば、松山商の「奇跡のバックホーム」。言い返せばあの年がピークで「四国四商」は衰退したとも言い返せます。

そうなんです。高商、夏に勝てないチームなんです。


いくらセンバツ第1回優勝校でも、いくら公立校初のグランドスラムを達成しても、「所詮は歴史」だし、センバツで準優勝しようと「所詮はセンバツ」なんです。(超主観です。)「夏の甲子園」で勝つのがやはり高校野球の醍醐味。1ファンとしてはやはり夏で勝ってほしいというのが本音です。



ですが、時代は巡り2015年。

これまで高松商業卒業者が監督を務めていたのを、丸亀高校出身それも高校野球の指導経験はない監督が赴任します。それが長尾健司氏。


彼は香川大学付属の中学校といういわゆる「エリート中学校」の軟式野球部で全国制覇をした経験の持ち主。勉学に費やす時間が相対的に多い附属中においてそれは快挙だったらしい。


長尾氏が着任後、15年に神宮大会優勝。16年にセンバツ準優勝。

いわゆる「生え抜き」ではない監督がどんどん勝っていくのは非常に見ていて面白かった。

ですけど、この年も夏では勝てず。



今回のセンバツ、「明治・昭和・平成の全国制覇」がかかった最後の大会でした。ちなみにこれを達成しているのは同じ四国四商の松山商業一校のみ。

でしたが思いむなしく。



ですが、高校野球はこれからです。

夏に勝ち進む高商がみたい。これが今の本音です。


そのためには、投手力だけではなく「チーム力」を夏までに鍛えて、また戻ってきてください。



まとまりがない文章で申し訳ありません。伝えたいことは


「高商ナイン、ひとまずお疲れ様。夏に勝つ高商が見たいです。」

ということ。


そして、あわよくば夏、甲子園に行き、事前特集のアメトーークなんかで高松商業の「プリティフライ」を紹介してくれるといいなと思います。

結構前からやっているチャンステーマで、ようやく日の目を浴びたのでね。今日、NHKのリポーターは「高松商業といえば、プリティフライ」って言ってたくらいに。




今回はこれで終わり。長々とお粗末様でした。

夏の甲子園では試合を見に行きたいです。


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