ソ イ

ただのひとりごと

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記事一覧

極端に失敗が怖い、理由に気づいた(かも)話

「信頼は築くのは大変だけど、失くすのは一瞬だよ」 これは、幼い頃から口酸っぱく母に言われていたことである。 確かにその通りである。 しかしこの言葉は私の「失敗が…

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1年前
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休日の雨が好きな話。

私は休日に1日降り続ける雨が好きだ。 「今日は正々堂々休んでいいよ」と雨に言われているみたいだから。 晴れていると、外に出て何か行動しなくては、という気持ちにな…

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1年前
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これからの人生に「ワクワク」を探している

歳を重ねるごとに、自分がどんどんつまらない人間になっている気がする。 まだスマホやswitchなんて持っていなかった子供の頃、ゴソゴソ、チョキチョキ、ペタペタと何やら…

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1年前
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亜鉛って髪にいいんですかね

先日私は、長年伸ばしたロングヘアをバッサリと切ることを決意した。 中学高校とずっとボブ一筋だった私は、友人に「そろそろ髪伸ばそうかな〜」と言うと、「伸ばす伸ばす…

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2年前
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祖母から送られてくる宝箱の話

ある日遠く離れている祖母から、宝箱が送られてきた。 玄関先で受け取ったそれは、ずっしりと重く、この重みに私は何が入っているんだろうと胸をワクワク躍らせる。 祖母…

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2年前
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「人に嫌われたくない」から少し解放された時の話

 少し前まで、私は人に嫌われたくないあまり、色々深く考えて生きていたのだと思う。  ここでいう私が用いる”人”というのは、「私が好きな人(大切な人)」のことであ…

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2年前
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極端に失敗が怖い、理由に気づいた(かも)話

極端に失敗が怖い、理由に気づいた(かも)話

「信頼は築くのは大変だけど、失くすのは一瞬だよ」

これは、幼い頃から口酸っぱく母に言われていたことである。
確かにその通りである。

しかしこの言葉は私の「失敗が怖い」という、私を不自由に縛りつける完璧主義の要因にもなっているのかもしれない、と、思った。

母にこの言葉を言われていたのは、大抵私が何か間違ったことをして母を怒らせてしまった時だ。当時の母は怒るとこちらは身体を1ミリも動かせないくら

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休日の雨が好きな話。

休日の雨が好きな話。

私は休日に1日降り続ける雨が好きだ。
「今日は正々堂々休んでいいよ」と雨に言われているみたいだから。

晴れていると、外に出て何か行動しなくては、という気持ちになってしまう。休みの日に生産性を求めたらそれは休みではないのに。(休日過激派)
目的を忘れて過ごす休日だって、とても大切でしょう。

昔は目的なんてない行動が楽しかった。ただ友人の家でゲームをしながら隣のクラスの恋愛情勢を話したり、ツタヤで

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これからの人生に「ワクワク」を探している

これからの人生に「ワクワク」を探している

歳を重ねるごとに、自分がどんどんつまらない人間になっている気がする。

まだスマホやswitchなんて持っていなかった子供の頃、ゴソゴソ、チョキチョキ、ペタペタと何やら家の中から空き箱や輪ゴムを集めては、自分で楽器やおもちゃを作って遊んでいた。お気に入りの人形には母からもらった布の切れ端でお洋服を作ってあげたし、「これはトランプの兵隊さん!」と太い指が4本の、生き生きとした絵を描いていた。

なの

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亜鉛って髪にいいんですかね

亜鉛って髪にいいんですかね

先日私は、長年伸ばしたロングヘアをバッサリと切ることを決意した。

中学高校とずっとボブ一筋だった私は、友人に「そろそろ髪伸ばそうかな〜」と言うと、「伸ばす伸ばす詐欺」と茶化されるほど毎度伸ばすことに挫けていた。少なくとも3回は挫けた。(公言した上で)
しかし弁明させて欲しい、私の髪は肩あたりが一番もさつくのである。短くはないし、かと言ってそのまま下ろすと跳ねまくりまとまらない。「切りたい〜〜泣」

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祖母から送られてくる宝箱の話

祖母から送られてくる宝箱の話

ある日遠く離れている祖母から、宝箱が送られてきた。

玄関先で受け取ったそれは、ずっしりと重く、この重みに私は何が入っているんだろうと胸をワクワク躍らせる。

祖母からの仕送りは不定期にやってくるのだが、それは私にとってまるで宝箱のようである。

というのも、中に入っているものはきゅうりやトマトなどの野菜の他に、農家である祖母が育てたお米。そして幼い頃によく食べていた、大好物の地元名産の和菓子から

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「人に嫌われたくない」から少し解放された時の話

「人に嫌われたくない」から少し解放された時の話

 少し前まで、私は人に嫌われたくないあまり、色々深く考えて生きていたのだと思う。

 ここでいう私が用いる”人”というのは、「私が好きな人(大切な人)」のことである。
なぜその定義になったのかというと、話は小学生の頃。

 私はみんなでわいわい楽しむことが好きで、平和主義かつ博愛主義だったことから、クラスメート、学校の先生、すれ違う人、全ての人に嫌われたくないと考えていた。しかしそれは当然無理な話

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