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実践版GRIT やり抜く力を手に入れる Caroline Adams Miller

読む目的

自分はこれまで、何かをやり切ったことが少ない。
夢半ばで、中途半端で全て諦めてきた経験がある。
自分が本当にやりたいことのために、出来ることの気付きが欲しい。

思ったこと

やり抜くための習慣は、現状実践できている部分が多くあった。
突出してできていると思ったのは「謙虚さ」
できていないのは「忍耐」
長期間に渡る訓練を要することは覚悟の上。その中で、折れず、常に「謙虚」ではいられる。
その他の分野を補填する形で、伸ばしていきたい。
そうすれば、自然と他の要素を少しずつ伸ばしていけると感じた。

これから

①継続的に朝活習慣を行う。
②人への感謝を徹底する。
→1日で会う人に一回は必ず「ありがとう」の言葉を残す。
③誰もやってこなかったくらい、当たり前のことをやりまくる。
→早起きする。
→行ける勉強会には時間を算出して全てに参加する。
→新卒一年目から勉強会を開く。そのためのパワポを月一で作る。

読書メモ

何年も情熱を絶やさずに「諦めなかった」という充実感以外に何の見返りもない場合でも、最後まで活動し続けたような人物を欲するようになった。
「長期的な目標を追求する情熱と粘り強さ」を「グリッド(やり抜く力)」と名付けた。
本物のgridとは「高い目標に対する情熱的な追求であり、周囲の人の畏敬の念を起こし、よりいい人間へと成長し、精神的な持続的幸福を獲得し、ポジティブなリスクを冒し、最高の人生を送りたいというモチベーションを引き出すもの」

そもそもグリッドとは何なのか?
誕生〜現在
目標を追求する際の「行動タイプ」に関する概念。
自尊心教育ブームの産物。
最善の達成に満ちた、満足感のある質の高い人生を送るには、困難なことを避けては
通れない。
何かに対して何もしないという選択肢を与えられても、忙しく何かを生み出す方を選んでしまう。
自分が人生の岐路に立たされた時に投げかける質問「死ぬ間際に自分の人生を振り返った時、あなたが後悔するとしたらどんなことでしょう?」「後悔しないために、今、あなたにはどんな変化が必要だとおもいますか?」
硬直マインドセット=失敗することを制限される。上手くできなさそうなことに関して避けるようになる。
しなやかマインドセット=その努力をしたことに関して称賛することで、落胆や失敗が見え隠れしても、へこたれることなく簡単に諦めず、ピンチを楽しむことができる。
〜が起きたら...すると決める「契約」を自分自身で結ぶことで、厳しい目標を達成する確率が3倍高まる。
何人ものセラピストが手を施しても完治しない患者にした質問。
「いつかあなたが人生を振り返った時、何か後悔することがあるとしたらなんですか?」
単にやりたいことリストにチェックを入れるのではなく、もっと力強く、偽りのない人間になる権利を主張する。
人が自分にとって最も価値のある目標を持つことができない主な原因は「恐れ」である。
幸福な人生を手に入れるには、長期的で継続的な心配りをし続けるという覚悟が必要だ。
降参の鐘は決して鳴らさない。
ロールモデルを知ってしまったら、絶望して、ひどく気分を害し、辞めたいとさえ思うかもしれない。
しかし、自分の成し遂げたい目標を掲げた時こそ人は本領を発揮する。
多くの人は密かに憧れを抱いているのではないか?正当な評価が得られることを達成するために頑張る時、人は自分を誇りに思うことができる。
自分の子供が失敗するであろうことを取り払ってしまう親を「ヘリコプターペアレンツ(子供を上空から常に確認)」「ローンモアペアレンツ(草刈機)」
グリッドなしの教育を与えられた子供たちは、十分な謙虚さや他者への信頼感を持つことができず、なりたい自分になるのを助けてくれる情報を探し求めることができなくなってしまう。

本物のグリッドは全て「夢」からスタートする。取り組んでいく中で考え得る最高の成果とはどんな物でしょうか?
その返答は必ず口頭で行う。その言葉の熱量、心地よさ、暖かさ、力強さに努力を図る指標が存在する。
夢について聞き終えたらこの質問。「そうなったらどうなるのか?」その夢は他の誰かのためではなく、自分自身のものでなくてはならない。もしそれが他の誰かのためなのであるならば途中で行き詰まる可能性が高い。
自分が成功のために必要なグリッドを備えて、高め、話し合い。「予期せぬ挫折や失敗があるとしたらどんなことか?」を考える。

いいグリッドと悪いグリッド。
ラッシュモア山グリッド。自らの名声、健康。自らの安全も危険に晒して、人間の最も卑劣な行為を象徴する動きに抵抗したヒト。例)セオドアルーズベルト、スーザンアンソニー、マーティンルーサーキングJr.、ビルウィンソンなど。
彼らがいたことによって、後世に引き継がれた今の世界が存在している。マララユスフザイ(女性への教育の必要性を訴えた史上最年少ノーベル賞受賞者)→彼女は顔に銃による傷を負っている。
オリンポス山グリッド。セレーナウィリアムズ、マイケルフェルプス、ターミナルコヒスタニ(アフガニスタンのオリンピアンランナー)。
オリンピックの難民選手団。彼らの不屈の精神は、このオリンポス山グリッドに値する。
著名人グリッド。世間の注目を浴びながら、他者の人生に変化をもたらした。彼らがそれを目論んだのではなく、彼らの人生物語が、本物のグリッドを体現する。
日常のグリッド。これが多数の人が分類される本物のグリッド。ハードワークや謙虚さ、親切さといった要素を含んだ、英雄的な振る舞いを目撃すると、人は畏敬の念を感じ他者に共有したがる。
気を付けてみると、至る所に発見できる。
しかしそれは意識しないと進歩しない。資質を見つけ、その価値を理解し、他者と共有する術を習得する。これが突きつけられた課題。

悪いグリッド
虚栄グリッド。周囲からの賞賛を得るために、他人を騙して何か困難なことを成し遂げたのかのように振る舞い、実際には不正や誤魔化しばかりの人たち。どんな手段でもいいから勝てばいい。ニールアームストロングが良い例。自分がどれだけ良い仕事をしたか、周りに知らしめたがる。
強情グリッド。長期目標に対する強情な追求であり、状況の変化が原因でポジティブな結果以上にネガティブな結果を生むもの。エベレストに登頂して、帰ろうと言われても帰らず、自分の思うがままに動き続けて、数日後亡骸として発見される。狂気を孕んだ貪欲さは、自らに武器を突きつけているようなもの。彼らには共通して「過剰な自信」が存在する。
セルフィーグリッド。大きな障害を乗り越えて、勝利を勝ち取るといった困難な目標の追求を、執拗なまでに賛美すること。それは架空の場合でも存在し得る。
本物のグリッドを持つ人々は、全員自分1人では成し遂げることができなかったと口を揃える。
史上最悪のグリッド。アドルフヒトラー。防音壁の内側にいれば、情熱は自分自身の言葉によって強迫観念へと変わる。そうした行為が恐ろしい結果につながった。
本物のグリッドは柔軟性を持つということ。

グリッドの正しい育て方
実践してみて、理想的な結果につながる最善のワークはどれだろうかと確認しながら薦めていくことをおすすめする。他者から学ぶときに、その人が後輩だろうが、年下だろうが学ぶ意識のある人は本当のグリッドを持っている。
自分自身の物事の見方が変わる瞬間がある。
調和的情熱と執着的情熱
調和的=自分以外の人たちも助けることができる。
執着的=自分にできないことばかりに気を取られて、自分の情熱から離れることができない。
自制心と粘り強さという強みがあるとする。その強み二つを使って、今までとは違った誰かの世話をすることに関係した、とても難しい挑戦をするとなるとどうなる?
たとえ人生に喜びを感じていなくても、奥底には情熱があった。
ポジティブ心理学の論文。「人は何かに成功して幸せになるのではなく、幸せだからこそ成功する」
私たちは、幸福感を最大に高めて、最高の自分になろうと努めることから始めるべき。
PERMA理論
ポジティブ感情。
エンゲージメント(完全な没入状態で意欲的に従事する姿勢)、
ポジティブな人間関係、「幸福は愛だ。以上」、
意味や意義、情熱と目的の満ちてくる。
達成.成功。自分がいる環境において、優れたスキルや知能を持っているという感覚を得る必要がある。
ポジティブ感情は、肉体的な拷問などよりもひどい苦痛にも耐える強さを生む。
目的を成し遂げるには、ウィルビーングを高め、高ければ高いほど困難に直面したとき、肉体的、精神的な苦痛も軽減される。
強みを生かす
つよみをとくていしたら、そのための戦略を立てる、ブラインストーミングが有効。人生の満足感を高める効果もある。
感謝する
日記を書く
精神性を高める
コーチングを受ける
希望を持つ

目標達成に対してのやり方に辿り着くまでの自信が身につくようになる。レジリエンスの高いやり方で対処することができる
運動する
利他的な行為を実践する
ヘルパーズハイと呼ばれる感情を身につける。人に何かを与えることでモチベーション、情熱、エンゲージメントを高める。
瞑想する
ウィルビーングを実現するのに有効な手段はこんなにも存在する。ウィルビーングはグリッドを高める上での重要なステップとなる。
後悔の予防
人生最後に実現していなかったら後悔しそうなことについてトップ5をリストアップしてみよう
達成したいと思う目標に実際に実現してくれる人の近くに身を置く、あるいはロールモデルを持つ。自分の能力を本気で信じてくれる
自分にとって大きな存在となる人を持つ。
大きな最終目標につながる、小さな目標を達成することで、何かを習得する経験を積む。
これらとは別に「自分を鼓舞するメッセージを聞く」のも自己肯定感を養う一つ。
目標で大事なのは「そうなったらどうなるの?」という問いに答えられるようになること
アカウンタビリティとは、自分がしなければならないことを明言することで、やり遂げる確率を高めること。
意思力の最大の敵はアルコール。
目標を声に出して宣言するアファメーションは、目標達成に有利に働く。それよりも、自分自身に問いかける方が有効に働く。絶対にトライアスロンに参加するぞ!ではなく、私はトライアスロンに参加できるだろうか?と問いかけること。言葉の影響力に注意を払う必要がある。
自分のうまくやれないこと。あるいは全くやれないことに対して、
なぜそうなのだろう?私はなぜ〜なのだろう?と問いかける。その結果特定できた原因に、なぜそうなのだろう?と最低5回問いを繰り返す。
大きな成功を掴むためには「リスクテイキング」をしよう。「今まで最も大きなリスクを伴った行動は?その結果何が得られた?」
グリッドが高い人はこの質問に「失敗に対する恐れ」が存在していない。
自分がミスをした場合良かったと思えるか?失敗に対してのオープンマインド。人生経験は自分にとって害になるものは一つもない。
エクササイズ
「なぜ?」ではなく「なぜしないのか?」という質問を投げかける。その結果見出した何かをリスクが小さいところから始める。
また、自分の成功にネガティブにはやりたいことを打ち明けないというのも手である。自分の成功を信じてくれる人にだけ伝えるといい。
早い段階から成功している人は、「肯定の言葉」を多くもらう経験が他者よりも多い。そのため、自分の同世代の人たちよりも賢い存在であると、自分に酔ってしまう。
「自力でここまできた」というのは傲慢でしかない。誰かの助けを得てきたという「謙虚さ」は誰もが必要、持っておくべき大切な要素である。
自分の限界を知り、認めて、初めて助けを必要としている人に共感できる。その結果、利他的な行動を促進する。
ただ謙虚の使い方には、「弱々しく、優柔不断で、無能な人間」というイメージを持ってしまう場合もある。自分の強みには、尊敬の念を持ち、意欲的な感情をコントロールできるようにしたい。
自然とやっていた自分を褒めたい。笑
上手にもがく人がうまくいく。
困難に直面しても、注意力と落ち着き、情熱を失わず懸命に努力して乗り越える。
先延ばしする=未来にネガティブな結果が起きることが予知できるにもかかわらず、自発的に行動を遅らせること。と定義されている。とりあえずタイマーを10分にセットして、高い峠を通り越すまでやってみる。
「まだ」という言葉は、いつか出来るようになるという潜在的な思考に入り込む。
そうなりたい人物を決めて、それに心を従わせる。
エクササイズ
その日の大変だったことを3つ挙げてみる。
一瞬の忍耐が大惨事を防ぎ、一瞬の忍耐の欠如が一生をダメにする、
忍耐を養うためのエクササイズ
チェスをする。
ガーデニングをする。
並んで待つ。
決断を遅らせる。
感謝を実践する。

自分の理想に繋がっている道筋をたどり始めるのに、遅すぎると言うことは絶対にない。


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