ネット副業で成功したいなら仮想敵を作れ!

こんにちは、大成信一朗です。
 
「敵の敵は味方」
 
あなたはこの言葉を聞いたことがないだろうか?
 
人は古代の時代から、敵を作ることで集団をまとめてきた。
逆にいうと、敵がいなくなると、内部分裂を起こし、組織が崩壊する。
だから、常に新しい敵を作り続けなければならない。
アメリカがバブルの頃は日本を現在は中国を経済の敵としているのも敵を作らないと国がまとまらないからである。
 
この原則。
国の政治や経済などマクロなことだけではなく、ネット副業のようなミクロのビジネスにも当てはまる。
敵を作り出さないと、本業でも副業でも成功することは難しい。
 
マーケティングやコピーライティングでは、これを「仮想敵を作る」という。
そこで、仮想敵を作ることについて説明する。

仮想敵とは?

仮想敵とは仮の敵である。
戦争の分野では、仮想敵はいずれ戦うこととなる敵のことである。
 
ビジネスの場合はどうなるのだろうか?
一番最初に思い浮かぶのは、ライバル企業や競合他社や人気商品などだ。
彼らを仮想敵として、追い抜け追い越せという目標を立てるのは良いことだ。
 
しかし。
それは社員にとっては戦意が高まって有効だが、顧客や見込み客にとっては関係ない。
 
ビジネスで成功するには、顧客や見込み客のモチベーションが上がる仮想敵が必要なのである。
 
顧客や見込み客の心が高揚する仮想敵とはなんだろうか?
それは、社会の問題、不都合、不便、障害、悩みなど不満に思っていることだ。
 
そして、これらの不満を敵として、それを倒す(解決する)ために立ち上がるのだ。
これが、現在の成功するビジネスモデルである。
特に、ネットビジネスではこの傾向が強い。

仮想敵を作るメリット

仮想敵を作るメリットは2つある。

1. 購買意欲の高い見込み客が集まる

仮想敵を掲げることで、敵を倒したい(問題を解決したい)人が集まる。
彼らは問題解決の意欲が高いので、あなたの商品やサービスを買う可能性が高い。

2. 顧客がファンになって売上が安定する

集まった顧客はあなたの仮想敵を倒すというビジョンに共感した人たちである。
共感は信頼を生む。
信頼すれば絆が生まれ、あなたのファンになる。
芸能人のファンクラブのように、ファンはあなたから離れず応援してくれる。
すると、あなたの出す商品やサービスを毎回買ってくれるので、売上が安定する。

仮想敵の作り方

仮想敵の作り方は以下の通りだ。

ステップ1:悩みや不安や不満をリサーチする

まずは世の中の人が何に対してストレスに感じていることを調べよう。
ここではできる限り、あなたの主観を排除した方が良い。
あなたが不満に思っていることと世間の大多数が不満に思っていることが違うかもしれないからだ。
SNSやYahoo!知恵袋などでリサーチしよう。

ステップ2:自分が解決できるものを選ぶ

ステップ1で世の中の人が不満に思っていることを見つけたら、その中であなたが解決できるものを選ぼう。
いくら仮想敵を見つけても、勝てない相手では意味がない。

ステップ3:自分の価値観や体験に落とし込む

あなたが解決できる仮想敵が見つかったら、その敵とあなたとの関係を探そう。
もしかしたら、かつてあなたを悩ました問題かもしれない。
あなたの価値観や体験と仮想敵とを結びつけ、あなたのメッセージを作る。
 
このメッセージはあなたのMSPにもなる。
MSPとは「あなたのウリ」のことである。
詳しくはこちらの記事で解説しているので、合わせて読んでほしい。
→ SNS全盛の共感時代の最強の武器MSP(Me selling proposition)とは?

仮想敵の立ち上げ方

仮想敵を作って、伝えるメッセージを決めたら、ブログやSNSやYouTubeで発信しよう。
 
しかし。
ただ、「俺は○○が憎い!なんとかしたいんだ!!」と声を大きくしてもダメである。
相手に響いて共感される伝え方というものがある。
 
その一つはQUESTフォーミュラである。
有名なコピーライティングの売れるテンプレートなので、ご存じかもしれない。
Q:Qualify(絞り込み)→U:Understand(共感)→E:Educate(教育)→S:Stimulate(興奮)→T:Transition(転換)という流れで話すと売れやすい。
 
詳しくはこちらの記事で解説しているので、合わせて読んでほしい。
→ QUESTフォーミュラ:ネットで物が売れる文章の書き方
 
まず、QUESTフォーミュラであなたのフォロワーになってもらおう。
それから、少しずつあなたのことを知ってもらい、徐々に信頼関係を築く。
そして、信頼関係が築けたら、商品やサービスを売る。
これがインターネットで成功するパターンである。
 
このパターンはDRM(ダイレクトレスポンスマーケティング)と呼ばれている。
ダイレクトレスポンスマーケティングについては、こちらの記事で詳しく解説しているので、合わせて読んでほしい。
→ ネット副業で必須のダイレクトレスポンスマーケティングとは?メリット、デメリット、方法を解説

仮想敵を作ろう!

国もビジネスも敵がいないと成功できない。
もちろん。副業でもだ。
むしろ、ネットで集客するなら、仮想敵がいないと成功できない。
 
もしも仮想敵がいないのであれば、今すぐ仮想敵を作ろう。
 
大成信一朗

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