レチノイドの美容効果をエビデンス付きで解説します。

レチノイドは、ビタミンAのグループに属する成分です。

レチノイドの一種であるレチノールという成分が有名ですよね。

肌のアンチエイジング効果が高いことが知られており、様々なコスメ商品でも使用されています。

特に、エンビロンとかゼオスキンは、レチノイドに特化したコスメブランドであり、一般的なコスメとは比べ物にならないような作用を発揮します。

その分副作用も強いので、これらの製品を使用する際には必ず美容クリニックや美容皮膚科で肌診断を受けるようにしましょう。

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小じわやしわの減少

レチノイドは、コラーゲンの生成を刺激し、肌のきめを改善することで、小じわやしわを目立たなくする作用が期待できます。

Journal of the American Academy of Dermatology に掲載された研究では、レチノイドが光老化した肌の細かいしわや肌のざらつきを大幅に改善することが報告されています。

Guidelines of care for acne vulgaris management - PubMed

肌の色調と質感の改善

レチノイドは、細胞の代謝回転と剥離を促進することにより、肌の色調と質感を改善する効果が期待できます。より明るく、滑らかで、より均一に見える肌に導くことができます。

Journal of Drugs in Dermatology に掲載された 2019 年のレビューでは、レチノイドが光老化の治療と肌の質感と色調の改善に効果的であると結論付けられました。

Two-step endoscopic ultrasound-guided rendezvous technique combined with antegrade electrohydraulic lithotripsy for a huge pancreatic duct stone - PubMed

色素沈着過剰の減少

レチノイドは、しみや日光による損傷などの色素沈着過剰の出現を軽減するのにも役立ちます。

肌の余分なメラニンを分解するという作用が知られており、Journal of Cosmetic Dermatology に掲載された 2005 年の研究では、32 人の女性を対象とした研究において、レチノイドが皮膚の変色と色素沈着過剰の改善に効果的であると報告されています。

Nicotinic acid/niacinamide and the skin - PubMed

皮膚の弾力性の改善

レチノイドは、コラーゲンの生成を刺激し、皮膚のコラーゲンの分解を減らすことにより、皮膚の弾力性を改善するのにも役立つと言われています。

Journal of Drugs in Dermatology に掲載された 2010 年の研究では、20 人の女性を対象とした研究で、レチノイドと抗酸化物質の局所的な組み合わせが皮膚の弾力性とハリを改善したことがわかりました。

Innovations in natural ingredients and their use in skin care - PubMed

このように、レチノイドの作用は豊富な研究によって裏付けられており、正しく使用することで肌を若々しく、美しく保つことが可能です。

ただし、繰り返しになりますが、レチノイドは副作用も強い成分です。

レチノイドを使用する際には必ず美容クリニックに相談しましょう。

YouTubeでレチノイドについて解説しています。