![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/74915803/rectangle_large_type_2_2c9945fb83b1fe97a2e52942b466824b.jpeg?width=800)
LAから移住。古民家DIYで英会話教室|カメラマンとめぐる尾道_第6回(御調町)
今回は全8回のシリーズ企画第6回。
尾道にゆかりのあるプロカメラマンと、尾道市地域おこし協力隊が市内をめぐり、各地で撮影した場所やひとの情報と、プロから習ったカメラのミニ知識をinstagramとnoteマガジンで発信していきます。
この企画の投稿や記事を見て、カメラ片手に尾道各地を巡る際の参考にしてみてください。
1.エリア・テーマ・講師のご紹介
![](https://assets.st-note.com/img/1645516283331-YNFOaso9So.png?width=800)
今回、第6回の撮影舞台は、御調町(みつぎちょう)。
尾道市の最北部のエリアで、尾道駅から車で約30分程で着きます。かつて人の移動や、物資の運搬の主要道であった旧山陽道と旧銀山街道が交差する、歴史的な街道の要所となるまちです。
そして、季節の移り変わりが山なみからわかります。自然豊かな場所で、田園風景が広がる農業が盛んなエリアでもあります。
![](https://assets.st-note.com/img/1648031757988-ORVjWKDlnU.jpg?width=800)
〈第5回の撮影テーマ〉
シャッタースピード
この記事は、御調町の地域おこし協力隊員の大橋が担当します。
今回の講師は、「装苑」「SWITCH」「天然生活」等のファッション・カルチャー・ライフスタイル系雑誌の撮影を中心に長年東京で活躍後、海外移住を経て、現在尾道で島生活を送られている岡本真菜子さんです。
![](https://assets.st-note.com/img/1648031897822-H86hRJ46x2.jpg?width=800)
2.カメラ研修
内容に入る前に、研修の大まかな流れを改めてご説明します。
まず「①全員で被写体を撮影」し、「②協力隊2名が自分の写真を複数枚選択」します。それから「③撮影意図と疑問点を発表して講師からフィードバック」を受け、それをもとに「④再撮影」し、最後に「⑤講師の撮影した写真を見て質疑応答」をします。
前提として、写真はInstagramとnoteで使う写真を想定して撮影しています。
2-1. 協力隊1人目(選んだ3枚の写真)
![](https://assets.st-note.com/img/1647922175738-UFhkmjTDaN.jpg?width=800)
協1:「1枚目は、家の中で目を引いた灯篭の写真。2枚目はDIYで改修している古民家でのお二人の写真。もう少し広い画角で撮れば良かったかも…。3枚目は英会話教室の写真。動きを感じれる一枚を選びました。」
岡本さん:「今日のテーマのシャッタースピードと言うのは、カメラに光を取り込む時間のことです。そのシャッタースピードの速さによって、撮れる写真が明るくなったり暗くなったりします。」
![](https://assets.st-note.com/img/1648084234521-Q8xjr0XgTo.jpg?width=800)
岡本さん:「例えば、1枚目で撮った灯篭をシャッタースピードを遅くして撮影すると、天井が見えるくらい明るい写真になります。」
![](https://assets.st-note.com/img/1648086501088-0gqSCxGNaS.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1648086840214-6AHjnjIhk1.jpg?width=800)
岡本さん:「2枚目は、もう少し後ろに下がって撮ると、はしごや道具が写りこんでDIYをしていることが伝わるよね。」
岡本さん:「3枚目は、男性の手が少しブレたことによって、写真に動きがつきました。シャッタースピードが遅いと、ブレやすくなります。表現したいものはブレさせるものか止めるものかをまず決めて、そうするためにはシャッタースピードをどうすればいいのか、被写体によって見極めることが大切です。」
POINT
・シャッタースピードが遅い=写真が明るい
・シャッタースピードが速い=写真が暗い
・シャッタースピードは被写体によって見極める
2-2. 協力隊2人目(選んだ3枚の写真)
![](https://assets.st-note.com/img/1647923298201-r9RxZCVLQX.jpg?width=800)
協2:「1枚目は、家屋と人がいっしょに写っていて、人がまとまっている感じも気に入ったので選びました。2枚目は、お二人の写真のうち一番はっきりと写っていたものを選びました。3枚目は、Instagramに載せることを想定して、両端をカットしたら、人が中央にまとまると思い選びました。」
岡本さん:「1枚目が良いのは、奥さんがかわいいからだと思う(笑)。2枚目は、道具が写りこんでいて、どこに居て何をしているかがわかるよね。3枚目は、同じ場所で撮った他の写真がブレてたんだよね?シャッタースピードが遅いと手ブレしやすくなるんです。」
![](https://assets.st-note.com/img/1648434239260-APqWpB8M63.jpg?width=800)
岡本さん:「シャッタースピードが遅いときに写真を明るくしたいときは、ISOの数値を上げます。ISOは光を感じる度合いのことです(ISOは後の回でしっかり扱う予定です!)。」
POINT
・場を伝える要素を写り込ませる
・シャッタースピードが遅いと手ブレしやすい
・写真を明るくしたいときは、ISOの数値を上げる
3.プロカメラマンが切り取った御調町
ここまで協力隊の写真とプロカメラマンからいただいたアドバイスをご紹介してきましたが、今度はプロが撮影した3枚とコメントをご紹介します。
![](https://assets.st-note.com/img/1646029439819-OElDVo30mT.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1648009394371-AH2FELQajd.jpg?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1648009412605-EB3vJENIhY.jpg?width=800)
岡本さん:「シャッタースピードを意識するのは、動きを意識する時です。例えば、スポーツ写真のようにシャッタースピードを速くして動いている物の動きを止めることや、逆に遅くして、水の流れや星の軌道などを見せることができます。
でも実際には、光量の調節のために変えることも多いですね。シャッタースピードがどのくらいの速さなら自分は手ブレしないかを知ってるといいと思います。今回選んだ1枚のように、ふとした表情を撮る時もある程度速いシャッタースピードがいいと思います。」
4.御調町で出会ったひとやもの
最後にあとがきとして、今回御調町で出会ったひとやものをご紹介します。
タートン・前原夫妻
昨年(2021年)の1月に移住されたご夫妻。旦那さんはアメリカのロサンゼルス(LA)出身で、奥さんは広島県福山市の出身。奥さんの地元に近い場所を基準に移住地を探していた際、今の古民家に出会い旦那さんが一目惚れ。現在、古民家にて英会話教室TATON English Schoolを開きながら、DIYでリノベーション中。
![](https://assets.st-note.com/img/1648109680923-MuO3bAP68R.jpg?width=800)
岩倉の水
ご夫妻が御調町内でも一番気に入っているスポット。岩倉寺の境内にある湧き水で、広島県の名水百選の一つ。ミネラルが豊富で臭みも少なく、ご夫婦と同様に市内外から汲みに来られる方が多い。
尾道市役所 公式YouTube 「みつぎさんぽ♪ ~岩倉乃水~」
石垣が並ぶ段々畑
家の裏山で発見した段々畑。旦那さんが整備をすると、段々畑だった事がわかりました。驚くほど綺麗になり、地域の方にも喜ばれたそう。奥さんはこの畑で野菜を育てるため、農業にも挑戦している。
![](https://assets.st-note.com/img/1648434400910-tILHNYAvLM.jpg?width=800)
いかがでしたでしょうか。これからも尾道各地のさまざまなエリア情報と、カメラ講座の内容をご紹介していきます。よろしければフォローやいいね!をよろしくお願いします♪
![](https://assets.st-note.com/img/1648126478313-DUlStk9kPY.jpg?width=800)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?