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Give-and-Take

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わたしが公開した写真や記事を使ってくれた御礼としてマガジンにまとめています。
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#日常

『わたしの妄想旅行』

旅行に行きたい。 温泉に入って、おいしいご飯を食べて。 観光地に遊びにいって、いろんなものを見る。 旅館でもホテルでも。 キレイな部屋で、優雅にのんびりと過ごす。 ああ、なんて素敵で贅沢な時間だろう。 今でこそ“パニック“という爆弾を抱えている身だから、なかなか腰が重くなったけど。 パニック障害を発症する前は、私は旅行が好きだった。 温泉も好き。 テーマパークも好き。 日本全国津々浦々。 推しに会いに旅に出るのも好き。 けれど家庭をもって、自分で自由に使えるお金自体

KILLING ME SOFTLY【小説】127_鏡に向かって指を刺せ

毛布に包まり微睡む、夜半の夢現つでライブ配信の通知が届き、スマートフォンを掴んで飛び起きた。写真共有SNSを開くと、そこにはかつての親友がいる。 「あーこんばんはー。みんな元気?これ、ホントはやるつもりなかったんだけど。うん。そう、ナツね、啓裕くんとお別れしちゃったの……。」 鼻声、涙で崩れた化粧、美しい顔面にも及ぶ多量のピアス、知らぬ間に増えたタトゥー、だらしない服装。アルコール度数が高い缶チューハイを飲みながら画面に向かって語りかける姿が同情を誘い、私という捌け口を失

せっかくテンションあがったのに。

今日からバイト3連休です。 今朝も目覚ましかけずに10時まで寝てました😅 なので、けっこう体が軽くて、洗濯してる時に 今日はホームセンターに行く予定だったんですが、ついでに? 久しぶりにヒトカラ(1人カラオケ)に行こうかな?と思い立った。 思い立ったら、俄然、テンション上がってきて、服装から小物から気合いが入る。(私はメイクは苦手なのでメイクは基礎だけです^^;) で、意気揚々とまずは当初の目的のホームセンターに。 が、ここでレジに並んでたら、急に喉がイガイガし

わたしの夏さんはいつやってくるの?

梅雨あけから少し時間が経った。 あっつい日々が続くが、なぜか夏が来たような感覚がまるでない。 春と梅雨が終わり、順番的には夏が来たはず。 7月にもなったし、数年前は「もうすぐ夏休みだ〜」と心弾ませていた時期のはずなのに。 いつ夏が来るのだろう。密かにそう思っている。 やってきてほしい反面、暑いのは勘弁と願う自分がいる。 そして、なにがきっかけで夏が来るのだろう。 外でたくさん歩いて汗をかいた時? かき氷を食べた時? 海に遊びに行った時? セミの抜け殻をみつけたとき?

彼は私への態度を急変させゴミ箱に投げ捨てた。

彼は満足気に私を見つめて 席に着いた。 腰を下ろした彼は窓の外を眺めた。 私は彼の正面に座り、同じく窓の外を眺めている。 彼は、皿の上に乗ったケーキにフォークをさし、大きな口の中にそれを運ぶ。 とても幸せそうな顔で食べるんだな。 きっと彼にとって 私とケーキの時間は究極の癒し時間だ。 ・・・・・・・・・・ 20分くらいその場で、心地の良い時間を過ごした彼であったが、突然声を上げたのだ。 「うわ、最悪やっ、。も〜、気分下がるなぁ」 そう言った彼は、白いズボンにこ

お母さんは、彼女である。

「じゃあね、、。」2020年の夏。2LDKの一室から、この家の3分の2の量に値するであろう荷物を車に積んでカノジョは出て行った。 そう、ボクは今この瞬間、同棲に失敗したのだ。人間には「男性・女性・母性」3つの性があると、何かの本で読んだ事がある。 男は一生、男性でいたいが、カノジョはいずれ母性になる。ボクがそのまだ見ぬ母性に甘えて、家事全般を仕事を言い訳に、自分ではやっているつもりで、カノジョに負担を強いていた事がボク達からこのコロナ禍に関係なくソーシャルディスタンスをと

3秒で忘れる彼氏を愛してる

使い終わったら元の場所に戻してね。 お風呂上がったら換気扇は朝までつけっぱね。 ドライヤーこの後私が使うからそのままにしてね。 同棲をしている彼と私の間の、毎日のように繰り返される耳にタコができるような「〜したら〜してね」の言葉たち。 彼は「は〜い」といいながらお風呂の換気扇を消す、ドライヤーを片す。 「だ〜か〜ら〜」と機嫌の温度が90度ぐらいになった私の声色ですぐに「優しく優しく〜仲良く仲良く〜って約束したじゃあん」と2歳児みたいな顔で私の元へやってくる。 こんな彼の

【日常の楽しみ方】“夢”をスクラップする。

こんな家に棲みたい。 あの場所に行ってみたい。 憧れの食卓は……。 誰もがそんな夢を持ち、テレビや雑誌で見るたびに、 ウットリとしてしまいます。 でも、時間が経つと現実に戻って、 夢を忘れてしまいます。 これでは、夢は叶いません。 夢を夢で終わらせるのか、 それとも、実現させるのかは、 夢に対する熱い想いがあるかどうかに掛かっています。 そう、夢を見続けることのできる人が、 夢を叶えることができる人なんです。 “夢”をスクラップしましょう。 テレビで見た夢なら、

日常をちょっと素敵に見る方法3:朝日をみる

なんだか変わらない毎日 いつもと同じ見慣れた風景に、物足りなさを感じたら... 日常をちょっと素敵に見る方法1:映画監督になってみる 日常をちょっと素敵に見る方法2:旅行者になってみる これまで2つの方法を紹介してきましたが、シリーズ最後の今日は「朝日をみる」です。 いつもよりちょっと早起きして朝日をみる 水平線から昇ってくる朝日は 地球が回転していることを教えてくれる、はじまりのサイン 1日がはじまる、よりも 1日をはじめる いつの間にか、はじまっていた