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誰の為に何をしているのかが全くわからなかった

こんにちは!小野寺幸太郎です。

起業した今でこそ、日々精力的に仕事をし、メンバーさんの身体を、そして人生をより良くするために行動している!人の役に立てている!という実感を持てています。

しかし会社員時代は「毎日毎日、一体誰の為に、何をしているんだろう…」と悶々としていました。

入社当時はジムトレーナーやスタジオインストラクターとして一日中現場にいました。直接会員さんと接し、コミュニケーションを取り、感謝の言葉を言って頂けることもあり、それなりに他者貢献できているのを感じながら働けていたように思います。

しかし役職が上がるにつれ、人と接する機会は徐々に無くなっていきました。

顧客無視の店舗運営を強いられ

売上を上げろ人件費を削れと詰められ

施設修繕や苦情対応に追われ

会員同士のトラブル対応もせねばならず

さらには人間性を否定するような匿名の手紙やメールが届き

一体自分は何をやってるんだ…と

自分がやることで誰かを幸せにしてるのか?誰かの役に立っているのか?

と毎日考えていました。

大きなきっかけとなったのは娘が2歳の時ですね。当時は静岡に単身赴任をしておりました。

青森に帰省していたのですが、勤務の関係で始発の新幹線で戻らなければいけませんでした。

寝ている娘を起こさないように、そっと支度し、妻に新青森駅まで送ってもらいました。

新幹線が出発して少し経った頃に娘のことが気になり妻に「もう起きた?」と何気なくLINEをすると…

「泣いてるよ。お父さんいないって泣いてる」

この時、電気が走ったように「自分は一体何をやってるんだろう」と強烈に感じたのを覚えています。

仕事で誰かを幸せにしているわけでもなければ

家族を幸せにできているわけでもない

それどころか自分の子どもに寂しい思いをさせている

好きでもない人間の言うことを聞き

やりたくもないことをやらされ

そのやらされたことで気合の入った苦情やクレームを受ける

自分の収入も住む場所も働く時間も付き合う人も全てを他人に決められる

いつまでもこんな人生でいいわけがない!

いずれ必ず自分でやる。

それから5年後、今は他人ではなく、自分の心に従って、情熱をもって仕事ができています。

一方で会社員として生きることを否定しているわけではありません。

本当に良い会社で働けている人たちもいると思います。

「今の会社が好きだ!」

「会社員として、組織の一員として働いていきたい!」

「やりたいことをやらせてもらっている!」

しかし今一度真剣に考えてもらいたいのは「それは本心ですか?」ということ。

「自分に言い聞かせていることではないですか?」ということ。

もちろん人生は仕事が全てではありません。

人生という全体の中に仕事という部分がある。

一方で仕事は人生の中で大きな割合を占めることも事実。時間的にも精神的にも金銭的にも。

何より、たった一回の人生を後悔しないために。

自分はどう生きたいのか?何を大事にしたいのか?

じゃあ、どう行動するべきなのか?

本当にこの仕事が好きなんだったら。

真剣に考えたほうがいいと思います。

最後まで読んで頂きありがとうございます。それではまた。


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