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ジョニー小野の趣味

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私の趣味に関する記事をまとめています。 オーディオ、コーヒー、クルマ、機械式時計、革製品、靴などについて書いています。 皆様と趣味を通して様々な交流をしたいと思っています。ピンと…
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#歌詞解釈

HIDE「ピンク スパイダー」はスマホ時代を予測していた 前編

HIDE「ピンク スパイダー」はスマホ時代を予測していた 前編

 今回は、読者の方からのリクエストをいただいたので、hide with Spread Beaverの名曲「ピンク スパイダー」の歌詞を取り上げようと思います。

 HIDEさんご本人が「糸はインターネット」と発言されているようで、その意味を踏まえた解釈が一般的になっています。

 私にはこの歌が、「スマートフォン」の登場を予測していて、SNS時代の到来を歌っていたように思えます。やっとインターネッ

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新説ミスチル「Over」は死と別れの曲だった

新説ミスチル「Over」は死と別れの曲だった

 先日「Mr.ChildrenのOverは恋愛マニュアルだ」と主張しておきながら、急転直下でこのような説を世に出す事にいささかの躊躇は禁じえなかった。

 しかしながら、「Over」の歌詞を読み込むほどに別の解釈をするべきなのではないかという思いは大きくなり、何も語らないままにはいられなくなった。考えてみると、あの頃から私の解釈は違っていたのかもしれない。

 前置きが長くなったが、本題に入らせて

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Mr.Children「Over」は失恋ソングではない。恋愛の教科書である。後編

Mr.Children「Over」は失恋ソングではない。恋愛の教科書である。後編

 前編では、この歌が桜井氏から男子に向けた究極の恋愛アドバイスである事を説明した。本稿執筆にあたり、世間にある「Over」歌詞考察をいくつか確認したが、どれも失恋にフォーカスしているものばかりであった。

 この歌は、文面だけを見れば失恋エピソードでしかないのだが、それでは考察でも解釈でも解説でもなく、ただの感想に過ぎない。また、そういった文章で気になるのが「個人的には〜」という表現の多様である。

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Mr.Children「Over」は失恋ソングではない。恋愛の教科書である。前編

Mr.Children「Over」は失恋ソングではない。恋愛の教科書である。前編

 Mr.Childrenで最も売れた4thアルバム「Atomic Heart」に収録されている楽曲。シングルカットされていないがベスト盤に収録されるほど人気がある名曲でもある「Over」の歌詞を今回は解析していきたい。

 一般的には、失恋の痛手とそらを乗り越えようとする男の気持ちを描いていると解釈されているようだが、果たしてそうなのだろうか。表面的に見ればそのような解釈になるのかもしれないが、作

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