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法人向けの研修会社が、個人向け行動応援コーチングを提供し続ける理由

皆様こんにちは。代表の濵田美雪です。

弊社は普段、主に人材育成や組織開発に関する法人向け研修を行っています。そして同時に、ビジネスパーソンを応援するための行動応援コーチングも提供し続けています。本日は、その背景にある私の思いを綴るコラムです。

「コーチ」の語源は馬車。お客様を目的地(ゴール)まで送り届けます。

2022年版の中小企業白書によると、日本の企業 約421万社中、99.7%が中小企業です。社内教育・研修制度に目を向けると、大企業では新入社員研修から管理職研修までの階層別研修や資格を取得するための研修、1on1ミーティングなど充実した制度が整備されている一方、中小企業はそこまで充実していないのが実情ではないでしょうか。
 
たとえば新入社員研修においても、中小企業は毎年継続した新卒採用がなかったり、あっても1~2名という場合もあります。そのような場合、企業単体での新入社員研修の実施は難しく、外部研修機関や各地の商工会議所などが実施する研修を受講させるケースが多くなります。
 
問題は、その後です。
 
社会人としての教育は、入社時だけで十分であるとは言えません。
ですが、中小企業では教育・研修にかける時間も人材も限られており、入社後スキルアップのための制度が充実しているとは言えません。人事部から提示されたものの中から必要なものを選ぶことのできる大企業(受講にかかる経費も会社負担です)と、自ら必要なものを探し、その経費も自己負担をしなければならない中小企業の差は歴然です。
勤務する企業の規模の大小で、学ぶ機会が影響を受けることは残念だと感じています。
 
私自身は中小業での勤務経験しかなく、新卒で入社した企業で受けた研修は新入社員研修のみ。転職後2社目の企業では、なぜか入社2年目の方たちと一緒に電話応対の研修を受けました。すでに社会に出てから7年が経っており、「的外れな研修を受けさせるなあ」と思ったこと、大企業に就職した友人の話を聞く中で「このままでは大きく差がついてしまう」と強烈な焦りを感じたことを覚えています。
 
その後、独立をして人材育成・研修講師をさせていただくようになり、勤務する企業の規模にかかわらず、「学びたい」という気持ちのある方を個人的に応援したいとずっと考えていました。
 
その中で、今実践しているのが「個人向け行動応援コーチング」
(自分で言うのも変ですが、応援の気持ちを込めた破格の料金設定です)

「前へ、上へ」という前向きな気持ちはもちろん、「何をしていいのか分からない。自分のキャリアを描けない。」という不安な思いに寄り添って、ビジネスパーソンを応援しています。
 
私自身のキャリアを振り返ると、事業会社への就職、転職、起業。そしてプライベートでは結婚、出産、子育てを経験してきました。ビジネスパーソンのコーチングをさせていただくにあたり、今の年齢も、今までのキャリアも、そしてプライベートでの経験も全て、目の前の方の思いを聞き・理解することに役に立っていると感じています。
 
法人研修のお仕事も、もちろん大好きですが、個人向けコーチングはとてもやりがいがあります。対話を重ねる中で、その人らしいライフ&キャリアデザインを描くお手伝いができることは大きな喜びです。
 
コーチングは、スキルだけでできるものではありません。

  • コーチングの中でその方が何気なく口にされた本を読んで、感想を共有する

  • コーチングとコーチングの間に目にした言葉を、その方にプレゼントしてみようとメモをする

など相手の笑顔を見ることを幸せに感じるマインドや、自分の思いを伝える準備を整える小さな行動も必要です。目の前の方の悩みや迷いに丁寧に寄り添い、ふとした笑顔を一緒に喜ぶことで、その方のビジネスパーソンとしての成長をサポートしていきたいと思います。



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