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変化とチャンスと心理作用。そして決断

人は、変化とか変革を苦手とします。

変わったほうがいいかも、もしかしたらそっちの方がいいかも、、、
もっと成長したい

そう思いつつも踏み切れない。
そんなこと多々あるんじゃないかと思います。
思うことも考えることもやりたいことも、どんどん出てくるのに
でも、一歩踏み出せないことってあって、
そんな風に踏みとどまっているうちに、
あの時、えい!って踏み出したあの人と
気が付けばとても大きな距離ができてしまって、
気持ちだけが焦ってしまう。

自分自身のことはもちろん
仕事においても発生しています。
新しい方法を取り入れてみたり、まったく違うやり方や
体制を変えてみよう
と言っても
反対が多くて結局うまくいかない。

「現状維持バイアス」という心理作用

反対が起きる
一歩踏み出せない
その原因は「現状維持バイアス」だったりします。

現状維持バイアスとは、
行動心理学における
「大きな変化や未知なるものを避け、現状を維持したくなる」
という心理作用であり
プロスペクト理論における「損失回避性」が起因となる
「人は利益から得る満足度より同額の損失から得る苦痛の方が大きいと判断する」という心理作用です。

現状を変えることによる「何かを失うかも」という不安が、
変化の先にあるかもしれないワクワクより勝り、
心理的な抵抗が現状維持・変化をしないということで
安心しようとする働き
です。
現状に多少の不満があっても、すでに理解している不満だから甘受できる。ということなんだろうと思います。

「現状維持バイアス」には誰しも陥ります。

どんなに意志を強く持っても、
見えないこと、体験したことないこと、未知のものに対して
たった少しの不安も抱かない
なんてことはないと思います。

だからこそ、何かを判断するときに、決断するときに
「現状維持バイアス」が働くということを知っている、ことが
大事
だと思っています。

「現状維持バイアス」が働くとチャンスも失う?!

分かっている現状は安心します。
大きな変化、未知なるものを取り入れることによる「不安」を遠ざける。
一時的に心は安定すると思います。
ただ、
同時に、チャンスや新しい世界を放棄する、もしくは先送りする
ということになります。

それらは、いずれ、
違う形での「不安」となって、また目の前に現れると私は思っています。
変化をしない以上、
変化していく世の中とのズレが生じたり
分かっていたはずの不満がさらに積み重なって、降り積もった雪のように
少しずつ重みを増し軋みを生み出していくことになると思います。

何か大きな変化や、未知の世界へ飛び込む時、
こんなことやろうかなって思って、すぐ動けないときには
「現状維持バイアス」が働いているんだ、と認識して
その上で、考える。
そして選択する。ということが大事で、
「現状維持バイアスが働いている」状態と認識せずに
感情のままに選択するのは、
意志ではなく、一時的な安心のために流されているだけかもしれないので
本当はつかめたかもしれない
新しい世界・チャンスにも気づいていない状態になるかもしれません。

変化や未知の世界へ飛び込むことだけがいいということではなく
認識した上で、自らの意志で「選ぶ」ということが大事

だと思っています。

「現状維持バイアス」との付き合い方

ワンピースは常に変化し続けている会社だと思っています。
入社して4年目に突入しましたが、
こんなに変化の激しい会社は初めてで
すでに10年ぐらい務めている気分です。(笑)
(ベンチャー企業やスタートアップ企業は変化が多いと思います)

従業員約170名、いろんな価値観のメンバーで
全員がベンチャー企業精神万歳!っていうわけでもなく
正直、いろんなことを決めたり、取り入れたりするときに
この「現状維持バイアス」が働くことも多くあります。

トップダウンの企業であれば、
それでも「変化」も「新しいことを取り入れる」ことも
カタチ上、簡単にできるかもしれないのですが、
ワンピースは、フラット組織で上司を置かず
ワンピースのことはみんなで決めるというスタンスの経営スタイルで
会社全体に関わることや全体に影響する変化は
誰か一人の一存では決定できません(社長もしかりです)
そんな中で、どうやってここまで変化してこれたのか。

◆多角的に物事を判断する(多数から意見をもらう)

一人で決める、ということをしていません。
チームメンバーと話し合って決める。(誰かに相談して決める)
ワンピース会(ワンピース会の詳細はこちら)で決める。

自分だけの話ではない場合、
自分自身は変化・未知の世界への道を選択したくても、
誰かと一緒の場合、一定数の「現状維持バイアス」が働くことになるので
変化側 vs 現状維持側 になりやすいのですが
その結果、より検討が進んだもの、より精度が高くなったものでトライができる
または、賛同者をどう増やすか、巻き込むか
どれだけ未来のワクワクを大きくするか?を事前に考えることになるので
スタートするときに協力を仰ぎやすくなり
結果としていい成果になることも大いにあります。

一方で、見落としていた懸念点に気づけることもあります。

どちらにしても、
より良い意思決定ができるようになります


◆その選択が絶対ではないという大前提

一度決めたこと
一度変化させたこと
だとしても、それは絶対ではない。
やってみて、不具合や不都合が出てくるようであれば
戻してもいいし、また変化させてもいい
常に変わっていくもの、いつでも変えていいもの
と大前提を共有しておく。

これもまた、ゆとりを持った決断や、
ガチガチになりすぎずに、
その決断の後も
しなやかに、臨機応変に変化していける状態をつくる
ことができます。


◆この指とまれ方式で、やりたいと思うメンバーが小さくトライする

一人では難しくても
二人であればトライできることもあります。
共感をしてくれたメンバーと、小さく始めてみる。
会社全体に広げることをイメージしながら
まずは一部署だけでトライしてみる。等。

◆なんか楽しそう!というところには人が勝手に集まる

周りを巻き込む情熱。
一定数の反対メンバーのバイアスが緩むぐらいの
ワクワク感とおもしろそう!という空気感を
つくっていく。
(この辺は、上にあげてる手法で進めてたら結果こんな感じになってるってことは多いかもです)


このほかにも、
定量的に測るということは大事だと思います。
慣れとかの軸は無しにして。

私としては、
一人で決めない。アドバイスをもらう。みんなで考える
というのが
一番効果的だなぁと感じています

勝手に感じていた「不安」についても
話し合ったり意見を聞いているうちに、
「漠然とした不安」が、何に対しての不安なのか「明確な不安」に形を変えることで
ちゃんと考えることができます。
盲目に突っ走るわけでも
よくわからない不安を回避するための現状維持を選択するわけでもなく
メリットデメリットを理解した上で
選択できるようになると思います。

「現状維持バイアスが働いているな」って認識しただけで
なんとも言えない不安や
反対していた気持ちが
すーーーっと晴れてしまうこともあるので
不思議ですが。(笑)

上手く付き合って、いい変化をつくっていきたいですね◎

writer:mayu



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