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病人・患者に、お見舞いなどで言ってはいけない言葉5選
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kazuki-ONEMaster(けいゆう)です。
今回は、病人・患者さんに対して、ついつい言ってしまいがちな言ってはいけない言葉5選を紹介します。
記事をリライトしました。よろしければ下のリンクをご覧ください。https://onemaster.info/2020/11/15/omimaideittehaikenaikotoba/
もちろん、悪気があって言っているわけではないのはわかります。
お見舞いで優しい気持ちで言う言葉や励ましの言葉・・・。
しかし、言い方(言葉)を間違えると患者にとってはただのストレスとプレッシャー。
せっかくの親切がストレスやプレッシャーにならないように、病人・患者に、お見舞いなどで言ってはいけない(かけてはいけない)言葉を5つ紹介します。
最後に、一冊の書籍からも解説します。
ちなみに、私が入院している病院の医師、看護師らをはじめとした病院関係者はこれから紹介する“言ってはいけない言葉"を患者に対して全く使いません。
それではいきましょう。
病人・患者に、お見舞いなどで言ってはいけない(かけてはいけない)言葉5選
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/31392897/picture_pc_1caab82fd0c90ec9a5a60110ceab17ab.jpg)
1、『〇〇さんも同じ病気』(他者との比較)
けっこうありがちです。
時に便利な事もありますが、基本的にこれを言われたときの解釈は、『〇〇さんも頑張ってるんだから、あなたも頑張りなさいよ』と、受けとめられます。余計なお世話だと思われます。
全く同じ病気だとしても治療方法や治療期間は人それぞれです。言われた患者さんが余計に意識して、結果的にプレッシャーを与えるだけです。
話の展開の仕方により良い時もありますが、自信が無かったら避けたほうが無難です。
2、『大丈夫でしょ?』や、『痛くないでしょ?』
細かく言うと、『薬あるから大丈夫でしょ?』とか、『麻酔使うから痛くないでしょ?』などです。
薬の副作用は辛いですし、手術や検査は麻酔を使っても痛い場合が多々あります。術後などもそうです。
病気やケガの痛みや苦しみは、本人にしかわかりません。
仮に元気そうでも、見た目だけでものを言うのは避けたほうが無難です。浅はかな印象も与えてしまいます。
3、根拠の無い『大丈夫』
まず、根拠があるか無いかで言葉の重みがまるで違います。
病気の治療(特に人間の治癒力の部分)は、ネガティブな感情を持たず楽天的に物事を考える事も大事です。
しかし、死の可能性を考え悲観している患者さん相手に、根拠も無く適当に大丈夫と励ましても、心に響かないどころか、哀れに思われていると受け取られ、不安要素を増やすだけです。
使う場合
例えば、白血病の治療をしていると、いろんな過程で死亡率が5〜10%前後ありますが、物は言いようで、逆に90%以上の生存率という根拠をもとにして大丈夫と励ますだけで、受け取り方も違うものです。
4、『頑張れ』や『負けるな』
つまりは、これについても根拠が無い発言です。
何をどう“頑張る"のか、何にどう“負けない"のか、説明できないですよね?
さらに、これを言われても、病人・患者さんはとりあえずの『YES』を言わざるを得なくなり、弱音も吐けません。ただの命令です。
励ます思い、鼓舞するためについつい言ってしまいがちな言葉ですが、間違いなく、患者さんにプレッシャーを与えて追い込む言葉です。今すぐやめましょう。
後述の書籍の解説で、もう少し触れます。
5、闘病
こちらの記事でも解説してます。また、先程の4、『頑張れ』や『負けるな』の要素も含まれます。
治療は戦い(闘い)ではありません。
キャッチーでありながら美徳をも感じさせる“闘病”という言葉ですが、テレビ等マスコミの単一の価値観の言葉です。
確か、ユーチューバー兼プログラミングスクール経営者のマコなり社長の発信で、昨今のバレンタインスルーについての動画がありました。
20〜30年前、インターネット、SNSがまだまだ普及していない頃は、情報源と言えばテレビであり、皆が同じような内容のテレビを見て、皆が同じ方向を向いて行動していた。
それが現在ではSNSの普及により、それぞれの価値観を発信できるようになった。
バレンタインについても「義理であげるのが嫌だ」とか「義理で貰ったのを返すのも大変」と、各々が声を上げ、それに賛同し行動していけるのが今の時代。
“闘病”という言葉についても同じで、テレビでは辛い闘病生活の果てに死んでいく様の特集番組などありますが、そのイメージを治療中の患者(自分または家族、親族や友人など)にそのまま押し付けて使ってしまっている。
“闘病”という言葉を使う事で、酔い痴れ、自ら辛い思いをするという選択を取ってしまっています。
“闘病"という言葉は“治療"という言葉に置き換えてみませんか?
繰り返します。わざわざ“闘病”という言葉を使う意味はありません。
一冊の書籍から解説
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7/29現在、amazonの商品ではプレミア価格の中古しか見当たらなかったので、興味がある方は電子書籍か楽天などで確認してみてください。
精神科医で、映画評論家、作家、YouTuberの樺沢紫苑さんの書籍です。
この中でも、“闘病は病気を悪化させる"とあります。
闘病・・・よくない言葉。闘うほどストレスが増える。
“頑張らない"をテーマに、闘病を頑張らない、名医探しを頑張らない、自分を責めることを頑張らない、薬を疑うことを頑張らない、完全に治そうと頑張らないなど。
また、患者の家族に向けて、動揺しない、焦らない、家族が頑張り過ぎてもよくない、患者さんと闘わないなど、患者さんの家族のあるべき姿も書かれています。
もちろん、読んだからすぐ病気が治るというわけではありませんが、マインドセットを変えることも治療にとっては重要だと納得できるはずです。
参考にしてみてください。
いかがでしたか?
病人・患者に、お見舞いなどで言ってはいけない(かけてはいけない)言葉5選で紹介した言葉は、けっこう使ってしまいがちではないかと思います。
実際、自分も何度か言われた事がありましたが、あまりいい気分はしませんでした。ただ、気を使って言っていただいてるのは確かだろうと感じていました。
また、冒頭にも書きましたが、私が入院している病院の医師や看護師は今回紹介した言葉は全く使いません。そういう教育を受けているのかどうかはわかりませんが、事実です。
病気になると精神的にも追い込まれてしまいます。大切な人がそうなった時、間違いのない優しい言葉で励ましていただければと思います。
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お見舞いの品としても喜ばれます。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
これからも白血病をはじめ、入院生活に役立つ情報など発信します。
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