心を輝かせるためには、心の器も整えることが大切だった。/私の盲点
「人は心のありようで現実を変えられる」
そんな信念があり、心のあり方については結構向き合ってきました。
このことは私がかれこれ15年ほど前にマルセイユタロットの物語に学んだことの一つです。実際に実践して生きやすくなった経験から、制作しているコスチュームジュエリーにも、心も演出してくれるメッセージとして添えてお届けしています。(詳しくはこちらの記事をご覧ください。)
今回はそんな私がずっと見逃していた「”心を輝かせる”または”うまく操る”ための大事なポイント」にステイホーム中に気が付いたというお話です。
心だけを整えることの難しさ
「人は心のありようで現実を変えられる」というのをかみ砕いてごく端的に言うと、できると思えばできるとか、感謝することで感謝が返ってくるとか、ネガティブなことを前向きなことに変換するとか。
また、人を変えることはできないけれど、自分を変えることは自分でできる。自分が変われば人も変わる。などです。
とてもざっくりですがこういう「心の持ちよう」を変えていくことで現実が生きやすく変わる。そんな考え方です。
実際意識することでとても生きやすくなりましたし、「自分が変われば人も変わる。」などは当時会社勤めをしているなかで、仕事の人間関係やプレゼンでも何度も役に立ち、うまくいく確率がグッとあがりました。
でも、そう簡単に人の思考グセって変わりませんし、ぶれることもあります。残念ながら「わかっている」ことが「できる」とは限らない。
10年以上この信念に向き合いながらも、凹んだり自己嫌悪になったり、気持ちをなかなか切り替えらないことも何度もありました。
そして自分のコスチュームジュエリーに添えているその信念を込めたメッセージを発信しながら、あーこれは今自分に必要な言葉だなと、ときどき自分に突き刺さることも多々。
そんな長い堂々巡りのなかでやっと今さら気が付いたのが、心の器=体を整えることで心も劇的に整いやすくなる。ということでした。
ダイエット目的ではじめた筋トレが教えてくれたこと
完全にダイエット目的でした。
今年の1月からジムに入会して流行りの筋トレをはじめたのは。
お正月に人生MAXの体重を記録し慌てて……。よくある話ですね。
でも正直自分が筋トレをやるようになるとは思っていませんでした。基本的に万年ダイエッターで、食事制限、糖質制限などいろいろやってはリバウンドしてを繰り返し、痩せにくい体MAXな状態になり、あとは基本に戻って運動から地道にやるしかない!と追い詰められた末でした。
パーソナルトレーナーさんに単発でご指導いただき作っていただいたメニューに沿って、ほぼ週3日マシン筋トレと有酸素を開始。達成感もあって意外と楽しく通っていました。
ダイエット目的でも定期的にしっかり体を動かすことで、仕事時間が自由すぎて不規則だった生活習慣も少し改善され、また、体を動かすことで「余計なこと」を考える時間も減り、常に思考が働いてしまうタイプで脳が疲弊していることが多い私ですが、気分がすっきりしている時間が増えました。
最初は忙しい中ジムに時間を割くのはちょっとしんどいよなと思いながらの入会。でも通うことで逆に体も心も元気になって仕事にもいい影響がでている。やってみたかったイベントも企画してなんだか波に乗ってきた感覚!あれ?体を動かすと疲れちゃうかと思っていたけど、そんなことない!逆にもいいのかも?そんなことを体感しはじめたのです。
そんなタイミングで訪れたのがステイホーム。習慣化しはじめていたジムには行けなくなり、自然と体を動かすことも減り、メンタル的にもなんだかちょっと不調。なんとなく自分のエネルギーが衰えている感覚。
といってもよく考えると、ジムに通う前の元の状態、衰えているとは思っていなかった状態に戻っただけなのですが、より良い状態を体感したことにより、あぁ、以前は調子よくなかったんだな。と気が付いたのです。
この時にやっと目を向けました。そういえば体には向き合ってこなかったなと。心のことだから心と向き合ってきたけれど、それを入れている体についてはびっくりするほど無頓着だったなと。もしかしてこっちに目を向けることが必要なのかも?
これが意識的に器を整えようと思った第一歩目でした。
器がくすんでいたら、何を入れてもパッとしない。
器に穴があいていたら、何を入れても抜け落ちる。
年始にはじめた筋トレのおかげで、この当たり前のようで見逃してしまっていたことに気が付けたのです。そしてステイホーム後半にこの時間を有効に使って、もっと「心の器=体」を整えてみようと思いたちました。
食べ物と生活習慣で人は別人になれる
(写真はブランドの装着イメージを撮らせてもらったモデルのshimon sumireさん)
器を整える第二歩目は、ずっとおろそかにしていた食事を整えること。ここにメスをいれました。
ここ数年は、2つの仕事を回すため(フリーランスでWEBの仕事もしています)という言い訳のもと、お恥ずかしながら食事はもっぱらコンビニ飯&コンビニスイーツ。自宅作業なので、通勤もないから運動もほとんどなし。体重は増えるばかり。かなりの無頓着ぶり。
でも特にすごく不健康だとは思っていませんでした。小さいころからの頭痛や貧血などには悩まされつつも、体質だし年齢のこともあるし仕方ない、大きな問題はないと思って過ごしていました。
そんな中次に取り組んだのが、偶然出会った酵素ファスティングでした。
食の改善。の前の腸の大掃除です。詳しい実践レポはまた別途記事にしたいと思いますが、酵素ファスティングで腸内環境を改善していきます。
辛いのは好転反応と思われる様々な症状らしく、カフェインを普段多く取っていると離脱症状で頭痛がひどい場合があるとのこと。だからできればファスティング前に先にカフェインを離脱しておくといいと調べたらでてきました。
……。
大大大好きな珈琲。
なんなら当時の私は一日の水分はほとんど珈琲だけでとっていました。。水の代わりにアイスコーヒーをがぶがぶ。寝る前でもがぶがぶ。
え?!これをやめる!?
……。
一瞬絶望感でいっぱいでしたが、でもまずこれができなければファスティングどころの話じゃないなと思ったので、まぁやってみるかとカフェイン断ちを開始。これもまた詳しい話は別記事にしたいと思っていますが、それはそれは1週間ぐらい大変でした。。
酷い眠気、頭痛、むくみによる全身の筋肉痛のような痛み、うずくような腰痛…。これらが1週間のうちに順番におきますした。
ただカフェインを絶っただけで。
でもこの辛い経験で、特に珈琲をたくさん飲んでいても元気に生きてるし眠れているし問題ないと思っていたのが、完全に中毒だったんだと思い知ることに。実際その後片頭痛が消え去るという結果ももたらしました。
カフェインにもいい部分はあるので、完全にやめる必要はないと思いますが、明らかに私は摂りすぎでした。
そして無事に離脱できたことで自信にもなり、体に入れるものの大切さもわかり、酵素ファスティングにもしっかり挑戦しました。
7日間、酵素発酵ドリンク(野菜や果物を酵素発酵させた乳酸菌ドリンク)とミネラルウォーターのみで過ごす。(自己流は危険と思ったので指導者のフォロー付きで行っています。)
結果的に体重は準備食の2日間とファスティングの7日間で-3.5kgでしたが、一番変わったのは私自身の食に対する意識と生活習慣です。
ファスティング期間中はすっきり目覚めるので6時には起きて、ダイエット目的で40分ランニング&30分の瞑想。結果太陽の光を浴びるので夜0時にはしっかり眠たくなり、長年完全夜行性だった私がすっかり早寝早起きに。
瞑想は思考が強めの私には脳をリセットするのにいいこととわかりながらなかなか習慣にできていなかったのですが、初めて毎日やらないと気持ち悪く感じるくらい習慣化できました。
食事は腸内環境をここまで頑張ってリセットしたからできるだけ添加物を体に入れたくない!コンビニ食はやめよう!と思え、数年逃げていた自炊を再会。調味料も極力無添加ものでほぼ買い直し、野菜も極力有機野菜を選び、発酵食品を多く取り入れる。などなど、これまでの自分では考えられないぐらい食生活はがらりと変わりました。
食べ方も早食いからゆっくりよく噛んで食べるようになり、食べられることへの感謝も改めて毎日実感。「いただきます」の重みが以前とは全然違っています。
一応体重も5kgへったものの見た目は正直そんなに変わっていませんが、私自身はまるで別人になれたような気分で過ごしています。(ちょっと大げさですが~)
心と体の相性が合うという感覚
でも一番の成果は「無駄に悩むこと」「無駄に凹むこと」「無駄に人と比べること」「無駄に落ち込むこと」が劇的に減ったこと。そう、長年取り組んでいた心の在り方をコントロールすることがやりやすくなったのです。
もちろん悩みがなくなったわけではないし、全く落ち込まないほど凶刃な精神なったわけではありません。
でも、明らかにブレなくなった実感があります。
いや、ブレても気にしなくなったという方が正しいです。
今を一歩一歩、この先に何があるかは楽しみながら過ごせばそれでいい。
これはこれまでも意識してはいたことでした。でも実際そういう人になりたいと思いつつもできていなかった。
それが運動と食事、生活習慣の改善で心の器=体を整えたことで、これまでより自分自身に調和しているような、心と体の相性があってきたような、そんな感覚になっています。とても心地がいいです。
正直、まだまだ改善しはじめです。(まだたった2か月!)
でも心の在り方を整えるには、その器である自分の体も整えること。これがとても有効であることは十分思い知りました。
そこまでストイックにやる必要はきっとありません。
でも私は楽しくなってしまって、いろいろ研究中です。健康志向に縁遠いと思っていた自分がこんなにはまっていることに、俯瞰で面白がっている節ももありますが。
そもそもきっと私ほど体のケアをおろそかにしていた方は少ないでしょう。
先日とある集まりでも「これまでほとんどコンビニ飯だった。」と発言したら悲鳴が上がりましたので(笑)
でも例えばスピリチュアルに傾倒していて、精神や教えを取り入れようとしていてもなかなかうまくいかない方などは、もし改善の余地があるのなら、見える世界を、実態のあるものを同時に磨いていくことにも目を向けてみると変われやすくなるのではと思いました。
また私のように物事を掘り下げて考えるタイプの人、論理的思考の人には、特に体を動かすことをおすすめしたいです。脳みそを強制的に休ませてあげると、心に余白が生まれる。そんな実感がすごくあります。
瞑想も走った後などに行うと、余計なことを考える余力がなく入り込みやすいので運動後の瞑想もおすすめです。
見えない心の世界を変えることはたやすくありません。でも見えている触れられるものを変えていくことは、それに比べたら簡単なのではと思います。
心も体もどちらも大切に。
そのことに今さらだけど気が付けたステイホーム期間でした。ちょっと人より長めに自主ステイホームしすぎましたが、私には必要な時間だったようです。
またそのうち実際に行ったカフェイン離脱や酵素ファスティングについてもどんなものだったのか詳しくお裾分けしたいと思います。
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