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パー子さんに憧れて

最近の日課。

ネットで、フレアパンツをチェックする。くすんだピンクをねらっている。

わたしには、ピンクが大好きな友達がいる。

「車変えたんだ。」と言って、うすピンクからショッキングピンクに乗り替えたり、ピンクの車から全身ピンクで登場したり。

服装は、基本ピンク。

他の色の存在を知らないのかと思うくらい、ピンク1色。色々なピンクを使いこなす。

数年前、予想していたことが起こった。

それは、結婚式と言う晴れの舞台。きっと新婦側で招待された人たちは、誰もが予想していたこと。新郎側は、驚いたことだろう。

うすピンクのウェディングドレスから、ショッキングピンクのドレスにお色直しをしたのだ。ピンクからピンク。車と一緒じゃん。

期待に応える女。一緒に出席していた友達と「期待を裏切らないね。いい旦那さんで、よかったね。」と話した。

そろそろ旦那さんは、ペーになっているかもしれない。林家ペー。

ピンクが好きな人は、パー子さんに寄っていくのだろうか。

友達は声も高く、笑い方も個性的。基本早口で何を言っているのか分からない。でも、付き合いが長くなるにつれ、聞き取れるようになった。

もう、ピンクの車から全身ピンクで登場しても驚かない。慣れたのはもちろん、ピンクを使いこなすのが上手いのだと思う、たぶん。真似しようとは思わないけど。

わたしにも、友達のピンクのように夢中になれるものがほしいな。でも、できれば夢中になるのは、色じゃない方がいい。

友達がパー子さんに憧れているかは、知らない。

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