オム

特に何でもない人です。

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最近の記事

じいじが死んだ

今朝、母親からそう連絡があった。 父方の祖父であるじいじが腎臓を悪くしており入院していたが急に、ということだったらしい。 葬式はこちらでやるから帰省はしなくていいから、こちらが落ち着いたら帰ってきて、ということだった。帰省したほうがよいのではと言ったがそれでも落ち着いたらがいい、と頑くなだった。母方の祖父は20年以上前に他界していたため、これで僕の祖父は両方ともこの世を去ってしまった。父方の祖父は、家族にも親戚にもひどく嫌われていた。 じいじは僕の家族が住む敷地の中にあるは

    • 今日何も無かったので思い出振り返ります(一期一会編)

      数年前、石神井公園の居酒屋のカウンターで友人とご飯を食べていた。 隣にはカップルと思わしき男女がいて、男性がお手洗いに行った。すると、僕の隣に座っていた女性が「これ食べていいよ」と、なぜだか確かサラダを僕に与えてくれた。 僕はせっかくだし一口もらったら、「もっと食べて」と言われ、僕はその後食べたかどうか覚えていないが、友人は機嫌を悪くしていたことは覚えているし、たまに蒸し返すとしっかりと覚えている。 きっとあの男女に二度と会うことはないだろう。元気でやっているだろうか。 京

      • 梨をもらった。 僕が子供の頃に風邪を引いた時、何も食べる気が起きなくて、お母さんが皮を剥いてよく梨を食べさせてくれたことを覚えている。 体だるおも時に用意してくれた皮を剥いた梨は本当においしかった。 だが僕には梨の皮を剥くスキルを持ち合わせていない。 もらった梨を腐らせたくなかったので、梨の食べ方をYoutubeで調べてみると、皮を剥かずに輪切りしてから長方形に切って、スティック状として食べる方法があった。 皮を剥くスキルを必要とせずに梨を食べることができた。おいしかった

        • 早朝に聞く米津玄師の地球儀

          朝の5時頃に目が覚めて、もう二度寝はできないだろうなという眠気だったのでとりあえずジムに行った。 最近『君たちはどう生きるか』を見た、という友人からの報告があり、それが影響したのか何度目かの米津玄師ブームが僕の中で来ていた。 僕自身、『君たちはどう生きるか』は2回見たし、米津玄師の地球儀も口ずさめるぐらい聞きこんでいた。 ジムの帰り道、日は明るくなって、apple musicで米津玄師の地球儀を聞いた。 周りに誰も歩いていない隙に口ずさみながら帰った。 2番の最初の歌詞で少し

        じいじが死んだ

          カレーのついで

          今日は久しぶりにカレーを作ろうと決めて三徳に向かう道の途中、4人組が横1列に並んで談笑しながらのろのろ歩いているところを見かけた。ショムニ隊列。 その隊列の後ろには自転車に乗っている人が鬱陶しそうにしていた。 4人組に対しては、もう少し周り気にしたらいいのにと思ったし、自転車に乗っている人に対しては、自転車専用道路走ればいいのにと思った。 カレーは夜から食べようとしていたので、昼用に弁当を買った。 三徳の鮭のり弁当。税抜き499円。初めて買った。 この鮭のり弁当は結構お米も

          カレーのついで

          ジブリ「君たちはどう生きるか」について

          最初に、この作品を見て即座に完璧には解釈できないと感じた。 僕の生きる人生の中にまだわからないことがあると与えてくれたことによって、未知な自分自身の余地を考えさせてくれる提案の1つに出会えて本当に良かったと思う。 冒頭のぬるぬる動くアニメーション。 ジブリはぬるぬる動くには動くのはわかっていたけど、え!こんなにぬるぬる動くことある?と思うぐらい人間がまるで軟体生物になったかのように異常にぬるぬるだった。 冒頭実際にああいう状況に至った時に、気持ちが先に動いた時にぬるぬる動き

          ジブリ「君たちはどう生きるか」について

          割と夏満喫してる

          私は季節問わずあまり外出しないとは思っていたのですが割と外出していることに最近気づきました。食料の調達とかジムとかたまに温泉行くとか映画館とか美術館とか。 これをアウトドアと呼ぶのかと言ったら語弊があるかもしれません。 とにかく夏の暑さはいち早く諦めることができるかがコツです。諦めることができたらもう関係ありません。暑いんだからしょうがないです。服も汗でビチャビチャになるし汗拭きタオルは1枚じゃ足りません。もうそういうもんです。夏長いし。 でも考えてみると夏はそんな悪いも

          割と夏満喫してる

          別の事に時間を費やす

          最近私は喉風邪を引きました。喉から下りてくる緑色の痰をひたすら吐き出すという繰り返しの毎日を送っていました。31年生きてきて初めての出来事だったので友人に相談したら「最悪だね」という感想を頂きました。 内科でもらった多くの薬を飲み、喉風邪が治ったと思いきや、今度は手首が痛くなりました。これも初めて自分の肉体が体験した痺れでした。 整形外科に行き、湿布をもらい、なるべく手首を労わりながら繰り返しの毎日を送り、現在は治りかけてきたところでジム通いも再開できています。良かったです。

          別の事に時間を費やす

          鴨川

          1年前に京都に友人と旅行に行った時の出来事がフラッシュバックしたので書き残したいと思う。 その日はさんざん歩き回ってもう歩けないからタクシー乗ってホテルに戻ろうと決め、タクシーを呼んでホテルに向かっている時に、道中鴨川にかかる橋を通った。 鴨川を過ぎた後、タクシーの運転手は口を開き、以下情報を勝手に共有してくれた。 鴨川の河川敷って、ああやってカップルが座って時間を過ごしていますけど、昔、鴨川の河川敷では処刑が行われていたんです。そのまま遺体置き場としても使われていたし、

          苦虫を嚙み潰したような思い出

          ハイラックスサーフ 私の地元はそこまで車も通っていなければ人も歩いておらず、飲食店は徒歩10分以内の範囲で3軒しかないし、家から歩いて15分ほどでコンビニにたどり着き、40分も歩けば最寄りの駅に到着できる、程よく穏やかで落ち着いていて退屈で殺風景な、まあまあな田舎である。 そんな地元の道を歩いていると、向こう側から1台の車が走ってくる。知り合いが乗っているトヨタのハイラックスサーフだ。知り合いかと思って私は無邪気に手を振ったが、運転手は〝おーい〟と手を振る私の顔を一瞥して

          苦虫を嚙み潰したような思い出

          眠り

          近頃、ずっと眠い。冴えない。 眼球の外側に何か薄い膜が張られているような感覚。 このうとうととぼけぼけに対して、目薬を差しても改善は見受けられず、結局昼寝してみたら解決して、それなりに集中や没頭ができるようになる。 夜になり湯船に浸かると寝落ちしそうになることも増えた。 スマホお湯の中に落としちゃうよ!という危機感と、別に落としちゃってもいいかなぁという僅かな堕落感、そしてこのうとうとしている浮いた気持ちいい感覚が自分の中で満たされた幸せより今の状況に飽きた気持ちが勝った時