眠り

近頃、ずっと眠い。冴えない。
眼球の外側に何か薄い膜が張られているような感覚。
このうとうととぼけぼけに対して、目薬を差しても改善は見受けられず、結局昼寝してみたら解決して、それなりに集中や没頭ができるようになる。

夜になり湯船に浸かると寝落ちしそうになることも増えた。
スマホお湯の中に落としちゃうよ!という危機感と、別に落としちゃってもいいかなぁという僅かな堕落感、そしてこのうとうとしている浮いた気持ちいい感覚が自分の中で満たされた幸せより今の状況に飽きた気持ちが勝った時に、よし、体洗って風呂から出るか~とようやく切り替わり、全裸で背伸びしてようやくシャワーを浴びるのだ。

そして寝るべき時間には眠れない。
この体はどうしてこうもわがままで単純で面倒なのか。

とあるアニメ。
異方からの存在が地球にやってきて人間達にとんでもない異方のアイテムを提供し、人間達と触れ合うことで、その異方からの存在も人間的な感情が芽生えていくが実は…という趣旨のアニメがあるが、作中で〝眠りを不要にする装置〟なるものが登場する。
この装置、欲しい。だが、この装置は一度使うと二度と眠れなくなる。
使いたい時には使って起き続けて、普通に眠りたい時には眠りたい。

幼いころ、睡眠は好きだったが、それなりの年齢になった今はどちらかといえば好きだが、たまに嫌いになる程度のものでしかない。散歩しているほうが好きだしVtuber見てるほうが好きだ。
さらに年を取っていくと、早い時間に眠くなって早く目覚めるようになるらしいが、今のところまだ私にはやってきていない。
それは果たして私は嬉しく思うかは否かは未だわからず。うまい具合に眠れたらいいな。

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