映画感想雑記「天気の子」
ここ近年僕の中で最高の映画。
この記事はネタバレを含みます
わ~~~新海監督作品だ~!
この映画は劇場に3回、自宅で5回ほど観ました。
人生史上1、2位を争うくらい好きな映画です。
「君の名は。」とは全然違う
新海監督で大きな話題を生んだ「君の名は。」
こちらも大好きな作品ですが、僕がなにより好きなのは
「みんながハッピーなわけではない」という点です。
「君の名は。」は瀧くんと三葉のハートフルラブストーリーであり
すれ違いながらもめでたく再会を果たす、というのが大筋です。
「天気の子」はラブストーリーに違いはありませんが、「歪み」が
あるのです。
その歪みがひどく魅力的で面白さの大半を占めています(僕調べ)
魅力的なキャラ達
帆高は青臭いし、陽菜は可愛いけど闇属性ありそうだし、
圭介は俺だし(?)、夏美は現代の若者の象徴だし。
特に圭介は一番人間臭くてお気に入りです。
歪みともう一人の主人公
好きな作品だし、長くなるのはご愛嬌。
歪みともう一人の主人公について、お話しします。
記事序盤に書いた「歪み」とはなんのことなのか。
①登場人物たち
②理不尽な世界
③元に戻らない世界 この3点をピックアップします
①登場人物たち
これはみんなに言えることであり、この作品に限ったことではないのですが、「事情」がストーリー上大きなウェイトを占めています。
例えば、帆高の「家出」や陽菜の「年齢詐称」等々…
これらの事情がうまく絡み合って複雑化し、ストーリーに魅力と色を持たせていると思っています。
②理不尽な世界
これは現実と一緒ですが、当然未成年が働けるわけがないし
人生そううまくいくものではありません。
これは大人の世界でも子供の世界でも共通で、「自分の意志」は
関係なく動いていく世界の話です。
天気の子はこれらの理不尽を越える話ではないと解釈しています。
③元に戻らない世界
最終的に二人は大きな決断を強いられます。
それは、
「世界(天気)を元に戻す」か「戻さない代わりに陽菜がいる」
この二つです。
二人(というか帆高)は後者を選んだ為、世界は元に戻りませんでした。
この結果について世では賛否両論らしいですが、これ以上ないグッドでバッドなエンディングに心打たれました。
もう一人の主人公
これは須賀圭介のことを指しています。
彼は過去妻を亡くしており、後悔を背負って生きているという
背景があります。
帆高とともに居るうちに青臭さが戻っていくのが好きです。
ちなみに僕は結婚もしてないけど後悔だけ背負ってます。なぜ…
圭介の話、もっと掘り下げたかったけど刑事さんと話している
場面を見た人なら語る必要ないかと。(書くの疲れちゃいました。)
天気の子はいいぞ。
長くなりましたが、近年でここまで好きになれた作品はないです。
天気の子を観ていない人はいますぐ観ましょう。
観た人はあと3回くらい観ましょう。小ネタが散りばめられていて
何度見ても飽きませんよ。
では僕も空の上で美少女と手をつないでくるのでこのへんで。
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