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巨乳の誕生を買った心理
ギリギリまで押しとどまる水流を止めるダムがどのタイミングで決壊するのかはほんとよくわからない。
「買いたい」から「買う」までの購入プロセスってのにも同じことが言えるのかもしれない。
Dカップ話、結構反応があるみたいですが、拙著「巨乳の誕生 大きなおっぱいはどう呼ばれてきたのか」に、もう本当にすべてのことを書いておりますので、おっぱいに関してのことはこれ一冊でわかります!(笑) ぜひお読みください! https://t.co/45CmfulVtv
— 安田理央 (@rioysd) November 29, 2020
この安田理央さんの『巨乳の誕生』という一冊、ずっと「いつか購入するぜリスト」に入れていたのにもかかわらず、いつ買うかなぁと足踏みしてたもの。ついついこのツイートをきっかけでポチってしまった。
一つ言い訳をしておくと、noteやtwitterプロフィールにも記載してる通り「芸能と民俗と風俗」は自分のライフワーク的な自由研究でもあり、その一環としてリストアップしていたものなわけで。
どの領域にも言えることだけど、「なぜ今のかたちになっているのか/なってきたのか?」という縦の歴史軸で変遷を見ていくことで”骨格(全体像)→肉付け(肉付け)”の順序で学びを深めていける。その学び方が自分に向いてるようなので、こういった一冊は非常に貴重なのである。あ、言い訳にはなってないか。笑
何はともあれ、「○○がいい(とする)」世の中の空気感(構造)がどう作られていくかを読み解くヒントがあるような気もしてる(巨乳がほんとにいいのかは別として)。
ここらへんに関わる情報もあるような気もするし。
.......とか言いつつ、シンプルにど真ん中のエロにも興味があります。いや、「エロににも」じゃなく、「エロに」だな。そこは、誠実に真摯でいなくちゃいけないか。はいはい、エロに興味があります。好きです! 大好きですぅ!!(これでよいですか?)
英知出版の巨乳専門誌「D・D TOPPERS」(1998年)。この時期でも巨乳=DカップというDの呪縛は強かったんだなぁ。DBMさんから提供いただきました。ありがとー! pic.twitter.com/5xZGgxqWBF
— 安田理央 (@rioysd) November 29, 2020
そんな購入動機があったなか、”Dカップ論”についての考察が安田さんのツイートにあがっており、それを追っていたら、あれよあれよと宣伝にひっかかっちゃった......というのが事の顛末だった。
さてさて、購入プロセスを振り返れば、
意識(買いたい)
→保存(いつか買おう)
→発見(これは買わなきゃ)
→購入(買っちゃえ)
というような心の変化があり、購入までいたったわけだけど、1年近くリストにつっこんでいたところを思えば、保存から購入までの壁がなかなかにあったように感じる。
その壁を大きく乗り越えたのが、安田さんのツイートの発見だったわけで、購入トリガーとなったのが、「もっと知りたい」という好奇心の助長、あるいは、「あ、今これ必要かも」という緊急性の警報のどちらかっぽいですな。
その背中を押し精神的ダムを決壊させたものが”Dカップ”だったというのは恥ずかしくもありつつ、思考から行動への変容するきっかけというのは、自分が思っている以上にほんと”ちょっとしたこと”だし”意識が高いことでは全くないこと”なんだなぁ、とも実感。
ときどき、自分の購入過程を記録してるけど、無意識的だったものを意識化する作業は、今後の似たような場面になったときの状況分析には活かせるんじゃないかと予想。
過去に『ヘンテコノミクス』という「行動経済学」を扱った本について触れたことがあったけど、まさに論理だけはない心理の影響ってのは大きいわけだ。
Dカップが思わぬ行動のきっかけになることあるからみんなもDトラップには気を付けてくれよな!
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