見出し画像

文章が苦手な人こそ準備したい設計図

 何事も備えあれば憂いは(少)ない。

 今日、蔦屋に立ち寄ったとき、キョロキョロとせわしない視線でもって店内をうろうろしていると、こんな本を見つけた。

 児童作家・はやみねかおるさんの『めんどうくさがりなきみのための文章教室(飛鳥社)』。

 ライター時代には、こういう書き方の本をよく読んでいたなぁ(結局大事なのはその実践の量なんだけど)、と思いつつ、手に取ってパラパラをめくる。

 書くときの注意点(自分ひとりでもチェックできる項目)が、丁寧かつやさしい文章で書かれていて、すごくわかりやすいし、とっつきやすい。

 その中に、「そう、そうなの!」と心の頷き120%となった一文をピックアップしてみる。

書くことが決まれば、作文は書けたも同然である!

 文章を書こうとすると、技術・表現力など「書く」ことに目が行きがちで、じつは大事なのは、その「書く」前の準備である。これは、シェフたちが料理前の食材の下ごしらえや仕事道具のメンテを抜からない「準備8割」の考え方に通ずる部分があると思う。

 書き始めて、その流れで、何を書こうか、どうやってオチをつけるか、などを考えながらやっていると、文章迷子になって、書く気持ちが失せるときがある。だからこそ、何を書くか、最初にその設計図をつくっておく。すると、書くときの負荷がびっくりするほど軽くなるし、気も楽になる。

 ボク自身、学生の頃から作文が苦手で、「最初の一文が出てくれば、書けるのに」と強がりを言うくせに、結局その一文が出たところで、とっ散らかった思考に振り回されて、投げ出したくなることばかりだった。だからこそ、なおさら、この設計図のありがたみを感じる(先生、そういうの教えてほしかった!)

 迷子になったときにゴールと現在地点を確かめられるような、その文章(構成)の設計図にも、さまざまなものがあるけど、一つわかりやすく、書きやすくなるものを挙げると、恐れ多くも加藤さんのnoteを読んでみてほしい。 

 「導入」「おもしろいこと」「その説明」「新しい視点」「サゲ」という5段構成の書き方は、かなり重宝するテンプレート。芸人・アンタッチャブル山崎のボケを拝借させてもらえば、”備えあれば嬉しい”である。

 で、その設計図とはべつに、書くネタをどう見つけるかっていう話を書き留めておこうと思ってたのに、ちょっと文量増えちゃって疲れたし、まだまとまりそうにもないので(へたくそ!)、続きはまたどこかで。さて、このnoteの設計図はいづこに...。

この記事が参加している募集

noteのつづけ方

noteの書き方

もしも投げ銭もらったら、もっとnoteをつくったり、他の人のnoteを購入するために使わせてもらいます。