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自問自答でネタさがし

 文章を書き始める前に、まずは設計図があるといいよね。

 という前回に引き続き、設計(構成)うんぬんの前にある「どうやって書くネタをみつけるか」という話をどうにか書き終えておきたい。

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 これは自由研究学会vol.2のときの発表資料になるんだけど、ネタは上記のような分類で意識すればいいとして、今回書き留めておきたいのは、情報よりも情緒に重きがゆく「日記/エッセイ」のネタのみつけ方について。

 結論をいえば、自分の「なんとなく」に注目してみればいい。

なんとなく・・・[副]言動などに、はっきりとした理由・目的がないさま。

 そう、普段自分が「なんとなく」感じているものを挙げてみる。あ、「なんか」でもいいと思う。「なんとなく嫌い」「なんとなくキモい」「なんかいいよね」「なんか泣ける」などの○○の感情にロックオンしてみる。

 はっきりとしてなかった感情について、「そもそも何が○○なのか(what?)」「なんで、そう感じちゃってるんだろう(why?)」「どういうふうに○○なのか(how?)」などの問いかけから、文章を展開していく。

  たとえば、これだと「猫と暮らすのってなんかいいよね」を「何がいいのか?」を広げてみてるだけだし、

 こっちだと、「猫を話題にしてるときに、なんとなく違和感があった言葉」について「なんでそう感じたのか?」を整理してみただけの内容である。

①「あ!」を拾う・・・発見
②「ん?」を拾う・・・違和感、可能性

 今気づいたけど、これは大人の自由研究のテーマの拾い方にも通ずる。

 ①「あ!=なんとなくわかったぞ!」だし、②「ん?=なんか違うかも/なんかおもしろそう」だし、その「なんとなく」に対して「なんで?」「どうして?」と問いを投げかけ、展開していけばいい。

 つまりは、そうやって自問自答をしながら、自分の中にあるものを解きほぐしていくだけで、日記はそれなりに書けてしまう。ネタに困ったら、このやり方はおすすめだし、日常のちょっとした「なんとなく」を忘れないうちに箇条書きにでもメモして置くと、さぁ書くぞぉ~というときに、すんごい楽。

書くことが決まれば、作文は書けたも同然である!

 あらためて、作家・はやみねかおるさんの言葉を再掲しておく。「今日何書こうかな?」とネタに悩む時間が減るだけで、書くための負荷が減り、継続しやすくもなる。

 最後に、「なんとなく」始点の文章の設計図についてまとめておこうと思うけど、長くなっちゃうし、もう疲れたので、また近いうちにでも。

p.s 自問自答で自分について理解が深まるなんて、もはや世界一周とか行かなくて済むねこりゃ。コロナもあるし、おうちで日記でも書きながら「自分探し」してみるのは、安全だし安上がりでいいかも。

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