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ワイヘキ島でワインとオリーブを味わう非日常|ニュージーランド旅行

私は「午前」という時間帯が好きだ。それは日常でも非日常でも変わらない。その理由の一つは、日差しが軽く、柔らかいこと。
ワイヘキ島で、そんな特別な午前の時間を過ごし、日の光を浴びて、おいしい空気を吸う。なんて贅沢。

オネタンギビーチはとても居心地が良かった。
離れたくない気持ちを振り切って、バスに乗り込む。

さっき乗った時と同じ運転手さん。
ニュージーランドのバスの運転手さんって、なんでこんなにかっこいいんだろう。サングラスが似合いすぎてる。イケおじ。

ぶどう畑と空

ワイナリーが何軒か集まっている場所で、バスを降りた。
一面に広がるぶどう畑。

坂をのぼっていく

どこのワイナリーに行こうかと調べていたが、どこも魅力的で迷ってしまっていた。
結局決めることなくふらふらと、その時の直感に任せてバスを降り、進んでいった。
この日、火曜日は営業をお休みしているワイナリーもあるようで、選択肢が狭まっていたのも、よかったのかもしれない。

何かに導かれるように、ひとつのワイナリーにたどり着いた。

中に入ると、静かな雰囲気が漂っていて、奥の方にはちらほら人がいた。
立ってワインを飲んでいるお兄さんが見えた。お客さんかなと思ったけど、どうやら店員さんのようだ。カジュアルな服装で、場に馴染みすぎていて、どちらなのかわかりにくいのがまた良い。
その奥から他の店員さんが来て、席まで案内してくれた。

広すぎず、落ち着く空間。

ワイン4種の飲み比べと、オリーブとピクルスを注文。

ワイヘキ島で採れたオリーブ。生命力に溢れた強い味がした。こんなオリーブは初めて。
大根のピクルスも自然な味だった。

ワインの説明を丁寧にしてくれたが、英語があまり分からなかったので申し訳なく感じた。
ワインも食べ物も本当に美味しく、ずっと感動しっぱなしだった。

店員さんは、何も構えることなく友達のように接してくれて、心地よかった。
外国人の夫は、もう日本に住んで長いが、海外のこういう姿勢を思い出し、この気楽さがやっぱりいいね〜と言っていた。

時がゆったりと流れる

時間を忘れて今を楽しむことは、心の健康のために大切だと思う。
つい過去のことが脳裏をよぎったり、未来のことを考えたりしてしまうが、そんな自分に気がついて、スッと今に感覚を戻す。
そんなことをしていたら、ほんとに時間を忘れて、夕方近くになってしまった。

黒い鳥


これからオリーブオイル専門店に行くため、バスに乗り込んだ。
坂を登っていったところに景色の綺麗な場所があり、少しバスをとめて待っていてくれた。ありがたい。

こんな自然豊かな島にもし移住できたら、最高だろうなと思う。


オリーブオイル専門店の近くでバスを降りたが、悲しいことに閉店していた。
次のバスが来るまで時間があったので、歩いて坂を降りることに。
とりあえず、雑貨屋さんなどのお店が集まる通りまで歩いた。


ジェラート屋さん発見!

店員のお兄さんは、鼻歌を歌いながら片付けをしていた。
もう閉店してしまうのかと焦って、素早くジェラートを注文。

マンゴー味、濃厚ジェラート

歩き疲れた体にしみる、幸せの味。


オリーブオイルをどうしてもお土産に買って帰りたかったので、雑貨屋さんへ入ってみたら、たくさんの種類が並んでいた。これは選ぶのに時間がかかりそう…と思った。
ここの店員さんもるんるんで片付けをしていたため、何時に閉店なのかを聞いてみた。あと1時間くらいで閉まるとのこと。
ゆっくり店内を見られるとわかってホッとした。


オリーブオイルを購入し、終バスも近くなってきたので、帰路につく。

今回利用したHop-On Hop-Off Busは、一応時刻表はあるものの、10分ほど早く来て、時間まで待たずに発車してしまうので、早めにバス停に着いているよう心掛けた。
最終のバスでフェリー乗り場へ向かう。

ワイヘキ島は、1日ではまわりきれないほど、魅力的なところだった。
次回来るときは日帰りではなく、数日かけてじっくり巡りたいと思う。
ウォーキングコースなども多数あるようなので、運動した後にクラフトビールを飲む、なんていう妄想ももう出来上がっている。

自然に癒されて、心を緩めたい方、ぜひワイヘキ島へ行ってみてほしい。



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