見出し画像

会食恐怖症の辛さ

こんにちは、おりんぽすです。

今回は遅ばせながら、先日共同運営マガジンに載せていただきました、ちゃこさんの記事をご紹介いたします。

会食恐怖症とは

会食恐怖症とは、会食の場で食べ物が喉を通らなくなり思うように食事ができなくなるといった社会不安症の一種です。発症の原因や、症状の重さは人それぞれです。症状が重い方は一人であろうと外食の場にひどい緊張感を感じることもあります。一般に、精神疾患を理解することは経験のない方には難しいことだと思います。ですが、少しでもこの病気の存在を知っている方が増えてほしいという願いから、共同運営マガジンという形で、色々な方に記事を掲載していただいております。

ちゃこさんの記事を読んで

ここでは、私なりにちゃこさんの記事を読んで感じたことを書かせていただきます。間違ったことを書いてしまうと申し訳ないため詳細なところまでは触れません。ですので、今この記事を読んでくださっている方々には、是非ちゃこさんの記事を読んでいただきたいと思っております。きっと想像を絶するであろう経験をいくつも語っていただいております。

ちゃこさんは、嘔吐恐怖症という別の恐怖症が引き金となり会食恐怖症を発症されてしまった経緯があります。会食恐怖症に苦しむ方々の中には、同様に、嘔吐恐怖症が原因となってしまった方々も多く、会食恐怖症を理解するには嘔吐恐怖症への理解も重要だと考えています。この嘔吐恐怖症についても、前回のちゃこさんの記事にまとめてくださっていますので、そちらもご覧いただきたいです。

私はこの記事を読んで、この病気によるちゃこさんの辛さが手に取るように分かり、自分自身も大変苦しい思いになりました。

ちゃこさんは、学生時代の多忙によるストレスで体調を崩され、それが会食の場での失敗を生み、それ以降頭の中からトラウマ体験を消し去れずに会食恐怖症を発症されたと思うのですが、なんとなくこれは会食恐怖症に限らず他の精神疾患にも通ずるところがあるような気がしました。つまり、オーバーワークによる極度のストレスは簡単に人の心の健康を破壊し得るということです。

会食恐怖症に苦しむ方々をTwitterで拝見したり、実際に何人かの方とやり取りさせていただいたりしたこともありますが、皆さん心優しく、どちらかといえば努力家な方が多い印象を持っています。そのような性格だからこそ、自分が気づかないうちに自分を追いつめ、自分の心に異常をきたしてしまうケースも多いのかなという気がしています。

また、ちゃこさんの記事を読んで、自分の苦しい思いを正直に人に話すことの重要さを感じました。おそらく、それができれば今この病気に苦しんでいる方々も気が楽になり、症状が良くなる方も出てくるのかなとも思います。ただ、やはり現状は、この病気のことや精神疾患全般のことを理解できる社会的土壌は壌成されていません。

以前Twitterで会食恐怖症持ちの方々に、どのようなタイミングで症状を人に打ち明けるかについてアンケ―トをさせていただいたことがありました。私はその結果に驚きましたし、どこか悔しさも感じたのですが、7割以上の方が「しばらく会食から遠ざかっている」あるいは「症状が出ても誤魔化す」という回答でした。

このように人に打ち明けられずに一人で抱え込んでいる状況は、私もかつて経験しましたが、筆舌に尽くしがたいぐらい辛く、先の見えない絶望感に心が闇に飲み込まれそうになります。

これを読んでくださっている会食恐怖症持ちの方は、ダメ元で打ち明けてみてほしいです。きっと思っている以上に世の中悪い人はいない気がします。また、症状がない方にも、もし近しい誰かの行動に違和感を覚えた場合は少し気遣ってみていただきたいです。もしそれが勘違いであっても、その思いやりはきっとお互いのためになると思います。

まとめ

今回はちゃこさんの記事の紹介ということで、ちゃこさんの記事を読んで感じたことについて書かせていただきました。ただ、途中でも述べましたが、ちゃこさんの記事の詳細には踏み入っておりませんので、まだ読まれていらっしゃらなければ、是非読んでいただきたいと心から思っております。一人でも多くの方が、この病気の存在を知り、普通に生きられることの幸せを感じていただければ幸いです。

差支えがなければ、拡散にもご協力ください。
宜しくお願いいたします。

会食恐怖症持ちの方へ

このように共同運営マガジンに皆さんの経験談をまとめることで、この病気の実体をよりリアルに理解してもらえるようなプラットホームを作れればよいなと考えております。少しでも関心があれば是非お声かけいただきたいです。(もちろん、私が主体でありたい訳では一切ないので、別の形で何かアイデアがあればご協力もさせていただきたいです。)


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?