働く時間

 自分の家族や親族が亡くなった時、特別休暇の日数は働く場所によって違う。親が亡くなった時、休みは3日取れることになっていたが、私の兄弟の会社は7日間あった。7日あっても実際に休んでしまうと仕事に支障が出るから、規定通り休まないこともあると聞いた。この場合、人の死に関わるものだから、仕事になるべく出てきてほしいとも職場の人は言いにくいだろう。
 私の場合、3日と言っても間に土日が入り、3日ではなく5日になった。土日が入るけど、月曜日も休むのかと上司に電話で聞かれ、腹が立った。葬儀場の花とか香典は慶弔費として月給から引かれている分で出していただいたが、その電話で冷たい気持ちになった。
 残業時間が長いほど評価される。有給を取るのが悪いことと見なされる。この基準が昔から守られてきている職場だ。時代にそぐわないものは生き残っていけないだろう。価値観の違いは世代によってあるだろうけど、人を思いやる気持ちを持つことは全世代で必須であってほしい。冷たい態度を取ることは、その人自身にとってマイナスなことにしかならないと思う。

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