北欧&バルト三国 フェリーと陸路で移動した9日間の旅
はじめに
去年の夏休み、子供と一緒にフィンランド(ヘルシンキ)とバルト三国(エストニア、ラトビア、リトアニア)を旅しました。ちょうどその頃の写真がFacebookで「思い出」としてあがってきて、懐かしく思い出していました。
短時間でも各国を楽しめて、無理なく楽しい、なかなか自画自賛の良いルートだったので、誰かの参考になればと思い、スケジュールと移動方法についてまとめてみました。
なぜフィンランド&バルト三国へ?
子どもが生まれてからは海外旅行といえばアジア・オセアニア・ビーチリゾートばかりでしたが、子供が突然「ヨーロッパに行きたい」と言い出したのがきっかけです。私が行ったことのないところ、旅行費用が高すぎず行けるところなどを頑張って調べました。
ヨーロッパの街並みが見たいという子供の希望から、中世の旧市街の街並みが残るタリンを旅程に入れることにしました。タリンはフィンランドからフェリーで2時間ちょっとで着くこともあり、行った人がみんなおすすめと言っていたのもポイントでした。エストニアはIT先進国としても有名で、どんな国か見てみたいという興味もありました。
旅程の概要
フィンランドから入って、その後は海路(フェリー)、陸路(バスやツアー)で南下して最後はリトアニアから日本に戻ってくるルートを選びました。
ちなみに旅行スケジュールは Tripit というアプリを使ってまとめています。移動やホテル、ツアーなどの情報を一括管理できて便利。
Day 1-4: フィンランド(ヘルシンキ)
Day 4-6: エストニア(タリン)
Day 6-8: ラトビア(リガ)
Day 8-9: リトアニア(ヴィリニュス)
このルートを選んだ理由は主に2つあります。
物価が北に行くほど高くなるので、だんだん物価が安くなる南下ルートのほうが良いと考えました。
途中で寄った十字架の丘に行くツアーのスケジュールが、南下ルートのほうが私たちのスケジュールに合っていました。
移動方法の詳細
この旅では、以下の交通手段を組み合わせて移動しました。
ヘルシンキ→タリン:フェリー(約2時間)
Direct FerriesのサイトからEckerö Lineの朝食ビュッフェ付きプランを申し込みました。シリアラインがおすすめと書いているブログが多いですが、Eckerö Lineも大型で快適で、お食事もおいしかったです(また別の記事で書きます)。大人、子供の2人で61.5ユーロでした。タリン→リガ:バス(約4時間半)
Ecolinesという高速バスに乗りました。WiFiもあり、トイレもあり、とても快適でした。しかも安い! 親子で26ユーロでした。
Omioのサイト経由で予約しました。余談ですが、TopCashBackというサイト(ハピタスのようなポイントサイト)経由でOmioを予約すると10%ほどのキャッシュバックが受けられます。よかったらお友達紹介リンクもお使いください。
タリンの高速バス停はとても充実していて、空港のようでした。あちこちにバスが出ていて便利です。
リガ→→十字架の丘→ヴィリニュス:日帰りツアー(約10時間)
リガからヴィリニュスへもバスで移動できますが、中間地点の十字架の丘というところに行くにはバスの便が少なく個人旅行では少し不安だったので、国境越えの日帰りツアーで十字架の丘によるというツアーを(これも上のTopCashBack経由で)GetYourGuideで申し込みました(2人で25,030円)。こちらです。ラトビアのバウスカ城やルンダーレ宮殿にも寄るツアーで、移動の途中も楽しめました。
フェリーでの移動は、バルト海の景色を楽しめる素晴らしい経験でした。
バス移動やツアー(参加者は私たちだけの貸し切り状態でした)では、ひたすら麦畑やライ麦畑の地平線が続く景色を眺めていました。癒
各国の魅力
詳しくは別の記事でじっくりまとめようと思いますが、主に以下などを楽しみました。
フィンランド(ヘルシンキ): 教会巡り、建築巡りも楽しかったですが、なんといってもヌクーシオ公園での森の中のハイキング(ちょうどベリーの季節だったので、ブルーベリーやクラウドベリーなども楽しみながら)が最高に楽しかったです。こちらのツアーです。ホテルで入った本場サウナも楽しかったです。
エストニア(タリン): 中世の面影を色濃く残す旧市街は、まるでおとぎ話の世界のよう。新市街にも足をのばしてみました。新旧の調和が印象的でした。さくらんぼや桃もおいしかった! そうそう、お食事もとてもおいしかったのですが、長くなってきたので食事編も別の記事でまとめます。
ラトビア(リガ): アールヌーヴォー建築の宝庫として知られるリガの街並み。旧市街の迷路のような路地歩きは、まさに時間旅行をしているかのようでした。
リトアニア(シャウレイ、ヴィリニュス): 十字架の丘への日帰りツアーは、この旅のハイライトの一つとなりました。ヴィリニュスは最終日の夜に散策しただけでしたが、ウジュピス共和国という未承認国家があったり、面白いところでした。またぜひいつか訪れたい街です。
その他
お金に関しては、すべてクレジットカードで支払えたので、現金はほぼ使わなかったように記憶しています。夏の北欧は日照時間が長いので、夜中まで明るくて、夜遅くまで遊べるので1日を長く楽しめてお得な気分でした。結構途中で雨が降ってくることも多かったので、ウインドブレーカーが重宝しました。あとは、配車アプリはBoltが便利でした。
おわりに
大きな街ばかりを駆け足で巡った4ヶ国。本当はもっと行ってみたいところもありましたが、盛りだくさんの9日間でした。それぞれの国の違いを感じたりしながら、歴史ある街並み、豊かな自然、そして温かい人々との出会いを楽しめました。
北欧とバルト三国への旅行を考えている方、こんなルートもありますよということで、参考になればうれしいです。
やっぱり地球の歩き方は便利でした!
バルト三国の食事について書かれたこちらの本もおすすめです。
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