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宮沢賢治の短歌・俳句のブックガイド

宮沢賢治は詩や童話が有名だ。

だが、短歌や俳句も作っていた。

どんな作品か気になったので、
関連書籍を紹介したい。


歌集

手元に古本の歌集がある。

『宮澤賢治歌集』(日本書院発行、昭和二十一年発行、初版本)

古本屋さんで購入。

パラフィン紙が巻いてある。
蔵書印があり、イタミも少ない。

前の持ち主と古本屋さんが大切に保管していたのだろう。

古本は宮沢賢治のざわが「澤」である。

市場では、安価で出回っている。
(1100~1650円)

↓リンク 日本の古本屋の出品


ちなみに『春と修羅』の初版本は、ヤフオクでとてつもない金額で取引されている。
見るとびっくり!

よって、歌集の方は値段的に稀覯本ではないと思っている。


短歌も収録されている本

『宮沢賢治のコレクション10文語詩稿・短歌』(筑摩書房)

裏表紙は妹のトシと思われる。

現代に復刊されて、再編集された本。
結構分厚い。

短歌の掲載形式は、

二段組のページ、分かち書きの短歌、一行で一段組など様々。

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短歌の解説書

『アルカリ色のくも』(佐藤通雅編著、NHK出版)

サブタイトルに『宮沢賢治の青春短歌を読む』とある。

帯の惹句も魅力的で「近代短歌最後の秘境」とある。

宮沢賢治の短歌と、色々な人の鑑賞文が掲載されている。

鑑賞者のそれぞれの読み・解釈の違いも面白い。


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俳句

『宮沢賢治の全俳句』(石寒太著、飯塚書店)

俳句と、句意と、鑑賞文からなる。

鑑賞文の参照が詳しい。
宮沢賢治の詩も参照している。
賢治俳句の美点と欠点が、分かりやすく文章にまとめられている。

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まとめ

宮沢賢治の関連書籍を楽しみ、
世界が広がった。
詩だけではない魅力もある。

関連書籍は世の中にまだまだたくさんある。
奥が深いので、めぼしいものがあったらまた紹介したい。

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