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ゆめいるか書房
2023年12月27日 12:00
先日、花林花句会の忘年会に参加させて頂きました。各人の自選20句があり、その場では言いそびれた感銘句を各人分から二句選でご紹介します。※各人の年間自選20句の全句は来年2月刊行の「年刊花林花2024」に掲載、とのことです。高澤晶子氏「デクレッシェンド」より言の葉を飾りて祝うお正月身ひとつ宙に浮かせて赤蜻蛉廣澤田を氏「空白」より待ち合わす人も黄蝶も風の中宙を打
2023年12月25日 12:00
今日は忘年会に参加させて頂きありがとうございました。作品についてのそれぞれの考え方や身の上が窺えて、大変参考になりました。短歌と俳句の違いはあれど「作品作りに自分はどう向き合うか」という問題は共通だと思いました。そして作品作りへの向き合い方が人生への向き合い方と重なる部分があるのでは無いかなあと思いました。まるっきり同じでは無いけど。古本屋の営業もしてきて売約の本のお渡し
2023年12月4日 12:00
「現代俳句」を読む時に、感銘句に印をつけている。そのうち、特に面白かった感銘句を勉強のために紹介したい。列島春秋ぷうぷうと猫のいびきや藪柑子金山 桜子作品10句むしパンの程良き甘味冬ぬくし古畑 和特集・永年会員記念作品鳥渡る二十グラムの封書の旅堀部 節子生きるとは今光ること初蛍片岡 寿子青葉雫地球を看取るのは誰か森田 千技子現代俳句の風見てをりて
2023年12月1日 12:00
前々から気になっている季語がある。それは「蜻蛉」だ。この表記で「カゲロウ」とも「トンボ」とも読める。カッコいい読み方で「せいれい」もあり、これはトンボの古語のようだ。カゲロウとトンボは違う。見た目は少し似ているかもしれないがカゲロウは儚いイメージでトンボは勝ち虫や、夏の虫捕りの思い出などを想起させる。すなわち、季語としての働きも違ってくる。トンボがどうして勝ち虫かというと、