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〇〇ガチャは負け惜しみじゃない。不景気だからこそ個体差で勝ちに行け。
「親ガチャ」なんて言葉が最近は流行り出して、
(ど~せ、おんJ民の戯言だろw)
なんて思っていたら、その辺の学生なんかが使っている。
親ガチャはともかく「個体値ガチャは外した!」と思う私。
かくいう私は脳波検査で「ADHDグレーゾーン」と診断された。
完全なADHDなら手帳の手続きができるがグレーゾーンじゃそれも出来そうにない。かといって健常者というのには生活に支障がある。
先生に「完全なADHDよりは症状が軽いってことですか?」と聞いたら、
「いえ・・・カム子さんの場合、検査結果のここの色がほぼピンク(異常値の高い色)ですから、軽くはないです。」
なんだこれ。
要は、ADHDと診断されるには様々な項目が異常値である必要があり、私の場合は1点だけ異常でそれ以外が正常だったようだ。
先生・・・無慈悲だよ・・・。
国語と算数は80点だけど理科だけ10点だね~まあでも理科だけだし合格にしとくよ!みたいな。
私の話はともかく、〇ガチャなんて言葉が流行るほど
それだけ日本が不況なのだな、と感じる。
というのも、世の中が好景気であるほど「努力が報われる社会」だから皆が努力を称賛する。逆に不景気なほど「努力が報われない社会」だから「異世界転生的な願望」が生まれるのだ。
雨も天気も丁度よく、畑に蒔いた種が全て芽を出し沢山収穫できるなら
「努力の成果だ!もっと頑張って沢山育てよう!」となるが、
川も干上がるほどの日照り続きで作物が枯れるばかりなら、
「自分の努力不足で育たないんだ!」などと思うだろうか?明らかに天候が最悪なだけだ。
そもそも、天気は普通でも育成難易度の高い種を蒔いている可能性もある。
どうも、バブル世代の人間がバブル時代の考え方(努力主義)を布教したせいで、不景気時代の人間が足を引っ張られているように感じる。
現代はガムシャラに頑張ってどうにかなるほど甘い状況ではない。
マジでちゃんと考えないと生きるか死ぬかの瀬戸際なのである。
言い訳とか、隣の芝は青く見えるとか、責任転嫁とかでは決してなく、
事実として、
自分が枯れるのは環境が自分に合ってないからなんだよ!
そりゃ青い鳥症候群の人も中には結構いるけど、鬱患ってる人間には少なくとも青い鳥とは言えないだろう。
知識より努力よりまず素質
先の種の例を出して考えてみると、非常によく分かるのだが、
種が成長しないならどうするか?という問題である。
どうも人生においてこの点を勘違いしている人が多いように感じる。
問題が天候なら、多くの人はこう考えるはずだ。
「干ばつで種が育たないなら、水を沢山必要としない植物を育てればいい。」
誰も、
「土が柔らかい方が育ちが良いから土をもっと耕そう」
「風に負けない様にもっと良い支柱を立てよう」
「毎日何往復もして遠くの川から水を運ぼう」
「丸1年は工事に掛かるが遠くの川から水を引こう」
などなどとは考えないだろう。
今まで育てていた植物の知識をいくら持っていても無意味だし、
川の水を引く工事は少なくともサツマイモを育てる傍らでやるべきで、早く終わらせたいからと何も育てず工事だけを行う事はしないはずだ。
餓死してしまう。
「素質不足」は負け惜しみじゃない。素質が活きる場所を探せばいい。
私の大嫌いな言葉がある。
置かれた場所で咲きなさい。
これ。
おいおいおい。砂漠のど真ん中でクリスマスローズでも咲かせてから言いましょうや。
たしかに、世の中の生き物たちは環境に合わせて進化してきました。
が、
そんなの、
置かれた場所で咲くまで何世代必要になるんだよw
既に何かしらに特化してるんだったらそれに合わせようよw
ペンギンに「泳がず空飛べ」ってのか?
冒頭で書いた「親ガチャ」も、まぁ確かに何世代にも渡って生き延びて子孫を残せたから今の自分がいるわけで、生存競争には勝ってきてるんですよ。
だから、どんなに悪い引きだったとしても、生存競争という意味では既に勝っている。
けど、別にどのバトルでも勝ち抜ける最強カードではない。
というのも、私自身が親ガチャレアカード(新興宗教信者)を引いた人間なので言えるんだが、
レアカードにより、
悪い大人に鼻が利く
騙しやすい人がなんとなく分かる
大勢の大人がいる状態での立ち回りが分かる
という特性をゲットした。(これだけ書くと私悪い人みたいだな)
しかし、
真っ当な人生レールと普通の青春を失った。
それにより変なコンプレックスも持っているし間違いなく足枷である。
つまり、
手札は最強カードじゃないけど完全に「負け犬」ってわけでもない。
勝てる条件を見つければいいのだ。
そういえば、
私の友人の中には、イジメによる鬱、ネグレクト、ホームレス高校生、酷い環境に生まれて「親ガチャはどう考えてもハズレだよね」って人が何人かいますが、親ガチャを言い訳に人生を負けてはいないと見ていて思います。
それぞれ、自分の生きる場所を必死に探し出して、決してお金持ちではないし苦労はしているけど、それなりの幸せを掴んでなんとか生きています。
「自分は素質がないから」と何もしないのはただの負け犬ですが、
「持ってる素質をなんとか活かそう」と動く事が大事なんじゃないですかね。
不景気においてハズレカードをどう使う?
進路決定や仕事探しにおいてまず言われるのが、
「自分の長所と短所を探せ」だろう。
たしかにそれを探すのは大事だ。
先のサツマイモの話であれば、肥料をやりすぎて窒素過多になると「つるぼけ」という蔓ばかり伸びて肝心のイモが小さくなる生育不良がある。
痩せた土地で活躍するサツマイモだが、意外にも肥料のやりすぎに弱いという弱点があるのだ。沢山育てたいのだから知らなければ肥料は多く使うに決まっている。
自分の特徴を知ることで人生設計を立てやすくなる。
なぜ自分のポジティブな長所を見つけようとするのか?
ところで、
サツマイモの「干ばつに強い」は悪い状況で発揮する特性だ。
食うに困ってる状況で「大学芋にすると美味い」だとか「βーカロテンが含まれており抗酸化作用がある」だとかは誰も気にしていない。
そりゃあ、お金に余裕があり食うに困らないなら美容を気にしてサツマイモ食べるかもしれないけど、飢饉においてはそうじゃない。
とにかく干ばつに強くて確実に食えるのが大事なのだ。
では人間が仕事を見つける際に考える事とはなんだろうか?
〇〇が好きだから とか
〇〇が得意だから とか
そうじゃないんだよ!
例えば、
夜勤をしても体調を崩さない。
一般的に人間は日光を浴びないと体内でビタミンDが生成されず鬱になりやすいと言われている。
普段から暗い部屋で生活していてほとんど太陽の光を浴びないにも関わらず元気に過ごしている人は夜勤で働くべき人種と言える。
人からの圧力に鈍感である。
嫌味を言われても気付いていないor気にしていない人がたまに存在する。
プライドの高い人種の多い仕事についても病まない可能性が高い。
例えば銀行や薬剤師、看護師など人間関係が悪くなりがちな仕事に向いている。
身だしなみを気にしないで済む。
プログラマーや広告代理店といった仕事は多忙で風呂さえ入れない場合があるが、常に体を清潔に保ち月に一度は美容院に行きたいようなタイプの人間には絶対に続けられないだろう。そこにストレスを感じていたら仕事どころではない。
自分の「どちらかと言うと悪い素質、良さとは言えないような素質」が意外な人生設計の鍵なのである。
不景気な社会において必要なのは、悪い状況でもなんとか生きられる特性なのだ!
ちなみにだが、カム子の悪い状況で役立つ素質は
「思い立ったが吉日で興味の方向に突っ走ってしまう」
「ずっと家に引きこもれる」
という特性である。
ちなみにコレが原因で職場に大迷惑をかけたこともある。そのエピソードについては身バレが怖くて話せませんが・・・ホントその節は申し訳ありません。
さて、この特性を生かして(?)チャットレディーという仕事でまぁ食っていくだけのお金は稼いでいる。
ではなぜ「悪い状況で役立つ」のかというと、「新しさ」が水商売の肝だからである。変化のないパフォーマンスはすぐに飽きられてしまう。ファン獲得に伸び悩んだ時の打開策、それは常に最新の自分であることなのだ。
さらにチャットレディーは基本的に在宅の仕事だ。家にいてストレスがたまらないのは好都合である。
そしてこの仕事選びと属性が思わぬところで効果を発揮する。
そう、新型コロナウイルスの流行である。
まさか、「引きこもり」という属性がこんなにも役立つとは誰も予想だにしていなかっただろう。おかげで今のところ罹患せずに済んでいる。
逆に、「安定して稼ぎたい。毎日同じことをして同じように過ごしたい。外で色んな人に会いたい。」という人にはチャットレディーにはあまり向いていない。
不景気で肝心なのは下流意識だ!出来んもんは出来ん!
さて、ここまでの話をかいつまんでまとめると、
・自分が咲かないのは環境に合わないからで、合う環境を探せ
・自分に合う環境を探す方法は、悪い状態でも生きれる特性に気付くこと
って話だが、私はもう一つ不景気で大事な事があると考えている。
いくら自分に合った特性を生かしたって、
全員が金持ちにはなれないのだから少しの底上げをしろって事。
「お金持ち」は相対評価
「お金持ち」というのは1つの相対評価だ。
世の構造としてその席は数が決まっている。
〇円持っていれば金持ち、という絶対評価ではなく
人口の上位〇%が金持ち、という相対評価。
皆が金持ちになったらどうなりますか?
すでにお金を持っている人が更にお金持ちになるだけですね。
たとえば今の日本人の識字率は99%ですが、
昔は頭の良い人しか文字は読めませんでした。
じゃあ、現代において字が読める人を「頭がいい」と思いますか?
「お金持ち」「頭がいい」というのは相対評価であって、
全体のレベルが上がれば、より高いレベルをそのように評価するだけなのだ。
説明するまでもなく当たり前の話ですね。
しかし何故か、世の中には
「誰でも100万円以上稼げます」だとか
「誰でも年収1億円になれます」だとか
そういう情報が溢れている。
皆が年収1億円になった世界で、
本当にその1億円にはアナタが今思うような価値があるだろうか?
普通に考えれば、
平均所得が1億円になって牛乳が1万円で売られてるだけ。
あり得ない?
明治時代は教職員の給料が8円ほどだったのだから、
全然あり得る話なのだ。
「金持ち」になれるかどうかは、ほとんど遺伝ガチャ
これも決まりきった話。
近年では社会的に成功しやすいDNAも発見されている。
自分は金持ちだけど親はそうじゃないって人もたまにいるが、
別に「遺伝」は両親に限らず、先祖に成功者がいればその遺伝子を継いでいる可能性はありますし(隔世遺伝)、家計を支えている人が持っているとは限らない。
例えば、
(お金持ちになりやすい特質を持ったDNAを、仮に遺伝子¥とする)
働いている父親は遺伝子¥を持っておらず、遺伝子¥を持っている母親が専業主婦をしていれば家自体はお金持ちじゃないけど、子供は遺伝子¥を持っているというパターンがあり得るのだ。
「金持ちになりたい」なんて夢は一旦捨てて下流意識を持て
遺伝子を持っているかどうかなんて自分じゃ分からんし、もし持っていたとしたら今こんな記事なんてまず書いてないだろうし、読者もこんな記事読んでるはずない。
まずは夢を捨てて、現実的な目標を持つことがストレスなく生きていく術だろう。
「自分は普通の人間なんだ」という自覚を持てば、
「普通の人」としての特性に目を向けらる。
ここで間違っちゃいけないのが、
「自分は普通なんだから努力しないでいい」と考えてはダメ。
今私たちが暖かく快適な部屋で生活できているのは
「人類の半分以上の普通の人たちの努力の結晶」だから。
スマホを開発したのは天才だけど、
スマホのパーツを実際に作っているのは普通の人。
電球を開発したのは天才だけど、
各家庭の電球を実際につくっているのは普通の人。
この人たちがいなければそれらは流通していないのだ。
自分は金持ちではないけど、
普通の人には普通の人のやり方がある。
出来ないものは出来ないのだから、
成功者の成功方法なんか見てもしかたないのだ。
電球を開発した奴がいれば、
自分も何か開発する・・・のではなく、
電球を量産しに行く。
そういう下流意識を持つことが大事。
成功者の成功方法は真似するな
成功者は「努力しろ」と言うが、
普通の人は努力なんて大して出来ん。
「努力」に精神力を消耗するので疲れやすくなる。
普通の人がやるべきことは「努力を阻害するものを排除する事」。
またある成功者は「リスクをとれ!投資しろ!」と言う、
普通の人は利益ではなく損失だけが残る。
普通の人がやるべきことは「可能な限りリスク・消費を回避する事」。
はたまた「エステやホワイトニングをし高級品を身に付けろ」という人もいる。
借金が増えるだけだ。
普通の人がやるべきことは「定期健診と清潔な物」だけ。
普通の人はガチャでノーマル引いちゃったんだから、
ノーマルカードを武器にして戦うしかない。
〇ガチャ外れた!は決して負け惜しみなんかじゃないのだ。
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