オクムくん

奥武蔵愛が溢れ出るへなちょこTrailRunnerであり、鬼畜Hiker(休業中)。 …

オクムくん

奥武蔵愛が溢れ出るへなちょこTrailRunnerであり、鬼畜Hiker(休業中)。 称号:『第1,2回 子の権現24覇者』『奥武蔵ロングトレイル完走』 執筆中:『奥武蔵について語るときに僕の語ること』 ヘッドライト 5回点滅 オ・ク・ム・サ・シのサイン♪

最近の記事

続・奥武蔵について語るときに僕が語るとき(12月-おごせときがわをめぐる冒険編)

レースが始まる20分前。僕はスタートゲートが見える食堂にいた。 目の前には大好きな「武蔵野うどん」を中心とした美味しそうな品々。 スタートゴールの起点であり、僕の目的地であったニューサンピア越生を予約した際に『朝食あり』のプランを選択してしまったため、ありがたいことに、レース直前においしい朝食をいただくことになったのだ。 やれやれ、慌しく食事をするのは苦手なんだけどな と、ぼやきながら朝食を搔っ込んでいる僕の周りにも小さめのザックを背負ったまま、これまた慌しく朝食を搔っ

    • 続・奥武蔵について語るときに僕が語るとき(11月-ショートレースで秩父界隈をめぐる冒険編)

      秋真っただ中の11月中旬。 所沢駅から特急ラビューに乗って西武秩父に向かう。 ラビューに揺られて、のんびりと紅葉を眺めていると、これからレースを走ろうという気持ちは萎え、のんびりと紅葉の写真でも撮影しながら秩父散歩をしたい気持ちになってしまう。 やれやれ、ランナーにとって走らなくていい理由なんてものはそこら中に落ちているものですね。 西武秩父駅に到着するとそれらしき人たちがぞろぞろとラビューから降りてくる。それらしき人にレース前から引っ張ってもらい、駅からレースの起点と

      • 続・奥武蔵について語るときに僕が語るとき(10月-毛呂山の峠をめぐる冒険編)

        文句のつけようがない晴れた気持ちのいい朝。 僕は武州長瀬の駅に降り立った。この駅に来るのは4年ぶりだ。 僕はこの日、4年ぶりに仰天マラソンを走る。 4年前もこの日と同様に気持ちのいい晴れた日だったことをふと思いだす。 自分なりに、「いいレース」をするためには、多少の、いや、入念なイメージトレーニングが必要となることから、会場までの送迎バスの中で、改めてコースを思い出しながらレースのイメージを固める作業を行う。 4年前から、若干のコース変更があったものの概ね過去と同じコー

        • 続・奥武蔵について語るときに僕が語ること【9月:ときがわ10座をめぐる冒険編】

          レース開始から4時間弱が経過した。練習で山を4時間走るとそれなりに長く感じるが、レースでは思いのほかあっという間だ。 鬼門となると思われていた、飯盛峠のエイドを無事通過してこれからグリーンライン沿いの山々を登ったり下ったりしながら県民の森を目指す。 事前に行った試走から、グリーンラインは標高が高く風が抜けやすいことに加えて大きな登りや下りがないことから飯盛峠までの低山区間で多少暑さにやられてしまったとしても、ここで回復できるのではないかと見込んでいた。しかし、この日の最高

        続・奥武蔵について語るときに僕が語るとき(12月-おごせときがわをめぐる冒険編)

        • 続・奥武蔵について語るときに僕が語るとき(11月-ショートレースで秩父界隈をめぐる冒険編)

        • 続・奥武蔵について語るときに僕が語るとき(10月-毛呂山の峠をめぐる冒険編)

        • 続・奥武蔵について語るときに僕が語ること【9月:ときがわ10座をめぐる冒険編】

          続・奥武蔵を走るときに僕が語ること【走った距離は裏切らない】

          レースまで残り1ヶ月となった8月。信頼できる友人(彼はなんと倶楽部のキャプテン)に練習メニューを組んでもらい久々にランニングウォッチを腕につけ、計画的にレースに向けて歩みを進めることになった。 まぁ今更ながら感は否めないのだけれども。 練習メニューがあるということは非常にありがたくそのメニューに自分なりのスパイスを加えたメニューを淡々と行った(つもりである)。 ときどき、【お楽しみ山行】なんてメニューもあり、まったく、相変わらず僕の心をくすぐるやつだなぁなんて関心ながら

          続・奥武蔵を走るときに僕が語ること【走った距離は裏切らない】

          続・奥武蔵を走る時に僕が語ること(好きなのはギリギリな感じ)

          今年の3月、久々に地元で開催されるハーフマラソンを走った。自分がちゃんと走り始めるキッカケとなった大会である。 初めて参加したのは7年前。目標タイムはなんとなく区切りのいい2時間と設定。5分40秒/kmで走る辛さを実感しつつ、年明けから3ヶ月かけて準備を行い、結果は1時間59分。 序盤は焦らず、後半上げて、目標タイムをギリギリクリア。ちなみに体力も足もギリギリ。まさに、「ギリギリの感じなんだよ好きなのは」。 初レースにして、過去のレースでBEST3に入るくらいの会心の出

          続・奥武蔵を走る時に僕が語ること(好きなのはギリギリな感じ)

          続・奥武蔵を走る時に僕が語ること

          真のトレイルランナーは別れた女と過去のレースの話はしない。と、僕の崇拝するコーチが過去に言ってたとか言ってなかったとか。 久々に奥武蔵の話をしようと思う。 正確に言うと、約2年ぶりに走り始めた僕が再び奥武蔵を走るときの話だ。 ボストンのダンキン・ドーナッツでもノースショアのシュリンプでも、ましてや、秩父の高砂ホルモンでもない、僕が「走る」ことについての話だ。 改めて、走り始めてみて気づいたことは、自分にとって「走る時間」が必要だったんだなってことだった。 その理由を

          続・奥武蔵を走る時に僕が語ること

          奥武蔵について語るときに僕の語ること

          奥武蔵について語るときに僕の語ること 関八州見晴台について 山を降りてロードに出ると強い日差しとともに初夏の暑さが体にまとわりつく。気温が完走率に直結する「このレース」の日に限って、毎年のようにレース当日はこんなに暑くなるのだろうか? 確か24時間前も同じようなことを考えていたのだが、レース終盤を迎えた今のほうが気楽に考えられる。 これから大きな登りが待っている。高山不動尊のエイドを挟み関八州見晴台までの600mUP。ここを超えてしまえばゴールまで下り基調になる。関八

          奥武蔵について語るときに僕の語ること

          奥武蔵について語るときに僕と彼女が語ること

          高麗周辺にあるとあるカフェについて 「ここは、少し騒がしいわ、私たち、いや、少なくとも私にとっては」 コーヒーをすすりながら、ほっぺたを膨らませながら彼女はつぶやいた。 ほっぺたを膨らますのは不機嫌な時によく見せるしぐさだ。 「人によっていいのかもね、この雑音や無秩序に作られたが景色がね。でも、私には受け入れることはできないわ、だってほら、このお店のコーヒーはこんなに甘くておいしいのに、こんな雑踏の中ではこのコーヒーの甘さを味わいきれないわ」 昨晩寝た女性のことをぼん

          奥武蔵について語るときに僕と彼女が語ること

          奥武蔵について語るときに僕の語ること

          武甲山について 気持ちのいい冬空が広がった年の瀬、横瀬駅から武甲山の登山口である生川一の鳥居までの道を友人のSと歩いていた。 2日前に結婚式を終えた僕は、2次会の幹事を務めてくれた彼へのお礼でお互い登山を始めたこともあり、武甲山の山頂で豚汁をごちそうすることになっていた。 (失礼な話ではあるが)結婚式はそれほど楽しいとは思えなかった。ただ、妻や両親の嬉しそうな顔を見ているとやって良かったと思えたし、特に両親の喜んだともホッとしたとも思える顔を見たときは、初めてちゃんとし

          奥武蔵について語るときに僕の語ること

          奥武蔵について語るときに僕の語ること

          天覧山について 飯能中央公園から東峠までは大体80分(と少し)かかった。80分(と少し)走った感触は良くも悪くもといったところだ。 ちなみに大体のトレイルランナーは「山を走る」という表現をするが、たいていのレベルのランナーは半分以上は歩いている、言わずもがな僕もその一人だ。 東峠からトレイルに入る瞬間に、僕の中で『真の飯能アルプス』が始まる感じがし、少し体が強張る。東峠以前と以降の飯能アルプスを人生に例えるのであれば、以前は学生時代であり、以降は社会の荒波に揉まれる時間

          奥武蔵について語るときに僕の語ること

          黒尾根Downhill【セグメント】

          物見山から北向き地蔵方面に少し進んだ「小瀬名分岐」付近から高麗駅(高麗橋)の方に一気に下るコース。 基本走りやすい緩い下りではあるが、木の根っこが嫌らしかったり、片側が切り立っている個所があったりと、飛ばせるんだけど、飛ばし過ぎると危ないダウンヒル。 序盤は左側が切り立ってたり、ちょいちょい嫌らしい箇所に根っこがあったりで、かっ飛ばすと怖いかも(僕は転んだあとのことを考えて少しブレーキをかけてしまいがち)、恐怖心を取っ払って飛ばさないとセグメントリーダーへの道はないと思う

          黒尾根Downhill【セグメント】

          Okumusashi Three Peaks【セグメント】

          Okumusashi Three Peaks 日和田山の登山口から日和田山→物見山→スカリ山の3つのピークを踏み、顔振峠手前の諏訪神社までのセグメント。世界チャンプが挑戦しているので奥武蔵で最も有名なセグメント(だと思われる)。 https://www.youtube.com/watch?v=D9VpvZgBxV0 ・距離:8キロくらい ・累積:D±700mくらい ・難易度:☆☆☆ ・特徴:北向き地蔵以降がテクニカル スタートすると日和田山へ一気に登る。なめちゃいけな

          Okumusashi Three Peaks【セグメント】