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「ニンテンドー3DS戦記」

これは数年前の出来事です。

小学2年生になる長男が
「クリスマスプレゼントにニンテンドー3DS(以下3DS)を買って欲しい」と言ってきました。

「〇〇くんも持っている、〇〇くんも持っている。持っていないのは自分だけ」

「3DSがないと友達との会話に入れない…」

よく聞く話です。
いよいよこういう年頃になってきたのです。

早速私と妻は家族会議を開きました。

私はとてもゲームが大好きです。小学生の頃はファミコンを持っていました。『ゼビウス』に始まり、『バンゲリングベイ』や『ドラゴンクエスト』、『ファイナルファンタジー』といった有名なゲームは全てやり込んでいました。小学6年生頃、中学受験の直前に『信長の野望』を買ってほしいと泣き喚いたこともあります。大学生に入ってからは「ウルティマオンライン」「エイジ・オブ・エンパイア2」にハマり留年を覚悟したこともあります。近年では「マインクラフト」「ウィッチャー3」など、もうゲームオタクでいいんじゃないかと思います。


しかし私はその時、長男に3DSを買いたくないと思っていました。それは「携帯ゲーム機はどこでもゲームができるので目が届かなくなる。ゲーム機はリビングのテレビでやって欲しい」という理由と、「3DSはゲーム機としては性能が悪すぎる。プレイステーション4のような美しい画面で、もっと手のこんだゲームをして欲しい」という2つの理由からでした。

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