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南インド旅 インド人と一緒に宿探し【旅行記】

2年前の南インド一人旅。

タミル・ナドゥ州のマドゥライに着いたけれど今日の宿がまだ決まっておらず、駅で出会った優しいお兄さんが、宿探し手伝うよ。と言ってくれた。

こちら女一人旅。これ、あぶないパターン?あぶなくないパターン?

と、考えている私をよそに、お兄さんは、ホテルが多いのはこっちだよ、とずんずん歩いて行く。

お兄さんは30歳前後くらい、若いブルース・ウィリスにヒゲが生えてるインド人って感じなので、ブルースと呼ぶ。

駅からすぐの道にホテルが何軒も並んでおり、1軒目のホテルに入ると、フロントのおじさんに空いている部屋はあるか?と聞いてくれるブルース。2人?と聞くおじさんに、私はワン!と即答した。

部屋を見せてもらうと、ベッドにトイレ、シャワー、テレビ、天井扇風機付き、古いけど清潔さはまあまあ。私、知らないインド人とホテルの部屋をチェックしてるんだなあ、と気付く。寡黙なブルース。

フロントに戻って料金を聞くと、1泊1100ルピー。私の予算は1000ルピー(約1400円)。どう?と聞くブルースに、他も見たいな、と伝えると、OKと。


嫌な顔せずホテル探しに付き合ってくれて、ホテルの人とやりとりもしてくれる。あれ、ブルース、やっぱりただの良い人かも。ブルース・ウィリスだし。でも最後まで油断はできぬ、何か狙いがあるやも…と考えていると、別のホテル到着。こちらの部屋もトイレ、シャワー、テレビ、天井扇風機付き。シングルが空いていなくてダブルベッド。さっきの部屋より明るくて良い。ブルースも、ふんふんと室内を見てまわる。この部屋は900ルピー。ホットシャワー??と確認し(夏でもこれ大事)、ここに決定!

インドのホテルは、24時間制のところが多いと思う。チェックインした時間から24時間後までが、1泊の料金。15時チェックイン、10時チェックアウトが多い日本と比べると、こっちの方がいい!宿代も圧倒的に安いし。

宿泊の手続きを終えると、部屋に荷物置いてきなよ、美味しいお店教えるよ、とブルース。どこかに連れて行かれる!?と不安がよぎるけど、美味しいお店を知りたい欲には勝てず、速攻荷物を置き、鍵(南京錠)をかけたバックパックにパスポートを入れ(気休め)、身軽になって部屋を出た。

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