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「何のために働いていますか?」


そんな問いに、あなたなら何と答えるでしょうか。


社会人、特に10年以上働いていて家族がいらっしゃる方だと切実な事情があるはずです。

だからこう答えるでしょう。

「お金のため」


実はこれ・・・大正解でした。

大手転職サイトのエン・ジャパンで行っているアンケートで、「働く理由」を調査した結果があります。

エン・ジャパン株式会社 第160回アンケート集計結果「「働く理由」について」
アンケート実施期間 : 2019年4月1日 ~ 2019年4月25日有効回答数 : 2,063名

ミドル層の働く理由の第1位は「収入を得るため」で95%、第2位は「自分の能力・人間性を高めるため」で52%、第3位は「仕事を通じて社会に貢献するため」で47%でした。「仕事を通じて社会に貢献するため」については、年代が上がるごとに回答率が上がる傾向が見られました。

実に全体の95%が「収入を得るため」と回答しているんですね。

よーーーーーくわかります。

ただ「お金のために働く」というのは、夢がないというか現実的過ぎるというか・・・何となく若い世代には申し訳ない感じが(笑)

でもそれが現実・・・なんですよね。


ちなみに2位以下は、自分の能力や人間性を高めることや社会貢献など、人にフォーカスした理由が多いことはうれしく感じます。

やっぱり働くのは人。だから自分も含めた人のために働くというのは、自然なことだと思います。




ところで「お金のために働く」として、そのお金はいったい何に使っているのでしょう?

総務省統計局の家計調査にそのヒントがありました。

総務省統計局 家計調査年報(家計収支編)2021年(令和3年)家計の概要
家計収支の概況(二人以上の世帯) より引用

上位から見ていくと、
1位:食費(25.4%)
2位:その他の消費支出(18.5%)
3位:交通・通信費(16.0%)
4位:教養娯楽(8.9%)
5位:光熱・水道(6.9%)
6位:住居(6.4%)

7位:教育(6.2%)
8位:保健医療(4.2%)
9位:家具・家事用品(4.1%)
10位:被服および履物(3.4%)
となっています。

これを『衣食住』で抜き出してみると、
食費(25.4%)+光熱・水道(6.9%)+住居(6.4%)+保健医療(4.2%)+家具・家事用品(4.1%)+被服および履物(3.4%)= 50.4%
と、半分以上が生きていくために必要なものに支出されていることがわかります。

つまり、「お金のために働く=生きていくために働く」という要素が強いということです。

さらに交通・通信費(16.0%)も通勤や携帯電話・インターネットの費用と考えると、これもまた現代社会で生きていくために欠かせない費用といえそうです。


そんな中で、教養娯楽(8.9%)や教育(6.2%)など、「収入のため」としている理由の中にも、能力向上や次世代育成などの要素が含まれているんですよね。「人のため」がここにもあることをうれしく感じました。




お金は大切です。
稼がなければ生きていけません。
それは紛れもない事実です。

でも、そのお金を何に使うのかというところは、きっと一人ひとり違ってくるのではと思います。


お金よりも大切なものがある
その大切なものを守るためにお金が必要になる
だからお金を得るために働く


そんなストーリーがあるように思えます。


わたしにとってお金よりも大切なものは、やはり『人』ですね。
ご縁があってつながったみなさんがわたしの宝物です。
そのご恩に報いるために、お金を使うことはうれしいことです。

もちろんこの『人』の中には自分自身も含まれています。
わたしが生き生きとしていることで、幸せを与えられるはず。
だからまずはわたしが幸せであることが大事。
そのためにお金を使うことも大事なんだなと感じています。

あなたにとって、お金よりも大切なものってなんですか?

ぜひこの機会に考えてみてください!




明日も佳き日でありますように

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