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限界には上限と下限がある 〜サーモスタット機能で考察する〜

鬼滅の刃を観ていてね……

下弦の鬼から上弦の鬼へとより強い敵を、仲間とともに倒し続ける炭治郎たちにグッと来るものがありまして……いまTVシリーズを見返しております♪

同じ発音でも「上弦と下弦」はお月さまの満ち欠けのこと、それに対して「上限と下限」は物事の限界値のことですので、全く意味は異なります。

今日はその「上限と下限」について考えてみます。




「もう限界だよ……」と思うとき、それは自分の能力に対して目の前の課題が大き過ぎるからだと考えられます。

これは【能力 < 課題】というケースです。

この場合、課題が自分の上限を超えている、つまり限界までがんばったとしても乗り越えられそうにもないと感じているわけです。

このとき、自分を責めるタイプの方だと、「情けないが自分の能力はここまで」「これ以上は成長したり、進化したりすることは無理だ」と考えてしまいそうですね。

また、他人のせいにするタイプの方だと、「こんな課題を与えたアイツが悪い」「ここまで助けもしないで放って置く周囲がいけない」と考えてしまうかもしれません。

さらに、回避・逃避するタイプの方だと、「もしかしたら時間が解決してくれるかも」「きっと最後にはなんとかなるんじゃないかな」と考えてる可能性があります。

ですが、状況が好転しないと、次の手に打って出なければならなくなります。

考えられるのは、自分が能力を高めて解決するか、周囲の助けを借りて全体の能力で解決するか、はたまた課題を分割して誰かと分担して解決できる課題にまでハードルを下げるか、という方法です。

こうすればいずれにしても【能力 = 課題】と釣り合いの取れた状態まで持っていくことができます。


つまり、上限の課題に対しては能力と課題のバランスが取れる取れるまで、「能力を上げるか、課題を下げるか」という対処が考えられます。




次に、【能力 > 課題】というケースを考えます。

こちらは役不足、つまり簡単過ぎる課題ということです。例えば大人に対して、ただの書き取りの課題を出したところで、何か新たな力になるわけでもやる気が湧いてくるわけでもなく、淡々と作業をするだけとなってしまいそうですよね。

すでに聞いたことのある話を延々されるとか、ほんの数分で終わりそうな仕事を丸一日かけてやるとか……あまりに手持ち無沙汰でおそらく飽きてしまうと思うんです。

この状況に対して、自責タイプだと「こんな簡単な課題しか割り振られないダメなわたし」、他責タイプだと「上司がわたしを舐めている」、回避逃避タイプだと「楽ができるからこのままでいい」なんて考えるのではないでしょうか?


では、好転しないならどうするでしょう?

早く終えて次の課題をもらったり、様々な方法を試して課題解決法をいくつも見つけたり、より丁寧により高い品質を求めたりと、課題のレベルを引き上げて自分の能力を活かせるように工夫すると思います。つまらない仕事を面白くする工夫です。

こうして、下限の課題に対して【能力 = 課題】となるまで、「課題を引き上げようとする」はずです。もちろん、手を抜いて「能力を下げる」という方法もなくはないですが……




この働きって、お風呂の湯沸かしに搭載されている“サーモスタット”機能に似ていると思いませんか?

熱くなりすぎたら湯沸かしを止める、冷め過ぎたら再び沸かす、という感じで常に一定の範囲内で温度を保とうとする機能です。

能力と課題に置き換えると、難しすぎたら課題を分割して難易度を下げて、簡単すぎたら課題のレベルを上げて、能力をきちんと発揮できる状態を保とうとするわけです。

この機能の根底には、『自分の力を発揮して貢献したい、という自己実現の欲求がある』とわたしは考えています。
自分がありたい姿とかけ離れた姿を見て(気づいて)しまったため、こんなはずでは…と悔しい思いを抱きます。
そこでどうにかして、自分らしさを保とうと工夫するわけです。時には人の力を借りたり、時には質を追い求めたりして、自分の能力が十分に発揮できた(=自分らしくあれた)と自覚できるまでもがくことが“サーモスタット”と置くことができる……と思うんですよね。




はてさて、わたしなりの解釈でまとめてみました。

限界には上限と下限があり、その範囲内で力を発揮できるように調整する“サーモスタット”機能を持っているのが、ありたい自分の力でなのではないか、と考えてみましたがいかがでしょうか?

また新たな考え方が思い浮かんだら、この続きを書いてみますね。

個人的には……書きたいことが書けて大満足です(笑)




#明日も佳き日でありますように
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