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今日は「人生すごろく金の糸 と おとなのえほんじかん」というオンラインイベントに参加していました。

先生であり仲間でありお世話になっている「一般財団法人キャリアカウンセリング・センター」の宮村さん、原さんの主催するイベントでした。
じっくり3時間半をかけて自分と向き合う、素敵な時間を過ごすことができました。お二方、そしてご一緒してくださったみなさん、ありがとうございました。

さて、そこで感じたことをいくつか書き記しておきます。


1.自分を大切にしよう


始まる前の今日の約束事としていくつかのルールが共有されました。いずれも「自分を大切にしよう」という言葉が含まれていたように感じました。

過去の自分を語るうえで、嫌な経験や辛い気持ちを思い出すこともあります。触れたくない記憶もあります。

そんな自分の思いに正直になりながらも、「いまのわたしがその当時の自分に対してどう関わるか」という視点で捉えると、自然と嫌だった自分すらも愛しく思えてくるんです。

「あのときはこのことで悩んでたんだね」
「周りに言えなくてつらかったね」
「自分のことを嫌っていたけど、本当はわかってほしかったんだよね」

そんな言葉をかけてあげたくなる・・・という感覚に浸りました。

自分でも忘れていた過去を、偶然にも思い出すことができたのは、実はわたしを大切に思って関わってくれたグループの仲間のおかげです。

みんなからも「自分(わたし)を大切にしよう」という思いが感じられて、心がとても温かくなりました。


2.いいところがいっぱいある


今日の読み聞かせで取り上げてくださった一冊です。
自分の「ええところ」を見つけるまでの女の子のお話しです。

聴きながら、わたしの心の中にも「自分のいいところってどこだろう?」という思いが渦巻いていました。
「いいところなんてないじゃん・・・」と反省ばかりがよぎり、いざ言葉にできない自分が顔を出します。

一方で、グループの仲間たちのいいところはたくさん見えてきました。小~中学校の思い出をほんの少し語っただけなのに、合わせてもたった30分くらいしか仲間の話を聴けなかったのに、それでもいいところが次々と見えてきます。
それを自分の言葉できちんと伝えることができるのが、今日の学びの「ええところ」でした。

もちろん、わたしもいいところをたくさん投げかけてもらって・・・特にうれしかったのは「わたしのあり方」そのものをほめてくれる言葉でした。
準備不足もあって本当に自然体で臨んだ今日。そのわたしを受け入れてくれたことが、何よりもうれしかったですね。


3.自分らしさのヒントを見つける


今日行ったのは、人生すごろく「金の糸」という自己探索ツール。
すごろくのようにマス目に書かれた小学校時代から学生卒業までの経験を、お互いに語り、聴き、思ったことや感じたことを伝え合うワークが体験できます。(「金の糸」については以下の記事も参照ください)


この「金の糸」とは、自分らしさを表すキーワードのこと。
自らの経験を一本の糸で紡ぐとしたら、どんな言葉がぴったりと合うのかを探求することで、自分らしさを考えるきっかけとするわけです。

わたしは、ここで出会った金の糸は「自分らしさのヒント」につながると捉えています。「金の糸=自分・自己概念」ではなく、自分を表す一面であり一部であり1つのヒントだと思うんですね。

というのも、今日であったわたしの金の糸は『背くらべ』と『わがまま は ありのまま』というもの。

『背くらべ』は、誰かと比べることで自分の弱さや情けなさ、あきらめの早さを感じてばかりだった小中の思い出も、いまふりかえると「自分と他者との違い」でしかなかったということを表しています。
背を比べて高いからよい/低いから悪いと捉えるのではなく、〇〇さんと比べて高い/低いという状況を知ることができ、それが自分を知るきっかけになっていたということに気づいたからです。

『わがまま は ありのまま』は、小学校の頃からわがままをいって好き勝手にやってきた自分をどこかで嫌っていたわたしがいたのですが、今回初めて「自分らしくありたかったから辞めたんだ」と気づいたことで思いつきました。
ありのままの自分でいることを、いまのわたしは大切にしています。でもこれまではどこかで無理をしてごまかして生きてきた自分がいたように感じていました。
でも、実は小学生のころから「わがまま」だったわけで、それはよい意味で「ありたい自分」を主張するためだったと捉え直しました。
その瞬間に、いままでの人生がずーっと「ありたい自分」との葛藤の連続だったことに気づき、「わがままを言うこともまたよし」と本音では考えいたわたしと向き合うことができました。



今日は素敵な学びの時間を与えていただきありがとうございました。

一般財団法人キャリアカウンセリング・センターでは、また新しい企画も発信していくとのことです。

よろしかったらこちらのページをチェックしてみてくださいね。




明日も佳き日でありますように

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