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他人にやってほしいことがあり、頼んだあとにその確認をする場面だとしてください。
あなたはどんな言葉をかけますか?

お客さま相手だったら、
「◯◯はなさいましたか?」
「◯◯はお済みでしょうか?」
と丁寧な言葉で伝えるでしょう。

でも職場の同僚や部下だったら、
「◯◯はやってくれた?」
「◯◯はもう終わってる?」
と砕けた言い方になりますよね。

さらにパートナーや子どもだったら、
「◯◯やったの?!」
「◯◯終わってるの?!」
とややキツめの口調になりがちですよね(笑)


いずれも同じことを確認しているだけなのに、口調によってずいぶん雰囲気が変わります。

親しい人ほど「強く言っても許される」というバイアスがかかっている……のかもしれません。


もちろん「やらせる」「やらせなければならない」という状況だったら、強く言うこともあるでしょう。

しかし、その言葉を受け取る側は、どうでしょうか?

気持ちよくやる気になるのか、終えてなくて申し訳ないという気持ちになるのか、はたまたイヤイヤやらされているという気持ちになるのか……

目的が相手の行動変容、つまり相手に動いてもらうことならば、もっとも効果の高い声の掛け方ってどんなものになるでしょうね。


わたしの場合(イライラがピークに達していない状態であれば)、こんな言い方をよく使います。
「ごめん確認忘れてて・・・◯◯ってやってもらったんだっけ?」
「いま思い出したんだけど、◯◯って終わったって言ってたっけ?」

そして相手に対してこのような言葉で返します。
「ありがとう、確認できて安心したよ」
「助かった、じゃあこれからやれば間に合うんもんね」

ポイントは2つです。
1.わたしが確認を忘れていたことに対しての謝罪から入る
2.目的は確認であり、相手を責めるようなそぶりは見せない

あくまで確認であり、やっていないことや終わっていないことを責める口調にしません。
責められていると感じると、相手は防衛に入ります。言い訳も増えますし、気持ちよく動いてもらえない可能性も出てきます。

だから、あえてこちらが悪いという姿勢から入り、相手にお願いしている、してもらっているというニュアンスで伝えます。

実際にこの時点で相手がやっていてもいなくてもOKで、確認が取れて安心したという気持ちをきちんと感謝の言葉にして表します。


で、遅れている場合はここからどうやってやれば間に合うのかを一緒に考えるというスタンスです。このときも丸投げするのではなく、“一緒にやる”という姿勢を前面に出します。

わたしが確認を忘れて申し訳ない気持ちで一緒にやろうとするからには、相手も自分の責任を果たさないわけにはいきません。ほとんど場合、一緒にがんばってくれます。

いくら褒められたり、報酬が得られたりしても、やっぱり一人ぼっちで何かをやらされることに不安やさみしさを感じる人は多いはず。だから、一緒にやろうと言われることで、安心や心強さを感じてもらえるはず。そう信じて関わり続けています。


お年頃になったためか記憶が薄れることも増えたので、意外と忘れたふりではなく本気で忘れているケースも多くなりました(笑)

でも、何度かこういう関わりをしていると、相手の方から確認してくれたり、自ら動いてくれるようになります。

上司や先輩は多少頼りないくらいがちょうどよいのかもしれませんね。


気持ちよく動いてもらうための方法として、「忘れたので確認させて」という声の掛け方、わたしはとても気に入っているのですがいかがでしょうか?




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